【日常】 フロリナートによる冷却が実現化

フロリナートによる冷却

 

最近フェイスブックの広告で流れてきたコレ。

パソコンなどの機器を水没させて冷却するという結構インパクトのある動画広告。

配信元→FUJITSUジャーナル

 

 

 

 

 

 

「パソコンなどの電子機器を水没させて大丈夫なの!?」って驚くよね。

普通だったら感電しちゃうし、錆びて金属が痛んじゃったりもするし。

 

 

でも、この水没させている液体はフロリナートという特殊なもの。

科学構造的にはあのフロンガスのフロンに近い物質なんだけど、

このフロリナートが電気は完全に通さない、金属は腐食させない、という特性を持っているのだ。

そのため電子機器をドポンと沈めても、全く影響がない。

極端な話、テレビを丸ごとフロリナートの水槽に沈めても、普通に番組が見れるのだ。

 

 

理屈はわかっていても、やっぱりすごいインパクトがある。

液体の中に精密機械が沈められている絵なんてフツー想像しないもんね。

 

 

 

 

 

 

実はこのフロリナート冷却法、

俺の大学時代の卒論研究テーマだったりするのだ!

 

当時は「こんなことができるんじゃないか」レベルの状態だったんだけど、

こうやって実際に実現化するとテンション上がるよね!

俺、これやってました的な!

 

 

まぁ、別に俺が開発したわけでも実用化したわけでもないけど(苦笑)

俺は実験繰り返してデータ集めるだけの一年間過ごしただけだし。

実現化に携わったみなさま、本当におつかれさまでした。

 

 

 

 

 

こうやって運用が実現化したことで、家でもやってみたいなんて思う人がいるかもしれないが、

このフロリナートを使った液体冷却は難点もいくつか。

 

 

1点は、このフロリナートという液体の単価がめっちゃ高いこと。

たしか何ガロンで数万円とか、そういう価格帯だった気がする。

でもって、もう1点はフロリナートの揮発性の高さ。

簡単にいうと、ものすごい早さで蒸発するのだ。

 

単価数万円の高級液体がどんどん蒸発していくというプレッシャー。

家庭で普及するのはまだだいぶ先ですな(汗)

 

 

 

でもこういうの一般普及していったら面白いよね。

科学ってやつの可能性は無限大。

いまじゃ地球の裏側の人とタイムリーに連絡がとれて、音楽は電波で空中から購入できちゃう。

10年後、20年後にはどうなってるのかね。

未来ってやつは常に楽しみだぜ!

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