貝出汁らぁ麺 海美風(うみかぜ)
浅草在住演劇人による浅草グルメ紹介シリーズ!
まだまだ飲食業界には世知辛い世の中だけど、それだけに新規オープンのお店は応援したい!
ってなわけで、今回はできたばかりのお店。
はい、貝出汁らぁ麺 海美風(うみかぜ)へ行ってきました。
お店の位置は浅草2丁目の国際通り沿い。
浅草ビューホテルのお向かいの位置で、花やしきの通りと国際通りが交わる角のところ。
元々は中華料理屋さんの「一村」だったテナント(そういや行けずじまいに終わったなぁ。。。)
この海美風はオープン4月上旬で、まだ開業ほやほやです。
でもオープンからすごい行列ができて、いきなりの繁盛をみせております。
なんと初日は早々品切れ閉店したそうな。
Webの噂レベルだと、業界では力がある人(もしくは運営)が噛んでいるお店っぽい。
店内仕切ってた店長ポジションの人も経験値高そうだったし。
業界関係者にとってはもしかしたら名のある方なのかも。
入口は行ったら、まずはすぐ左手にある券売機で。
タッチパネル系のやつですね。
あんまり見慣れないタイプのやつですが、
一番上で「麺メニュー」「トッピングメニュー」「サイドメニュー」などジャンルを選び、
商品を選んでカートに入れていき、最後に合計金額精算、って流れの券売機。
初めてだと戸惑っちゃうかもですね。
店内は落ち着いた照明で比較的シックな雰囲気。
当たり前ですが改装したばかりなのでキレイです。
テーブル席多いので4人組とかでも利用しやすそうな感じ。
カウンターはL字型で6~7人分ぐらい席あるかな?
カウンターと厨房の間にホール担当の方が動ける空間があるのが一風変わってますね。
これはコロナ対策って面もあるんでしょうが、厨房の方は麺類の生産に集中できてるようで、
効率高いシステムとして確立してる感じでした。
実際食券渡してから提供までの時間めっちゃ短かったし。
大きいお店だとこういう厨房の形が今後流行っていくのかもしれない。
ほい、着丼したラーメン。
貝出汁塩らぁ麺(850円)でございます。
スープはやや黄色がかった透明色。
もう香りから貝の存在感がすごいですね。
アサリ、ホタテ、昆布、鶏出汁を合わせたものだそうですが、
具材として入れられた刻みタマネギと合わさって、すっきりした甘い味わいになっています。
他の人のレビュー見てると「貝出汁控えめ」的な意見がちらほらあったんですが、
自分的にはこれぐらいの塩梅がしつこくなくてちょうどいいかな。
ゆず胡椒も味変用に小皿でくれるので、最後まで飽きずに美味しく食べられます。
麺には細かな粒が見えるなと思ったら、全粒粉だそうで。
ちょっと硬めな食感の細麺はスープの絡みもよく、すすってる食感も気持ちいい。
なんか一気にずるずるいってしまうから早く食べ終わってしまう(笑)
チャーシューは鶏胸肉と豚肩ロースの2種載せ。
柔らかく優しい旨味の豚と、食感しっかりめのさっぱりした鳥肉はどちらもあっさりテイストで、
いい意味でこのラーメンの名脇役に徹している感じ。
こちらはご飯メニューから選んだ貝飯(小)200円なり。
刻みあさりが入ったかやくごはんみたいな感じ。
これは頼んで本当に正解だと思った!
ラーメンのスープをかけて雑炊テイストで食べるんだけど、
これがめちゃくちゃ美味しい。
貝出汁って、もしかして素材としては麺よりも米のほうが相性いいんじゃなかろうか。
これメインで一人前で出されても十分に成立しちゃう。
冬場は「貝出汁雑炊」なんてメニュー作っちゃっても売れるんじゃないかと勝手に思ってしまった(笑)
ゴチソウサマ―。
このビューホテルや花やしきがあるエリアって、
ラーメン屋ではきび太郎が一強の印象があったんですが、新たな風がやってきましたね。
このエリアでラーメン好きの選択肢として十分過ぎるでしょう。
あ、ちなみにこの海美風は貝出汁ゴリゴリ系ではないので、そこだけ留意してたほうがいいかと。
蔵前のらーめん改みたいな濃厚貝出汁を求めてくるとたぶん肩透かしになっちゃいます。
あくまでここは、あっさり系貝出汁らーめん、ね。
店内広く回転率も良さそうなんで、行列になってたとしても思ったより待たないかも。
皆様もご機会あれば浅草のあっさり系貝出汁ラーメンをご堪能あれー。
したらな!
貝出汁らぁ麺 海美風(うみかぜ)
東京都台東区浅草2-13-3 ディアリスト浅草 1F
営業時間 11:00~23:30(定休日なし)
03-5811-1877
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