【日常】不幸を少しでも減らす気があるなら、GoToトラベルは続行の一択

【日常】不幸を少しでも減らす気があるなら、GoToトラベルは続行の一択

GoToトラベルのせいで感染が拡大したと言われ出した

GoToトラベル

 

11月に入ってから陽性者の数がどーんと増えちゃいましたね。

陽性者の増加幅の大きさの割には死亡者はそれほど出ていませんが、

とりあえず重症者の絶対数が増えたことから、危機感を訴える声が大きくなってきました。

 

 

ここで戦犯として思いっきり槍玉に上がってしまったのがGoToトラベル。

 

 

日本医師会の中川会長が「エビデンスははっきりしないが、GoToトラベルが感染拡大のきっかけになったことは間違いない」という旨で発言。

さらに「人が動けばウイルスも動くに決まってる!」なんて、最近静かだった自称専門家の某先生もかつての勢いを取り戻し、世論もメディアに押されてGoToを止めるべきだという方にどんどん傾いていっちゃいました。

 

 

 

もはや完全にGoToトラベルが諸悪の根源扱い。

GoToやめろの大合唱です。

 

 

 

 

 

 

うーん、

 

 

・・・そうかぁ??(´-ω-`)

 

 

 

GoToトラベルが悪いって、そう思っちゃう気持ちも十分わかるんだけどさ、

個人的にはGoToトラベルが主犯には思えないんですよね。

 

 

だって、そのほかにも陽性者が増える原因は腐るほどあるわけで。

 

 

インフルや風邪のように季節的な要因は明らかに大きいだろうし、

GoTo関係なく飲み屋でワーキャーやってる人間は増えてるし。

データでは高齢者の外出が以前より明らかに増えてるらしいし。

 

 

どう考えても、GoToトラベルを含めたいろんな要因が全部重なっての陽性者増加でしょうよ。

原因としてGoToトラベルが占める部分なんて、そんなにないって。

 

「GoToが感染拡大の原因だ!GoToを止めろ!」っていうけど、

いまGoTo止めても陽性者の増加はそれほど変わんないに1万ペリカ賭けるわ。

(※ あ、同じGoToでもイートはダメだと思ってます。これは後述。)

 

 

GoToトラベルが感染拡大に直結してるわけではないと思う理由

 

GoToトラベルが旅行に行くことのを促す性質の事業である以上、

感染拡大にまったく関与しないとはいいません。

GoToトラベルが理由となって感染してしまう事例は確実に一定数は出ます。

 

でも、それが感染拡大の諸悪の根源ではないし、

感染拡大にダイレクトに直結しているとは言い難いんじゃないかなぁ。

 

そう思う理由は以下のとおり。

 

1.GoToトラベルを利用する人はリテラシー高め

旅行者の視点で見ると、GoToトラベルって利用しようとすると、まぁまぁややこしいんですよね。

やってみるとわかりますが、適用条件も日々更新されるし、どこから申し込むと一番得なのかとか、地域クーポン発行とか、マジでわかりづらいです。

「なんか安くなるみたいだから旅行行こうぜ!」ってノリだけで申し込もうとすると、

そのややこしさにテンションへし折られること請け合い(笑)

 

つまりGoToトラベルを利用して旅行できてる人って、その時点でそれなりにリテラシーが高いんですよね。

全員が全員とはいいませんが、リテラシー高い層って感染対策に対してのモラルやマナーも持ち合わせている層が多いと思われます。

そこに「旅先でマスク外してどんちゃん騒ぎだウェーイ!」って人種はほとんどいないでしょう。

 

GoToトラベル使う人間の多くが、自分が感染しないことはもちろん、感染者になったときに旅先にかかる迷惑の大きさも理解してる、そういう一定以上のリテラシーとモラルを持ち合わせた人種。

 

彼らが原因で感染拡大する可能性ってそんな高いと思います?

 

2.GoToトラベル提供事業者は感染対策に過敏

GoTo提供事業者、つまり宿泊施設や関連飲食店などですが、

彼らは自分達からクラスターを出せば商売おしまいだということを十分理解してます。

なので、感染対策については通常以上に万全な体制をとっていると考えられるでしょう。

GoToで人の流れが増えるのであればそれはなおさら。

 

彼らが原因で感染拡大する可能性ってそんな高いと思います?

 

3.そもそもGoToトラベル理由で感染拡大したエビデンスなし

GoTo理由で陽性者となった人数は現時点で200人程度です(水面下でもう少し多いと思いますが)。

政府も繰り返しコメントしてますが、「GoToトラベルが理由で拡大した」を示す科学的根拠がないんですよね。

 

ちなみにオーストラリアやイタリアでも日本と同じくGoToトラベルに近しい政策を行っていますが、

どちらも政策実施時期と感染拡大時期には因果関係が見られず。

明らかに季節的な要因のほうが大きいだろうと予想される数値になっています。

→参考:口コミラボ「第3波はGoToが元凶」説の危うさ:世論に着せられた濡れ衣を3つの観点から検証』

 

この状況見て、GoToトラベルが感染広げたってどうして思えます?

 

だけど、GoToのここがアカンと思うところ

GoToが感染拡大の諸悪の根源ではない。

でも、これダメだろう、ここもっとこうすればいいのに、って部分もあるんですよね。

 

それが以下の部分。

 

1.「一般庶民がお得に旅行できますよキャンペーン」ではないと明言しとけ

GoToキャンペーンに反対って声は開始前から多くありましたが、

その中には結構こんな声が混ざっています。

 

 

「GoToトラベルは旅行できる余裕がある富裕層の優遇でしかない!」

「感染できない医療従事者はとても利用できない!」

「観光業を救いたきゃ直接お金配ればいいだけじゃないか!」

 

 

 

 

 

えーと、顔洗って出直してこい。

 

 

 

こんな発言をしてる時点で、GoToの目的をまったく理解してないでしょ。

まず根底として、GoToは一般人のためではなく、事業者を救済する目的の政策です。

余裕がないから旅行に行けない人、感染リスクが高いから旅行に行けない人は、最初から視野に入れていないんですよ。

なんか「君たちに旅行に行くお小遣いあげるよ政策」と勘違いしてんじゃない?

 

 

ターゲットにしてるのは、あくまで旅行にいくだけの時間とお金の余裕がある人です。

そういう人たちを動かしてどんどんお金を落としてもらうのが目的。

簡単に言えば「国からいくらか補助してあげるから旅行に行って、旅先でさらにガッツリお金使ってその地域の経済を助けてね!」が目的の政策なんです。

 

 

観光業に直接お金配ってもね、全然足りないんですよ。

我々の想像以上に国も自治体もお金持ってません。

そもそもどの業種まで補助対象にするかの線引きが難し過ぎるし。

 

だから旅行者側を補助するって形で、旅行者の懐からの出資を頼っているワケ。

観光業を刺激すれば第一次産業~第三次産業まで波及があるので、様々な業種を幅広く救うためにはかなり優秀な施策なのです。

(経済効果5兆円、46万人の就労促進効果があると試算が出てる)

 

 

だから、貧乏ヒマなしの私が使えない、医療従事者が使えない、なんて不平不満を抱くのは完全にお門違い。

「一般庶民がお得に旅行できますよキャンペーン」じゃないのよ。

最初から、旅先に行けてさらにお金をたくさん落とせる人に向けた政策なんだから。

そこは最低限スタートラインとして理解しとこう。

 

 

まぁ、こういう誤解をしてる人が多いのも、キャンペーンの打ち方に問題があるからなんですけどね。

 

 

GoToキャンペーンのサイトや旅行ポータルサイトを見てもそうなんですが、

「みんなお得に旅行しよう!」ってキャッチを前面に出し過ぎてるんですよね。

これじゃあ「君たちに旅行に行くお小遣いあげるよ政策」と誤解する人が現れても仕方がない。

これは明らかに大きなチョンボ。

 

 

最初から「あなたの懐のお金で観光業を助けてください!それをしてくれるならある程度の補助はさせていただきます!」っていう、大前提の目的をちゃんとわかりやすく明示しておいたほうが良かったのに。

そのほうが誰かを救いたいという善意で動く人種に刺さるし、そんな人種は感染対策に対しても意識高い。

加えて「GoToだウェーイ!」な感染広げちゃいそうな層は、より排除できたでしょうよ。

 

2.GoToイートはぶっちゃけ微妙

先にも書きましたが、GoToイートのほうはぶっちゃけ微妙です。

GoToイートはGoToトラベルと比べると、こういう特徴があるわけですが、

 

 

・GoToイートのほうが補助額がケチ(どうでもいい程度の金額)

・GoToイートのほうがわかりやすく手軽に利用しやすい

 

 

まず一つめの補助額についてですが、

GoToイートは、ランチだと一人500円、ディナーだと一人1000円の補助となります。

 

 

この金額設定がねー、絶妙にクソなのよ。

 

 

肝心の富裕層には「1万円のコース料理食べるのに補助1000円?じゃあいいよ」となってしまい購買意欲に繋がらない。

逆に懐に余裕がない平民層には「1000円!じゃあ安く食べれば負担少ないどころか儲かるかもじゃん!」になってしまう。

(実際、トリキの錬金術なんてのも出てきちゃいましたしね)

 

GoToトラベルと同様、GoToイートも「飲食代の補助するから、お店に食べに行ってお金いっぱい落としてね!」がメインの目的なのに、お金を落としてくれそうな層にはほとんど効果がなく、「得したい」「儲けたい」っていう層のテンションを上げただけっていうね。

しかも後者の層ってお世辞にもリテラシー高いとは思えないので、感染対策意識も低めの人が多そう。

経済効果はないわ、感染拡大にも貢献しそうだわで、ぶっちゃけ微妙どころか最悪ですね。

 

事情はいろいろあるんでしょうけど、なんで補助額を定額にしちゃったかな。。。

トラベルと同じく何%っていう定率にしておけばこうはならなかったのに。

そう考えると、GoToイートに関しては設計が甘かったんじゃないかと思えます。

 

3.緩んでOKと勘違いするウェーイ層への対策不足

ウェーイな連中

 

自分は第三波と言われる今の感染拡大の最大の原因は、季節理由とこれの2巨頭だと思ってます。

「GoToキャンペーンで旅行や食事をしましょうだって!もうコロナ気にしなくていいんだね!遊ぶぞウェーイ!」って発想ではっちゃけちゃう層の存在です。

GoToを利用するしないはもはや関係ありません。

GoToを「自分も好きに遊んでいいという免罪符」みたいにしちゃってる感じですね。

 

 

よく政治家が「気の緩み」って言って、感染拡大は国民のせいみたいにしてくるのは気に入らないけど、

実際にすぐ気が緩んじゃうアカン層の人達ってのは、いっぱいいるんですよねぇ。

浅草も深夜に街を歩くと、マスクなしで、絶叫みたいな大声でギャーギャーやってる酔っ払いが普通に歩いてます。

日中の感染対策万全の姿勢と差があり過ぎて、同じ世界とは思えないぐらい。

 

GoToやるなら、こういう層に「緩んでOK」と勘違いさせない方法をもっと検討するべきだったと思います。

具体的に良案はぱっと思いつきませんが。

1でも書いてるように、GoToを浮かれキャンペーンと思わせないようなキャッチで展開してたら少しはマシだったのかもね。

 

GoToトラベルを止めるとどれぐらいの不幸が生まれるかを想定しろ

 

GoToは前述したとおり、経済効果5兆円、46万人の就労促進効果と試算が出ています。

実際旅行会社からの声が観光経済新聞で記事になってますが、

全ての旅行会社が効果があったと回答し、全ての旅行会社が来年2月以降も延長を望んでいるとのことです。

 

 

GoToさえ止めたら、それでドーンと感染が減ると思ってます?

逆にGoToを止めることで、どれぐらい経済に打撃があるか具体的に想像できてます?

 

 

 

札幌のホテル、相次ぐ臨時休業 GoTo除外が決定打に

ススキノ地区の札幌オリエンタルホテルは、12月1日から来年1月末まで2カ月間休業する。札幌で感染が急拡大した11月上旬からキャンセルが目立ち始め、「トラベル」の一時除外が決定打になったという。

現在、客室の稼働率は約20%に落ち込んでいるという。担当者は「営業した方が(光熱費などで)赤字が増える」と嘆く。休業期間は政府の緊急事態宣言が出ていた春先の1カ月半を上回る。

引用:朝日新聞デジタル「札幌のホテル、相次ぐ臨時休業 GoTo除外が決定打に」

 

 

すでに札幌のホテル業はこんなよ。

とっくに限界にきてるのがわかるでしょう。

 

自殺者は来年末までに1万人増の可能性

経済の停滞で自殺者が増えるってのはニュースにもなってるので知らない人はいないと思います。

事実として今年10月は前年比で自殺が600人増えました。

 

コロナ禍が根本的に解決していない、また自殺増加は不況から遅れて本格化する傾向があることから、

おそらく来年以降もしばらく同じかそれ以上の自殺増が見込まれます。

つまり、今月も、来月も、来年以降も毎月600人増以上で推移する可能性が極めて高い。

来年末までに1万人増ってことになっても何もおかしくありません。

 

妊娠届は来年末までに16万件減の可能性

また、妊娠届が今年7月~9月で前年比で2万6千件少なくなったことも先日ニュースになりました。

この推移だと今年は前年比で6万件ほど少なくなる見込みです。

このまま来年末を迎えたときを想定すると、おおよそ16万件ほど少なくなると思われます。

 

理想の子供数を持たない理由の圧倒的第一位が「経済理由」。

コロナを恐れるマインドと、経済の停滞が改善されない限り、これは悪化の一途をたどるでしょう。

 


 

 

つまり、現時点で来年末までに、自殺で1万、未来に生まれる赤ん坊の命が16万失われる見込みということです。

未来のことだから実感がわかないだけで、これは紛れもない事実です。

 

仮にこのままGoTo続行して、感染者増が止まらなかったとして。

来年末までにコロナ疾病で17万人以上亡くなるとか思ってる人、挙手を。

・・・どんなに最悪を想定したって数千人のラインは越えないでしょう?

 

 

「感染拡大だー!GoToを止めろー!」と声を荒げるのは簡単ですが、

止めたらどうなるかの想定、ちゃんとしましょう。

 

 

いま「経済を止めるほうに舵を切れ!」と叫ぶことは、

「自殺者も未来の赤ん坊もどうでもいいわ」って言うのと1ミリも変わりません。

そんなつもりでは、なんて言い訳でしかないですよ。

だって事実としてそうなんだから。

 

 

逆に「経済を動かすことで高齢者の命が失われることはどうでもいいのか!」って怒る人もいそうですけどね。

平均年齢79歳の数千人の命か、若者や未来の赤ん坊17万人の命か、と問われれば、

申し訳ないけど俺は何万回問われたって、必ず後者を選び続けます。

 

俺自身が高齢者であってもそれを望むし、自分の高齢の親族の前でだってその答えは変わらない。

だって、どちらのほうが不幸と悲しみの量が多いかは明らかだもの。

 

 

 

GoToトラベル、止めるべきか続けるべきか。

答えは表題のとおりです。

 

「不幸を少しでも減らす気があるなら、GoToトラベルは続行の一択」

 

 

 

コロナウイルス、正しく知って正しく恐れよう。

 

 

 

追記:

あ、ちょうど高齢者除外でGoTo続行の方針出ましたね。

よしよし。

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