ラクリーメロッセも無事に全日程終了し、
中西浩が次に控える舞台は2月の『中ノ嶋ライト』!
作・演出はB-Let’sの滝本祥生(たきもとさちお)さん。
こないだの『ラクリーメ・ロッセの読書会』の脚本を担当してくれた方。
名前の読み方は「さちお」だけど、女性です!
女性脚本家です!
女流作家です!(° ꈊ °)
あ、女流って書くとなんだか物々しいね。
なんだろう、じょりゅうって。
女性作家じゃダメなんだろうか(;´д`)
そもそも「女流」って単語は、「基本的に男性が担当していることが多い職を、女性が担当すること」を言うらしく、
使い方によっては女性差別みたいなニュアンスも生まれてしまうんだとか。
うん、日本語ってややこしい。
まぁ、それはともかくとして、
この「中ノ嶋ライト」、実は2011年に一度上演された作品の再演。
東日本大震災直後、作家の滝本さんは、
起きてしまった事象の大きさに何かしたいけど何もできない葛藤を抱えていて、
そのときにちょうどニュース記事で白熱電球が製造中止になるというのを目にして、
こんなに馴染みのあったものが時代の波に飲み込まれて消えてしまうんだという衝撃が
震災に対しての自分の想いが重なって、この作品を書き上げたんだそうです。
そしてあれから5年経ったいま、
震災も白熱電球も過去のひとつになり、時代がどんどん変わっていく中で、
変わりたくても変われなかったあの頃の自分と向き合いたくてと思い立って、
今回の再演に至ったそうで。
先日のラクリーメロッセの縁で滝本さんから今回声をかけていただきました。
作品の一部としてしっかり役目を果たして期待に応えていきたいと思います!
ちなみに脚本のあらすじはこんな感じ!
アメリカの発明家トーマス・エジソンによって研究・改良された白熱電球が日本で点灯されたのは1878年。
以降、人びとを照らし続けてきた。
しかし、2008年3月。地球と人にやさしい環境を徹底して守ろうという世論に応える為、
新しく設定された「エコ法」の元、LED電球の普及が国民に義務付けられる。
これにより、120年間日本を灯し続けた白熱電球の製造中止が決定された。
そんな中、最後まで白熱電球を製造し続けた小さな電球工場があった。
日本で最初に設立され、現在は子孫である中嶋彰(35)・勝(40)兄弟が経営する「中ノ嶋ライト」。
曾祖父の灯した明かりを消してはならないと、LED電球では補えない特殊白熱電球を中心に細々と製造を続けて来た。
「中ノ嶋ライトの明かりは消さない」という経営者の言葉を信じて、
従業員は小さな電球工場に何とか注目を集めようと、
仕事の傍ら手作り電球教室を行ったり、紙芝居のイベントを行ったり、
細々と堅実に日々の生活に勤しんでいた。
ある日、そんな中ノ嶋ライトに高校二年生の橘結花(17)が、工場見学に訪れる。
結花は父子家庭で、工場の従業員でもある橘義幸の一人娘。高校の卒業課題の一環として、
中ノ嶋ライトへ取材にやってきたのだった。
レポートのタイトルは「消滅する白熱電球工場と、そこで働く人々の苦悩」。
白熱電球に将来はないという結花の話に従業員達は困惑する従業員達。
これは日本で最初の、そして最後の、小さな白熱電球工場の明かりが消えるまでの物語。
うん、
ラクリーメロッセの読書会でケチャップ工場の従業員を演じたと思ったら、
今度は電球工場の従業員の役だった(笑)ヾ(o´∀`o)ノ
ビーレッツ第17回公演「中ノ嶋ライト」、
2017年2月8日(水)~13日(日)、下北沢の「劇」小劇場にて上演です!
ご都合さえ宜しければぜひとも足をお運びくださいまし!
追記:
けっこう 「中ノ島ライト」で検索してこのページにたどり着く人が多い(笑)
正確には「中ノ嶋ライト(なかのしまらいと)」です!
中ノ島でも中之島でもないよ!!(笑)
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