浅草 真九郎
演劇人による浅草グルメ紹介シリーズ!
先日ようやくインバウンド観光客の上限が完全撤廃されて、コロナ前の浅草の賑わいが戻ってきそうな気配。
浅草が外国人で溢れることを毛嫌いする人もいるかもだけど、円安&経済瀕死の日本にとっては間違いなく救世主です。
日本イイトコと思ってお金いっぱい落としてもらえるよう、がんばっていきましょう(笑)
はい、今日はそんなふうに観光のことを語っておきながら、観光客があんまり足を運ばなそうな立地のお店。
いやいや、だからこそ観光客にも足を運んでほしい。
浅草 真九郎に行ってきたよ!
読み方「しんくろう」でいいのかな?もしかしたら「まくろう」かもしれない。
お店の位置は浅草6丁目。
奥浅草も最近人気があるエリアですが、その中でもやや東奥寄りでまわりはほぼ問屋街と住宅街の雰囲気です。
観光客はまず自然には足を運ばないかなぁ。
でもそういう立地だからこそ、いざ隠れ家的なお店を発見したときにはテンション上がるもの。
この真九郎はまさに隠れ家業界(そんな業界があるのか)では先を行く隠れ家うどん店と言えるでしょう。
経営主さんはうどんアーティストとして有名な小野ウどんさん。
いろんなイベント会場でうどん打ちパフォーマンスを披露していて、メディア出演も多数。
なんとあのFUJI ROCKの場でもうどん打ちパフォーマンスを披露しているそうです。
うん、まさにうどんロック。
お店のシステムは食券制です。
なんかお札の機能が故障中らしくて小銭しか受けつけない状態だった(汗)
なので、千円札を両替したい人は自分で券売機の上に千円札置いて、代わりに500円玉2枚取ってくださいというセルフ両替スタイル。
券売機が直るまでなのかもだけど、これはこれでロックだ(笑)
ちなみに一番推しメニューはかしわ(750円)。
野菜と食券を兼ねてるので、食券を渡すときにどちらか申告するようにしましょう。
席はパーティションで区切った8人掛けテーブル、あとはカウンター席少々ってとこかな。
麺打ち場でテーブル出してそのまま素うどんいただくって感じの雰囲気で、香川のローカルうどん屋さんの雰囲気に近いかも。
愛媛に済んでたときに1回巡ったことあるけど、ホントあの雰囲気いいよねぇ。
うどんが数倍おいしく感じられる。
食券番号を呼ばれて着丼。
大きなかしわ天がごろりと5つも入っております。
あとは透明感のあるお出汁に麺と青ネギ。
麺は太い角麺で、讃岐うどんとしては柔らかめかな?
今回温かい麺で頼んだので、冷やしでシメていたらまたちょっと違うのかもだけど。
太い麺を思いっきりすすりあげるのが気持ちいい。
そういうや昔に麺をすする音が嫌だとかでスピード離婚した芸能人カップルがいたような気がしますが、離婚10回ぐらい突きつけられる勢いですすり上げて食べるのが吉。
やっぱうどんってそういうものだよねぇ。
また、うどんロックなんて猛々しい文句とは裏腹に、出汁はすごく上品です。
あくまでうどんを主役にしてくれる奥ゆかしい味わい。
かしわ天は店員さん曰く、刺身で食べれるような鮮度のささみを使用しているとのこと。
いやぁ、いままで食べてきた火を通したささみで一番柔らかいかも。
カリッと揚がった衣に出汁の旨味がたっぷりと染み込んでいて、ウマー。
これ5つも載ってるのはすんごいコスパ高いね。
ゴチソウサマー。
今年8月にオープンしたばかりだけど、すでに客足が途絶えないぐらいに人気を獲得している模様。
奥浅草に良いうどん屋知ってるぜ、とちょっと鼻が高い思いができるうどん屋さんでございました。
またうどん屋としての営業してる曜日は水曜木曜(あと不定期で土曜)と限られていますが、他の曜日では手打ちうどん教室を開いているようで、こちらも楽しそうです。
ご興味ある方はうどんを自ら作る側に回ってみるのもよいかもですね。
したらな!
浅草 真九郎
東京都台東区浅草6-28-10
営業時間 11:00~14:00(水曜木曜のみ、土曜日は不定期営業)
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