ダイナソー in L.A.
育児で外出がしづらい人の強い味方Netflix。
今回は「ダイナソー in L.A.」を観たよ!
タイトルから想像できるとおりで、
ロサンゼルスに恐竜でちゃいました、さぁ大変って映画。
さっそくあらすじ!
完全ネタバレですので、NGなひとはここでサヨナラ!
ロサンゼルスに本社を構えるジェネティ・シャープ社。
バイオテクノロジーを研究するこの会社は遂に恐竜の復元に成功し、本社にてその発表会を行っていて、主人公ゲイブとその娘もその場に居合わせていた。
本来は音波によって恐竜を制御できるはずだったが、うまく制御できず恐竜は暴走。
ガラスを割って恐竜は外に出てしまう。
ゲイブ親子は恐竜から離れようと街の中を逃げるが、なぜかどの恐竜もゲイブを追いかけ続けるために常に窮地のゲイブ親子(笑)
ケラノサウルスやカルノタルスの執拗な攻撃をしのいだ二人。
しかしそのときプテラノドンが娘をさらってハリウッドサインの上に連れて行ってしまう。
ゲイブは果敢にそれを追いかけ、最後はヘリの中にプテラノドンを誘い込み、ヘリごと崖下に落として決着。
おしまい。
「市街に恐竜が現れた!」ってやつは1997年制作の「ロスト・ワールド(ジュラシック・パーク2)」ですでにやってます。
この「ダイナソー in L.A.」は2013年制作なので、それから16年も経ってるわけで。
CG技術も格段に進歩してるだろうし、B級映画だとしてもそれなりのモノは見せてくれるのかなぁと思って観ましたが、
こ・れ・は・ひ・ど・い。
1997年に「ロストワールド」を作ったスピルバーグとそのスタッフたちは本当に一流なんだなと、しみじみ思いました。
16年分の技術の進歩の差はいったいどこにいってしまったのか(笑)
アサイラム制作作品だけあって、全体的なノリとクオリティがやっぱり「シャークネード」に近いですね。
モンスターパニックなんだけど登場人物にどこかコメディ感があって、それぞれの死に方もコメディ的な空気があります。
中盤で「俺がオトリになる!」って言ってバイクで走っていったイケメン兄さんが、次のコマには頭から喰われて下半身しか見えなくなってるのは何のギャグなんだろうと思いました(笑)
なんかねー。
主人公親子が恐竜に襲われ続け過ぎて、メリハリがなくて途中で飽きちゃいました。
事件があったジェネティ・シャープ社のビル内であれば常に恐竜が襲い掛かってくるのはわかるんですが、外に出て車で遠くに逃げているにも関わらず、ケラノサウルスは延々と主人公めがけて追いかけてくるし、なぜか小型のカルノタルスたちも逃げ込んだ先のショッピングモールに現れます。
ずーっと主人公たちが逃げ続けるだけの展開なんですよね。
とくにドラマもなく、ずーっと襲われ続けて逃げ続けるだけ。
途中で警察たちが恐竜とやり合うシーンが何度も挟まったりもしますが、それがせいぜいの箸休め。
似たようなシーンがひたすら続くだけで、見ていて疲れちゃいます。
最後のプテラノドンに連れ去られちゃうシーンも、やっと本筋が終わると思ったところに小さいエピソードを付け足したって感じがして、蛇足感が半端なかったなぁ。
足が悪いおじいさんに対して娘が「消防士のパパは決して人を見捨てない!」って言ってたのに、その直後にパパがあっさりおじいさんを見捨てるのがこの映画一番の見どころです(笑)
よーし、次だ、次っ!(涙目)
ダイナソー in L.A.
監督: ジョセフ・J・ローソン
音楽: クリス・ライデンハウアー
映画脚本: ハンク・ウーン・ジュニア、 ハンク・ウーン
プロデューサー: デヴィッド・マイケル・ラット、 ポール・ベールズ
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