とうふ 市川食品
今日はちょいとマニアックな場所を攻めてみました。
「とうふ 市川食品」です。
お店の場所は雷門1丁目の細い路地。
雷門通りからは炭焼き櫻田のところから南へ、 国際通りからなら萬里楼のところから東へ入ったところ。
ちょうど茶寮一松の正門前あたりにあります。
「とうふ」っていう大きな布を掲げているので迷うことはないでしょう。
市川食品って名前から想像すると普通の食品メーカーってイメージがわきますが、実は街の小さなお豆腐屋さん。
ここはもう三代続いていて、浅草老舗の飲食店にもたくさん豆腐を卸しているそうです。
国産大豆による手作りにこだわっておられて、近所の奥様方にもなかなかの人気店。
お昼前と夕方頃には、献立用の豆腐を求めて主婦層がおしかけます。
豆腐だけでも絹ごし、木綿、焼、おぼろと一般的なラインナップは全て揃えています。
さらにペットボトルの容器に詰められた豆乳や、がんも、あぶらあげ、薄あげまで。
豆腐系は1丁180円~240円ぐらいの価格帯で、スーパーの品に比べるとちょっと値が張ります。
がんも系は1個100円前後ですが、皿でまとめて売られているものはかなりのボリュームで200円とちょっとおトク。
店内には気さくなおばちゃんがいて、気前のいい感じで接客してます。
他人行儀が当たり前の東京じゃあなかなか味わえないアットホームな雰囲気でした。
豆乳とおぼろ豆腐を購入して帰宅。
まずこちらが豆乳500ml(250円)。
普段から900mlパックを200円程度で購入している自分にとってはちょっと値段高めの印象。
あ、でもコンビニなんかで200mlパックを100円で買ってる人にとっては安いのか。
昔から思ってるんだけど、豆乳の小さいパックってなんか割高過ぎじゃない?
中身はもちろん無調整です。
でも市販の無調整豆乳より、その調整してない感はバツグン(←妙な表現だけども)
冷奴をそのまま液体にしたかのような「ザ・豆腐!」って感じの非常に濃厚な味わいです。
口当たりもいいし美味しいっすねコレ。
そしておぼろ豆腐1丁(220円)。
容器にパンパンに詰まっていてかなりの重量感です。
計ったわけじゃないですけど、これ一丁以上あるんじゃないでしょうか。
口に運ぶと濃厚でとってもまろやか。
醤油をかけるのが惜しいぐらいに素材そのものの味が美味しいです。
良いお店で食べるお高い豆腐の味わいですね。
醤油をかけるのが惜しいなんて言っときながら、麻婆豆腐を作ってしまいました(笑)
だって全部冷奴として食べるにはちょっと量多かったんだもん。
炒める時間サボったせいでちょっと水っぽくなってしまいましたが、まぁまぁいい感じに。
あんかけの味で豆腐の味が殺されちゃうかなぁと思っていたんですが、
食べてみると全然そんなことはなく、豆腐の主張がしっかりした麻婆豆腐に仕上がりました。
普通の豆腐で作った場合とは、食感も味も全然違いがわかります。
おお、こりゃすごい。
ゴチソウサマー。
手作り感も、その仕上がりのクオリティもとっても良かったです。
豆腐好きでその味にこだわりもってる人でもきっと気に入る味かと思います。
いまどき珍しいレトロ感のある店構えも風情があっていいですしね。
ご興味があれば一度立ち寄ってみてくださーいヾ(○´∀`○)ノ
とうふ 市川食品
東京都台東区雷門1-14-3 TEL:03-3841-1357
営業時間:5時~13時、16時~19時 定休日:毎週水曜
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