翁そば
いまだに需要の有無に疑問を持ちながら続けている、演劇人が送る浅草グルメ紹介シリーズ!
はい、今回は浅草でも老舗の有名蕎麦店でございます。
翁そばに行ってきたよ!
場所は浅草1丁目と2丁目の境目あたり。
浅草演芸場やドン・キホーテがある交差点がありますが、そこから1本ぶん東側に入った細い路地のところ。
水口食堂や300円居酒屋が並ぶ、浅草でもディープな部類の路地です。
1914年創業とのことで、その歴史はもう100年以上。
大正時代から営業を続けているわけで、移り変わっていく浅草の姿をすべて見てきたと想像すると感慨深い。
いろんなお客さんが訪れたんだろうなぁ。
偉人と呼ばれる人も多かっただろうし、地域柄トンデモない面白い人もたくさん通い詰めたと思われる。
地元のお客からはもちろん、観光客にとっても有名店なので開店前は行列必至です。
今日も平日の11時半(開店15分前)に訪問しましたが、すでに先客が3~4組。
自分たちの後ろにも後続がぞろぞろと来ましたが、開店時の第一陣に全員なんとか入り切ったぐらいな感じ。
店内。
4人掛けテーブルと小上がりの座敷席がメインで、お昼時は相席前提です。
もし3~4人とかで訪れると最初の第一陣に入れない限り席はバラける可能性が高いのでご留意を。
さすが創業100年以上の老舗って感じで、接客はピカイチ。
店員さんが満員のお客さんをさばくことに慣れていて、手際良く席を案内し、着席後は入店した順番に注文を聞きにきてくれます。
こういうところでストレスを感じさせないお店ってけっこう貴重。
写真引用:GoogleMap M.johnnyさん
メニューはこんな感じ。
すべて蕎麦とうどんを選択することができます。
(写真は自分の席から反射でうまく撮れなかったのでGoogleMapのレビューから引用ですんまそん)
めっちゃ安い。。。(´・ω・`)
浅草観光地のど真ん中の有名店よ?
かけやもりが500円ってのは普通の水準かもしれないけど、〇〇南蛮系がすべて700円台に収まってるのは驚異的。
イマドキだと1,000円超えちゃうところが多いもんねぇ。
ありがたやー。
ほい、親子南蛮うどん(750円)。
丼にお出汁は並々で熱々。
お出汁からの香りがなんとも心地よく、食欲をガッツリ増幅させます。
こうやって写真見てるだけでも唾液が。。。
出汁うまい。
とにかく出汁がうまい。
なんだろなー、濃すぎるわけでもなく、あっさりしてるってわけでもなく。
甘みと旨味のある醤油系の出汁があまり他でも味わえないレベルで、これが創業100年で培われてきたモノかって感じ。
玉子は非常に柔らかく仕上げられていて、この出汁がしみ込んでいてめちゃウマ。
これだけおかずにして白米に乗せるだけでも成立しそう。
うどんは断面が讃岐うどんみたいな正方形ではなく、やや長方形で平麺的な感じ。
固めでコシが強くて胃にしっかり溜まります。
変わりましてこちらは一番人気、カレー南蛮そば(750円)。
この表面張力の並々感がたまりませんな。
訪れる大半のお客さん(特に観光客)はこちらを目当てにしている模様。
そばですが、けっこう麺はちょっと太め。
目をつぶって食べたらうどんと間違えるかも。
こちらもうどんと同じくしっかりコシがあっておいしい。
(そして麺がぎっしり汁の中に沈んでいるので量もめっちゃ多い!)
カレーはけっこう辛くて大人向け。
汗っかきな自分はこれ1杯でバスタオル必要になるぐらいに汗を出せる自信があります(笑)
ちょっと塩気が強めなので、好みは分かれるかもですね。
塩気が強めのカレーが好きな人にはドストライクだと思われ。
ゴチソウサマー。
親子南蛮もカレー南蛮も麺の量が多くてお腹いっぱい。
どちらも一般的なお店と比べて1.5玉~2玉ぐらいな感じかな。
これでこの値段はかなりコスパがいい、そしておいしい。
お昼時は混んじゃうからアレだけど、時間ずらしての普段使いにはすんごくいい感じ。
皆様も機会があればぜひー。
浅草堪能してるなぁ感がしっかり味わえるお蕎麦屋さんでございました。
したらな!
翁そば
〒111-0032 東京都台東区浅草2-5-3
営業時間 11:45~15:00、16:30~19:30(定休日)
03-3841-4641
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