浅草角萬(あさくさかどまん)
演劇人が送る浅草グルメ紹介シリーズ!
最近奥浅草率が妙に高いのは、奥浅草って歩けば歩くほど「あ、次はここ入ってみよう」ってお店が発掘できるから。
なので、一回足を踏み入れるとエンドレスで再訪ループが発生しがちです(笑)
これが奥浅草がディープな人気を誇る理由のひとつではないかと俺は勝手に思っていたりして。
はい、そんなわけで今回は奥浅草の有名なお蕎麦屋さん。
浅草角萬に行ってきたよ!
お店の位置は浅草4丁目で、富士公園や警察署の近くですね。
言問通りからなら雷5656会館の信号のところからずっと北上したところ。
「かどまん」と読むこのお店。
始まりは竜泉にあった本店で、1941年にはすでに創業していた模様。
その後、本郷、向島、足立区梅田と暖簾分けをしていき、竜泉本店は残念ながら2018年に閉店。
その後竜泉店の従業員が同年にこの浅草店を立ち上げたようです。
参考リンク:LOVE+PEACE ~あなたに届ける涙と愛の飛行船~
ちなみに上記のブログによると同名で営業してる入谷の角萬は無関係とのこと。
名前も特徴的な太麺もここまで一緒だと「おや?」って思うところはありますが、実際どうなんでしょ。
とりあえず食べログのレビュー見た感じだと無関係であることは間違いなさそうだけど。。。
引用元:食べログ pcruさんのレビュー
まぁ、浅草からもそう遠くないし、何かタイミング合えば入谷のほうもいってみようかな。
ほい、浅草角萬の店内。
席数は意外に多くて店員さんもけっこうな数が稼働されてます。
お昼時はとにかく大繁盛、場合によっては店頭に行列ができていることも。
メニュー。
丼物を含めると選択肢は豊富で850円~1700円までのラインナップです。
しかーし!
角萬に来たなら、ほぼ注文するべきはひとつです。
肉南蛮(冷)ーーーーーーッ!!!
通称、冷や肉。
普段見慣れた蕎麦とはまったく違ったモノですね。
そう、これが角萬なのです。
ラーメンでは次郎系があって、それを愛するものはジロリアンと呼ばれますが、
蕎麦業界で言えばそれに相当するのがこの角萬であって、角萬を愛するものはカドマニストと呼ばれます。
見て、この荒々しく、そして猛々しい太麺を(笑)
うどんの平麺よりも太くて弾力があります。
むしろ弾力があるというよりは「固い」といったほうがいいレベルの食感。
でも、噛み締めたときに口の中に広がるあの香りは間違いなくお蕎麦なのであります。
甘く濃厚な蕎麦つゆを存分に吸わせてから一気に吸い上げるとメッチャ旨い。
肉。
見た目は固そうに見えるけど、これが不思議なぐらいにしっとり柔らかい。
こちらも蕎麦つゆにしっかり浸して食べると甘さ倍増で美味しい。
ごはんの上に乗せてもイケるね。
ネギもシャキシャキしつつ、しっとり柔らかで美味しい。
香りはあるのに臭みはないという、両立しにくい要素がちゃんと両立してるのがすごい。
こ、これが人気店の実力か・・・!
店員さんが常に店内のお客さんに気を配っていて、食べ終わりそうとみると素早くやかんで蕎麦湯を持ってきてくれます。
だいたいのお店は湯桶で持ってきてくれるものだと思いますが、やかんというスタイルは初めて見ました。
1人1やかんなので、タイミング次第では店内のテーブルのあちらこちらにやかんが羅列されるという不思議な光景になることも(笑)
蕎麦つゆが甘めなので、気持ち蕎麦湯多めで割るのが吉。
食後にほっこりできる極上の温もり。
ゴチソウサマー。
自分は次郎系は苦手なのでジロリアンには到底なれませんが、この角萬はかなり好き。
ありがたいことに頑張ればカドマニストにはなれそうな気配です。
こうやって思い返しながらブログ記事書いてたら、もうすでに再訪したくなってるぐらいだもん(笑)
向島店も行列必至の人気店らしいので、そっちも試してみようかなー。
もしまだ未体験なら、ぜひぜひ角萬を。
カドマニストの世界へ足を踏み入れてくださいましー。
したらな!
浅草角萬(あさくさかどまん)
〒111-0032 東京都台東区浅草4-45-4
営業時間 11:00~14:10 日曜定休
03-6802-3929
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