大黒屋天麩羅
浅草江戸前天ぷら御三家。
葵丸進、三定、そしてこの「大黒屋天麩羅」がそうです。
浅草でグルメ語るならここには行っておかねばなるまいっ。
あ、浅草で大黒屋というと、有名店でおそば屋さんの「喬亭大黒屋」もあるので間違い注意。
この天ぷら屋のほうがメディアでしょっちゅう紹介されて知名度もあるので大丈夫だとは思いますが。
さてさて、この大黒屋。
有名店であるというのは先にも書きましたが、実はもうひとつの意味でも有名。
何で有名かというと・・・。
「好き嫌いが両極端に分かれる」(ノД`)・゜・。
まぁ、詳しくは実物を見てから。。。
だくだく天どーん。
サクッと感の全くない、つゆだくの江戸前天ぷら自体が好みが分かれるところなのに、
さらにこの大黒屋の天丼はつゆだく加減がトップクラス。
受けつけない人には「なんじゃこりゃあ」レベルかと思います。
実際、老舗の最上級グルメを味わうぜってつもりで来る観光客には強烈なカウンターパンチらしく、
グルメ口コミサイトなんかのぞくと、書きこみの内容がまぁスゴイことに。
ダ、ダメだって最上級の味とか求めてきちゃあ(汗)
あくまで「明治末から変わらない下町の味」っていうのがウリの店だし!
・・・ちなみに自分自身の食べた率直な感想としては、
黒くだくだくとした見た目の割には味は意外にあっさりめ。
このあたりは三定なんかと似てるかも。
このたっぷり染み込んだタレが衣にもご飯にも合うので素直に美味しいです。
ただ衣の量が多めなんで、最初は美味しいと思っていた味に途中で飽きがきちゃいましたが。
後半胃もたれを心配しながらも、なんとか完食して「ふうっ」と思ったのもつかのま、
店内が忙しそうだったり、お店の外に待っているお客がたくさん並んでいるので、
なんだかすぐに席を立たなければいけないような空気。
これだけ重いもの食べた後なんだからお茶一杯の食休みぐらいはしたいのになぁ。
観光地有名店のどうしようもない宿命か。。。
むむむ、
やっぱりここは観光の記念に一度来店ってスタンスがいいのかなって思います。
昔ながらの下町の天丼を味わえるのはいいですが、
値段が高め、混雑して落ち着いて食べれないっていうのは、しょっちゅう通う意欲がなくなっちゃう。
個人的には庶民派の江戸前天ぷらは嫌いじゃないので、
なんとか「てんや」ぐらいのコストパフォーマンスで食べれるお店はないかと思ってしまう、
財布の中まで庶民派の私でした。
嗚呼、お金にも時間にも余裕のある大物になりたい。。。
大黒屋天麩羅
東京都台東区浅草1-38-10
営業時間:11時10分~20時半(土、祝は21時まで) 年中無休
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