ガチャガチャ、
3回目にして早くも被った。
しゃくれウサギ。
2匹セットにして並べるとまた別のインパクトがある。
昨日観劇に足を運んでくれた東芝ライテックさんからのお花とコラボ。
え、これ今日もまたウサギについて語る流れ?
公演期間中になぜ俺は2日に渡ってSNSでウサギの話をしているのか。
まぁ、いいか。
ウサギ。
Y字鼻が可愛いウサギ。
つぶらな瞳が可愛いウサギ。
昨日「ウサギに悪い奴はいない」と勝手にのたまってみたが、
世の中には「ウサギとカメ」という話があって、
そこではウサギはしっかり悪役扱いで描かれていた。
お調子者のウサギくんが、自分より確実に足が遅いカメくんにかけっこ勝負をもちかけるも、
調子に乗って途中で居眠りしたせいでカメくんに負けてしまう、という。
油断すると負けちゃうよ、みたいな教訓の話。
実際、明治時代の国語の教科書には「油断大敵」ってタイトルで掲載されていたらしい。
タイトルが四字熟語になるとえらい物々しいもんだ。
このかけっこ勝負はしっかり者のカメくんに軍配が上がったわけだが、
負けたウサギくんはさぞ落ち込んだであろう。
なんせ神経質でストレスに弱い彼らだ。
それに偏見かもしれないが、世の中のお調子者の大半は案外打たれ弱い。
今回の無残な結果を引きずって、
カーテンを閉めたままの部屋で体操座りし目に涙を浮かべ宙を仰ぐのであろう。
そしてそっとつぶやくのだ。
「起こしてくれてもよかったじゃん」と。
もっともだ。
勝負とはいえ、オリンピックみたいなレベルのものじゃない。
何か大事なものを賭けていたわけではない。
ちょっと勝負してみようぜ的な軽いもんだったろうに。
たった一人の対戦相手が道のりの途中で眠ってしまっていたら声ぐらいかけてもいいのではないか。
もしかしたら意図的に待っていてくれた可能性もあったじゃないか。
カメくん、クレバーすぎるぴょん。
こうしてウサギくんは人間不信(カメ不信)に陥っていく。
あのとき全力を出してカメくんを叩き潰していれば、と終わりのない後悔を繰り返す。
ああ、ますます胃痛がひどくなる。
これでは本当に「独りきりで震えながら淋しすぎて死んでしまうわ」だ。
ごめん合ってたよ、法子。
後日、カメくんに再会したときウサギくんはどんな態度で接するのであろう。
「テメー!こないだはよくも!もう一回勝負だ!」
みたいな軽快なノリでいけるのなら良いが、そこは神経質な彼。
元々がナイーブなうえに人間不信(カメ不信)に陥っている彼にはおそらくそんな切り出し方はできまい。
「・・・あ、どうも、・・・じゃ、」みたいな
他人行儀な薄い挨拶だけを交わすのであろう。
そしてひとつの友情がそこで終わるであろう。
あぁ。
可愛いウサギ。
でも可哀想なウサギ。
みんなもいたわってあげてください。
あ、でもやっぱり浅草のうさぎカフェはぼったくりらしい。
みなさんもお気をつけて。
さて、公演2日目だ。
本日は14時~と、19時30分~からの2本立て。
昼公演の終演後はピアノ演者mahsaさんのミニライブ、
夜公演はいつもお世話になっている笹浦暢大氏を迎えてのアフタートークがあります。
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