【害虫】ヒトスジシマカ(ヤブカ)の生態と対策

ヒトスジシマカ

 

ヒトスジシマカッ!

もとい、別名ヤブカッ!!!

 

 

 

はい、なぜか演劇人が語る害獣&害虫シリーズ。

久しぶりの今回はヒトスジシマカ(ヤブカ)でございます。

 

 

いわゆる日本でもっともポピュラーな蚊ですな。

暑い季節に草むらや茂みに近づくとやってくる、あの足が白と黒の縞々になってるやつです。

たぶん正式な名称のヒトスジシマカよりも通称であるヤブカのほうがメジャーな気がする。

子供のころから誰もが好きでない、あの害虫さんでございます。

 

ほい、では今回はそんなヒトスジシマカの生態と対策について語っとこうと思います。

少しでも蚊に刺されない夏を過ごすために、お役に立てれれば御の字。

 

さぁ、張り切っていってみよーー!

 

 

1.ヒトスジシマカとは?

ヤブカ

ヒトスジシマカは、ハエ目・糸角亜目・カ科・ヤブカ属に分類されるカ(蚊)の仲間です。

このカは、白と黒の縞模様が目立つ美しい姿をしていますが、その名前の通り人間にとっては厄介な存在です。日本ではヤブカと呼ばれることが多く、夏になるとあちこちで見かけることができます。その生息域は非常に広く、森林や草原、湿地や河川など様々な環境に適応しています。

この縞々模様の蚊は日本だけでなく、アジアやヨーロッパ、アフリカなど世界各地に分布しています。日本でも蚊といえばこのヒトスジシマカといってもよいぐらい代表的な種で、おそらく誰でも一度はこの蚊を見たことがあるでしょうし、刺されたこともあるでしょう。

 

2.ヒトスジシマカの身体的特徴

ヤブカの吸血

ヒトスジシマカは、体長が4~5mmほどの小さな蚊です。しかし、羽を広げて飛ぶときにはもっと大きく見えることがあります。その理由は、白黒の縞模様をした体色が目につくからです。この縞模様は胴体だけでなく、足にもしっかりと入っています。他の蚊とは一目で区別できる特徴ですね。

ヒトスジシマカは見た目に反してとても体重が軽いです。体重はわずか2mgしかありません。そのため風に弱くて飛ぶのが苦手で、ちょっとしたそよ風でも吹き飛ばされてしまうほど。人間をこんなにも悩ませる虫なのに自然の前には意外に弱弱しいってのはちょっとお茶目かも(笑

ヒトスジシマカの胴体には1本の白い縦すじが入っており、体や足には縞模様があることがその名前の由来になっています。縞模様が入っているその意図は生物科学的にはまだ解明されていません。シマウマの場合は、縞模様が捕食者から身を守る役割を果たしていると言われていますが、蚊にとってはどうなんでしょうね? 水面が光っている場所では縞模様が紛れやすいという説もありますが、確実なことは分かりません。

 

3.ヒトスジシマカの生活と繁殖

ヤブカ

蚊といえば夜行性で夜に飛び回るイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実は夜行性なのはヒトスジシマカとは別種のイエカの仲間です。じつはヒトスジシマカは、基本的には明るい日中に活動しています。ただし、日中でも直射日光が強い場所ではあまり見られません。これは、ヒトスジシマカが高温に弱いからです。35度以上の気温になると活動できなくなると言われています。そのため、日陰や水辺などの湿度が高く涼しい場所を好みます。

ヒトスジシマカが成虫として活動する期間は主に4月~11月頃です。この間はずっと交尾・産卵を繰り返しています。1年間で7~8世代もの子孫を残すことができると言われています。しかしそのぶんヒトスジシマカの成虫は短命で、寿命はたった1ヶ月程度しかありません。つまり、その短い命をかけて繁殖に励んでいるってわけですね。

交尾を終えた雌のヒトスジシマカは水場を探します。水場と言っても、流れがなく静止した水たまりであれば何でも構いません。バケツやタイヤ、植木鉢の下皿などに溜まった水でもOKです。そこに卵を産み付けます。卵は一度に80個前後産みますが、これは乾燥や寒さなどに強い卵で、水に触れなくてもしばらく生きていられます。水位が上がって卵が水に浸かると孵化します。孵化した幼虫はボウフラと呼ばれ、水中で植物や微生物を食べて成長します。約10日間ほどでさなぎになります。さなぎは水面近くで休眠状態に入りますが、3日間程度で羽化します。羽化した成虫は水面から飛び立ち、空中で交尾を行います。

このように暖かい時期はひたすらこの繁殖サイクルを繰り返していますが、寒い時期になるとヒトスジシマカは成虫の状態では生きていけません。最後の時期に産み付けられた卵はそのままの状態をキープして越冬します。この卵は冬の間は孵化することはありません。春になって気温が上がってきて初めて孵化してボウフラとなり、そしてまた繁殖サイクルを繰り返し始めます。




4.ヒトスジシマカの吸血行動

血を吸ったヤブカ

ヒトスジシマカは血を吸う虫として有名ですが、実はその習性はメスだけに限られています。オスは花の蜜や樹液などを食べて生活しており、血を吸うことはありません。ではなぜメスだけが血を吸うのでしょうか。それは産卵に必要なエネルギーを補うためです。メスは卵を作るのに大量のタンパク質や鉄分が必要なので、それらを豊富に含む生物の血液を食べ物として選んだのです。

メスのヒトスジシマカが吸血する対象は人間だけではありません。哺乳類や鳥類はもちろん、爬虫類や両生類も狙われます。ヒトスジシマカではありませんが、最近の研究ではカニアナヤブカという種の蚊は魚類の血を吸うこともわかりました。魚が蚊に刺されるなんて想像もつきませんね。

蚊は動物の体温や呼気、汗などから発せられる匂いを感知して近づいてきます。そして口にある細長い針状の器官を動物の皮膚に刺し込んで、血管に到達するとそこから血液を吸い取ります。このとき蚊は唾液を注入して血液が固まらないようにしますが、この唾液がアレルギー反応を引き起こして、刺された部分が赤く腫れてかゆくなる原因になります。

蚊は満足するまで血を吸った後は注入していた唾液を吸い上げて回収して針を抜いて飛び去ります。このとき蚊の体内には自分の体重と同じくらいの量の血液が入っているので、飛行能力はかなり低下します。見た目もふくれて大きくなっていますし、お腹に入った血液が透けて赤く見えます。このような蚊を手で叩いて潰したことがある人も多いでしょう。叩いた後に手についた大量の血でウワァァァァって思いをしたことがある人もいいのでは(苦笑)。

 

5.ヒトスジシマカの天敵

ヒトスジシマカは人間にとっては厄介な生き物ですが、自然界においてはとても弱い生き物で、飛ぶのもあまり得意ではありません。そのためほかの虫からは捕食対象となり、天敵は数多く存在します。成虫の場合は、クモやトンボ、小鳥などに食べられてしまうことが多いようです。幼虫のときはボウフラと呼ばれていますが、このときも安心できません。水中に住むヤゴやゲンゴロウなどの昆虫や、メダカやフナなどの魚に捕まってしまうことがあります。

トンボは蚊が成虫の時も天敵ですし、トンボの幼虫であるヤゴは蚊の幼虫であるボウフラを食べます。幼少期から成年期までずっとトンボは蚊にとって非常に憎たらしい存在であるといえるでしょう。人間目線だとトンボめっちゃ働いてくれるイイ奴に思えちゃいます(笑)

蚊の天敵のひとつであるトンボ

 

6.ヒトスジシマカの繁殖を防ぐために

ヒトスジシマカは日本全国に広く分布している蚊の一種です。かつては寒冷地には適応できないと考えられていましたが、近年では北海道でも確認されるようになりました。この蚊は水のある場所ならどこでも生息できます。山の中でも都会の中でも、たとえ少しの水たまりでも、ヒトスジシマカはそこで産卵・孵化して増殖を続けます。そのため、ヒトスジシマカを完全に駆除することは非常に困難です。しかし根絶は無理でも、自分の身近なところからできる対策を実行すれば、自分の周囲の蚊の数を減らすことは可能です。

①自分の生活エリアから蚊の繁殖場所をなくす

廃棄タイヤ

まずは自分の生活エリアから蚊の繁殖場所をなくすことが最も重要な対策です。自宅の周囲にある水が溜まりやすいものを見直してみましょう。放置された廃棄タイヤやバケツ、空き缶、植木鉢の受け皿などは水が溜まりやすく蚊にとっては格好の産卵場所です。これらを処分するか、水が溜まらないように逆さにしたり穴を開けたりしておきましょう。また、雑草も蚊の隠れ家になります。庭や空き地に生えている雑草は定期的に刈り取っておくことが大切です。

また、家の側にドブがあるならばそこも大きな発生源になる可能性があります。個人で清掃できるレベルの大きさのドブであれば、定期的に清掃して枯葉や泥を取り除いて水はけが良い状態を保ってください。水が溜まる要素さえなくせば蚊は産卵できず、ボウフラは生息できません。

②ダミーの産卵場所を用意して一網打尽に

ボウフラが涌く原因になるバケツ

もう一つ有効な対策として、ダミーの産卵場所を用意して蚊をおびき寄せて駆除する方法があります。ボウフラは自分たちが住んでいる水場から誘引フェロモンという物質を出して、成虫のメスを呼び寄せます。成虫のメスはこの誘引フェロモンを感じて、「ここは産卵に適した水場だ」と思ってやってきます。子供が「ママー!ここいい場所だよー!」って呼びかけるとか、まさか蚊がそんな高度なことをやっていることにビックリ。

この習性を利用すれば、あえて蚊にとって魅力的な水場を作っておき、ボウフラが涌いたところで水を廃棄して一網打尽にするといったことができます。蚊にとっては大事な1回分の産卵を全滅という形で台無しにされるので、近隣での繁殖速度を抑えることにつながります(さすがに絶対数が多い場所だと焼け石に水ですが。。。)

またインターネットでは、フィリピンで編み出されたというイースト菌で蚊をおびき寄せる方法も紹介されていますが、実際に効果があるかどうかは懐疑的な声も。ネット見ると、イースト菌トラップ作ったけど全然取れなかったって声も多いんですよね。。。イースト菌は二酸化炭素を発生させますが、蚊は二酸化炭素だけでなく、体温や汗の匂い、常在菌が作る化学物質などを感知して人間を見つけます。イースト菌の二酸化炭素だけでは蚊を十分におびき寄せることはできなそうな。




7.蚊の成虫の接近を防ぐために

ヤブカ、ヒトスジシマカをどうにかしたくて検索してこのページに辿り着いた方、長らくお待たせしました、やっと本題。ここからは蚊に刺されないための効果的な対策を詳しく紹介します。

まずは当たり前ですが、何よりも蚊を近づかせないことが重要。

屋内にいる場合は、屋内への蚊の侵入を確実に防ぎたいところ。窓を開けるときは必ず網戸を使うようにしましょう。網戸の開け閉めや出入りドアの開け閉めもできるだけ短時間にすることで、屋内に蚊が入ってくる機会を減らすことができます。

 

蚊取り線香

次に蚊取り線香やべープマットなどの殺虫剤の設置。これも対策としては当たり前のことではありますが、殺虫剤は目に見えて大きな効果があります。設置すると目の前を飛んでいる蚊がフラフラと動き出して突然ポトリと地面に落ちるほど。ただし、製品によっては臭いが強かったり、ペットに悪影響を及ぼしたりする場合があるので、使用する前には必ず取扱説明書をよく読んでからにしましょう。

屋外で蚊がいそうな場所へ出かける場合は虫除けスプレーなどの忌避剤を肌や衣服にしっかりとかけておきましょう。ディート(DEET)という成分が含まれている製品ならば、ヤブカに対しては非常に効果的です。購入前に成分を見て確認しておきましょう。ちなみに蚊を寄せ付けないリングみたいなものも市販されていて、商品レビューを見る限りではそれなりに効果を体感できている方が多いようです。

もし可能であれば屋外に出かける前にシャワーを浴びておくのもおすすめです。蚊は人間の皮膚から出る汗や臭い、皮膚に住む細菌の分泌物(特に足の裏に多い細菌)を感知して近寄ってくるので、そういったものを一度洗い流すことで蚊の接近を抑えることができます。ただし、シャワーの温度が高すぎると新しく汗をかいてしまって逆効果になることもあるので注意してください。

基本的にはこれらの対処で蚊の接近はだいたい防げるはず。

 

8.ヤブカに刺されてしまったら

蚊に刺されたあと

ヤブカは水辺だけでなく、水さえあれば大抵の場所に適応することができる驚くべき生き物です。ドブ川はもちろん、放置ゴミが溜まった場所、地下鉄の中にだって生息していたりします。そのため普通に都心部で暮らしていても、ヤブカに刺される機会は多々あるでしょう。

刺されたときの対処のひとつとして、まず一般的にはムヒやウナコーワなどの虫刺され薬を塗ることを思いつくでしょう。はい。当たり前の方法ではありますが実は何よりも一番効果的です。ただし刺された患部にはできる限り早く塗るようにしましょう。早ければ早いほど効果が期待できます。塗るタイミングが遅れると、痒みや腫れが収まるまでに時間がかかることが多いように思えます。

もう一つの対処法として、熱でヤブカの唾液成分を無効化する方法があります。刺された部分を46~50℃程度の温度にすると、痒みや腫れがほとんどなくなります。自分もこれは何度も試したことがあって、かなり効果的だと思っています。やり方は簡単で、蛇口から出した火傷しない程度の熱いお湯に、刺された部分を数十秒触れさせるだけ。その後水気を拭き取って虫刺され薬を塗れば完璧です。刺されてから時間が経っていなければ、すぐに症状が治まり、見た目も早く治っていきます。ただし、この方法の難点はお湯が使える場所でしか実行できないこと、さらに患部がお湯に浸しやすい場所であるケースに限られます。

 

蚊に刺されたあと

逆に冷やす方法もありますが、こちらはあまりおすすめできません。冷やすと一時的に炎症を抑えられますが、ヤブカの唾液成分自体は残っています。冷やすのをやめるとすぐに痒みや腫れが再発します。あくまで痒さを紛らわせるためだけの処置に過ぎません。

石鹸で患部を洗い流す方法もあります。痒み成分は酸性なので、アルカリ性の石鹸で洗い流せば中和されて毒性がなくなるという理論です。すでに痒み成分は体内に入ってしまっているので、外から患部を洗うだけで中和されるのかが疑問ですが、実際に自分の経験でも効き目は感じますし、ネット上でも好意的な意見が多い方法です。

意外に知られていないのがテープを貼る方法。絆創膏、極端な話セロテープでもガムテープでも構いません。患部が空気に触れなくなるので外部からの刺激を受けず、痒みがほとんどなくなります。外部刺激がなくなれば無駄に患部が腫れあがることもなくなり、意外にも効果的な処置といえるでしょう。




9.ヤブカが媒介するデング熱

デング熱とは、デングウイルスに感染した蚊に刺されることで発症する感染症のことです。デングウイルスは日本には自然には存在しないため、日本でデング熱にかかる人はほとんどが海外旅行から帰国した人です。しかし、2014年8月には海外にまったく渡航していない人の発症が確認され、それがヒトスジシマカの媒介による感染であることがわかりました。

つまり、

1. 海外に行った日本人が旅行先で蚊に刺されてデングウイルスに感染する
2. 国内に帰ってきてから新たに蚊に刺され、その蚊がデングウイルスを保持する
3. その蚊がほかの人を刺してウイルスに感染させる

という流れで、国内でのデングウイルス感染が起きたわけです。感染が東京都心の代々木公園で確認されたことも手伝ってこれは非常に大きなニュースになり、メディアでもガンガン取り上げられて、「殺人ウイルス日本上陸!」みたいな過剰な騒ぎ立て方をしました。ですが「殺人ウイルス」というような恐ろしい言葉で煽るのは若干過剰。デング熱は発熱や関節痛などの辛い症状を引き起こしますが、適切な治療を受ければ回復する可能性が高いです(もちろん症状が悪化すると危険な病気ではありますが)。デング熱は過剰に恐れる必要はありませんが、正しい知識を持って相応の対応をしましょう。

①まずデング熱とはどんな病気なのか

デング熱は、デングウイルスが人間の体内に侵入してから、3~7日ほどの間は無症状で潜んでいます。この期間を潜伏期間と呼びます。潜伏期間が終わると、突然高熱が出たり、頭痛や目の痛みがしたり、関節や筋肉が痛んだり、皮膚に発疹がでたりするようになります。これらはデング熱の典型的な症状ですが、人によっては重度になることもあります。特に発熱は40度近くまで上がることもあると言われており、関節痛や筋肉痛も強い痛みを伴うことがあります。残念ながら、デングウイルスに対する予防接種やワクチンはまだ開発されていないため、感染を防ぐことはできませんし、感染してしまった場合も根本的な治療法はありません。そのため、医師の指示に従って対症療法を行うしかありません。しかし、ほとんどの場合は発症から1週間ぐらいで自然に回復する傾向があります。

ただし、極稀に発熱した後に血液中の液体成分が漏れ出してショックを起こしたり、出血傾向が強くなったりする患者が出ることがあります。このような重篤な状態に陥った場合は、「デング出血熱」という別の診断名がつけられます。デング出血熱は命に関わる危険性が高いですが、幸いにもデングウイルスに感染した人の中でデング出血熱になる人はごく少数です。また、早期に医療機関で適切な治療を受ければ死亡する可能性はほとんどありません。東南アジアのように医療水準が低い国々でも、デングウイルスに感染して死亡した人は全体の1%以下だと報告されています。

②デング熱の感染について

海外ではデング熱は主にネッタイシマカという種類の蚊によって媒介されています。日本国内では、ネッタイシマカは存在しませんが、海外でデングウイルスに感染した人の血液を吸ったヒトスジシマカが、その後に他の人を刺すことで感染を広げることがあります。しかし、人から人への直接的な感染は起こりません。

デングウイルスに感染したヒトスジシマカが卵を産むとき、その卵にもウイルスが移る可能性がありますが、その確率は10パーセント程度と低いとされています。また、卵は冬になると越冬しますが、越冬した卵から孵化した蚊がウイルスを持っていることは今のところ確認されていないそうです。そのため、日本国内に一度持ち込まれたデングウイルスが冬を越して生き残り、次の年も同じように流行する可能性は低いと考えられています。実際に日本でデング熱が大きく話題になったのは2014年でしたが、その後の年では国内での大規模な流行は見られませんでした。

③デング熱の予防と治療について

デングウイルスは、現在では予防接種やワクチンが開発されていないため、感染を防ぐことはできません。そのため、デング熱を予防するには、蚊に刺されないようにすることが最も重要です。特に、自分の住んでいる近所でデング熱の発症者が出たという場合は注意が必要です。そのような場合は、蚊取り線香や虫避けスプレーなどを使って蚊から身を守ることや、水たまりや草むらなどを除去して蚊の繁殖場所を減らすことなどが効果的な対策となります。これらは地味な作業かもしれませんが、デング熱の感染拡大を防ぐためには欠かせないといえるでしょう。

 

10.ヒトスジシマカについての動画

①ヒトスジシマカの吸血(2017.0619)

②蚊を繁殖させてみる。~産卵編~

③ヒトスジシマカの産卵




11.ヒトスジシマカまとめ

はい、ヒトスジシマカ(ヤブカ)の生態と対策まとめでございました。

日本中ほとんどのエリアで確認できる蚊だけあって、日常の生活とは切り離せない位置にいる害虫かと思います。刺される機会も多いかと思うので、ここで書いてる生態の解説と対策などが少しでもお役に立てば幸い。

あ、毎回書いてる注釈ですが、このページで書いてる内容はWebや書物などから集めた情報を総合して信頼おけると自分が判断した情報をまとめてます。もしかしたら誤ってる情報が混ざっている可能性もゼロではないですが、ご容赦を。そういったものは判明次第、また加筆修正していきます。

さーて、次は何について書こうかなー。
したらな!

 


参考Web:
Wikipedia ヒトスジシマカ
ヒトスジシマカ | キケンな虫の虫ケア図鑑
ヒトスジシマカの分布域拡大について

 

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