先日8月27日(土)に行われていた劇作家協会主催の月いちリーディング。
なんと取り上げて頂いた脚本は河田唱子の『ヒヨコマメスープの味』でした。
2014年9月に相鉄本多劇場にて自分達がやった公演です。
いやぁ、懐かしいなぁー。
お客さんの評判も良かったし、何より稽古が楽しくて仕方がなかった公演。
残念ながら今回のリーディングは、自分は都合がつかず観に行くことはできなかったんですが、
劇作家協会はありがたいことにYouTubeにて動画を公開してくれていました。
こういうの記録として残して、かつ一般公開してくれるっていうのはありがたいですね。
感謝ヽ(‘ ∇’ )ノ
「ヒヨコマメスープの味」 リーディング:
ディスカッション:
かつて自分が演じたIT会社のエリート上司・宇部は、
なんとカムカムミニキーナの松村武さんが演じてらっしゃいました。
重厚なセリフ回しはさすがの一言です。
で、ディスカッション。
内容には、「おおっ、なるほど!たしかに!」 という部分もあれば、
「いや、それはちょっと違うんだけどなぁ・・・」 という部分も。
いろんな視点でのいろんな考え方があるので当然と言えば当然ですが。
個人的に面白かったのは中屋敷さんのハワイという響きのバカバカしい破壊力の話。
たしかにハワイが持つ「安易なバカンス感」ってのは独特なものですね。
(上演時は時差の都合でロケーションをタイに変更していたのですが)
兎にも角にも、いろんな立場のお客さんがいて、いろんな意見を交わしている時間は
こないだのワークインプログレスと同様に有意義な時間であったと思います。
ただ、ディスカッションの中で「ここをこうしたほうが良いんじゃないか」って意見がいっぱいあったんですが、
なんでもかんでも脚本に課すものでもないかな、とも思いました。
いや、その意見の中の多くが、前回の公演では演出と演者のフェーズで解決できていた部分だったもので。
今回の企画が、演出なし・演者の擦り合わせなしのリーディング、
しかも目的が戯曲のブラッシュアップであるならば、
「上演作品」としてではなく、「戯曲」 として見た上でのディスカッションでなければなぁと。
まぁ、こういう場でそのあたりの線引きをしっかりするってのも難しいところなんですが。
「上演作品」として見たほうがディスカッションしやすい部分もあるでしょうし。
そういう意味ではこないだのワークインプログレス公演のように、
演出も演者も揃えた状態で「上演作品」として提出して、ディスカッションにかけるのが一番適しているのかも。
リーディングに比べて提出側の負担は跳ね上がっちゃいますけどね(笑)
でもこうして自分が関わった作品を取り上げて議論してくれるのは本当に嬉しいこと。
あー、その場にいて話したかったなぁ。
次回また同じような機会があれば是非!
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