スパムメールってやつは昔から蔓延してるものだけど、やり口もあの手この手で多様化していて面白いね。
最近はこのタイプが多く届く印象。
こんにちは!
私はあなたにとても悪い知らせがあります。
10/12/2018 – この日、私はあなたのOSをハッキングし、あなたのアカウント “○○@○○○○○○”
だから、あなたはパスワードを変更することができます、はい…しかし、私のマルウェアは毎回それを傍受します。
どのように私はそれを作った:
あなたがオンラインになったルーターのソフトウェアでは、脆弱性が存在しました。
私はちょうどこのルータをハッキングし、私の悪質なコードをその上に置きました。
あなたがオンラインになったとき、私のトロイの木馬はあなたのデバイスのOSにインストールされました。
その後、私はあなたのディスクの完全なダンプを作った(私はあなたのアドレス帳、サイトの閲覧履歴、すべてのファイル、電話番号、すべての連絡先のアドレスを持っている)。
しかし、あなたが定期的に訪問したサイトを見て、私が見たものにショックを受けました!!!
私は大人のためのサイトについて話しています。
私は言う – あなたはBIGの倒錯者です。あなたのファンタジーは通常のコースからずっと離れています!
そして、私は考えが….
私はあなたが楽しんでいる大人のサイトのスクリーンショットを作った(それについて何か分かりますか?)。
その後、私はあなたの喜びのスクリーンショットを(あなたのデバイスのカメラを使って)作って一緒に接着しました。
素晴らしいことが分かった!あなたはとても壮大です!
これらのスクリーンショットをあなたの友人、親戚、または同僚に見せたくないことはわかっています。
私は$ 761が私の沈黙のための非常に、非常に小さい量だと思います。
それに、私はずっと長い間あなたを見守ってきました。多くの時間を費やしました!
Bitcoinsでのみ支払う!
私のBTCウォレット:○○○○○○○○○○○○○○○○○○
あなたはビットコインの使い方を知らないのですか?
任意の検索エンジンに「btc walletを補充する方法」というクエリを入力します。
非常に簡単です
この支払いのために私はあなたに2日間(48時間)を与えます。
この手紙が開かれると、すぐにタイマーが作動します。
支払い後、あなたの楽しんでいる私のウイルスと汚れたスクリーンショットは、自動的に自己破壊されます。
指定された金額を受け取っていない場合、端末はロックされ、すべての連絡先にはあなたの「楽しんでいる」スクリーンショットが届きます。
あなたの状況を理解していただければ幸いです。
– 私のウイルスを見つけて破壊しようとしないでください! (すべてのデータ、ファイル、スクリーンショットはすでにリモートサーバーにアップロードされています)
– 私に連絡しようとしないでください(これは実現可能ではありません、私はあなたのアカウントからメールを送りました)
– 様々なセキュリティサービスはあなたを助けません。あなたのデータはすでにリモートサーバー上にあるので、ディスクのフォーマットやデバイスの破壊は役に立ちません。
P.S.あなたは私の一人の犠牲者ではありません。私はお支払い後に再びあなたを邪魔しないことを保証します!
これは名誉のハッカーの言葉です
また、今後定期的にウイルス対策ソフトを更新するようお願いします。あなたはもはや同様の状況に陥ることはありません。
悪を握ってはいけない!私はちょうど私の仕事をします。
良い一日を!
簡単に言うと「お前のパソコンを乗っ取ったぞ、金よこしなさい」っていう脅迫内容。もちろん乗っ取ったなんてカマかけでしかなくて、これに焦った人に入金を促すという悪質な迷惑メールだ。
でもこのスパムメールはどうやら元々中国語で作った文章らしく、それを翻訳ツールで日本語変換して送りつけてるみたい。だから翻訳がアホ過ぎて笑えるんだよね。
特に面白いのはここ。
しかし、あなたが定期的に訪問したサイトを見て、私が見たものにショックを受けました!!!
私は大人のためのサイトについて話しています。
私は言う – あなたはBIGの倒錯者です。あなたのファンタジーは通常のコースからずっと離れています!
アダルトサイト閲覧してる記録を見て「BIGの倒錯者」とか、「あなたのファンタジーは通常のコースからずっと離れている」とか、なんてひどい言われようだ(笑)リアルでこんなこと言われたら泣いてしまう。
でもこんなアホなメールでも実際に大きな被害が出ているそうで。
このスパムメールの進化版は、なんと本当にどこかのサイトから流出したアドレスとパスワードをメール本文やタイトルに含んでいるらしい。いや、それドキッとしちゃうよね。もちろん端末乗っ取りはハッタリなんだけど、実際に覚えのあるパスワード文字列が書かれていることにビビッてしまい、脅迫に応じて入金してしまった人がけっこうな数いるそう。
被害総額は国内2018年10月だけで1,240万円。メールの脅迫額がおおよそ8万円程度なので、150人ぐらいが引っかかって支払いに応じてしまったことになるね。おそろしや。
スパムメールも全く身に覚えがない場合は「何言ってんのコイツ」って軽くあしらえるんだけど、ちょっとでも「もしかして」ってフックがあると気にかけてしまうのがワナ。
自分も以前「引っ越して住所変わりました」ってスパムメール受け取ったことあるけど、差出人の名前が昔好きだった同級生と同姓同名で、一瞬動揺した経験あるよ。絶対連絡来ることなんてないってわかっていても、一瞬ドキッとしちゃう(笑)
ちなみに振り込め詐欺(いまは母さん助けて詐欺って呼ぶの?)も、本人の身辺情報を下調べした上で電話架けてきたりするからそれが厄介だよね。ブログとかSNSでどこまで自分が情報を公開してるかは意識しておいたほうがいいと思う。
たとえば自分の場合だと、やろうと思えば妻子・友人の名前と職業・勤務先なんかはネット検索だけでたどり着けちゃう。「詐欺犯はそれぐらいは把握したうえでワナにかけてくる」って前提をあらかじめ構えておくことが大事だろーね。
ちなみにこれから年末年始は、詐欺犯さんたちは給付金詐欺や還付金詐欺のジャンルで攻めてくる傾向があるそう。また、あけおめメールで「あけおめ!そういえば連絡先変わったよ!こちら→URL」みたいなやつでウイルス感染ってのもあるらしく。もうなんでもアリだな(笑)
気をつけましょーねー!
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