【日常】感染者数が増えた!はバッドニュース?グッドニュース?

感染者数が増えた!はバッドニュース?グッドニュース?

 

はい、突然ですが問題です!

ジャジャン!!(ジングル音)

 

 

 

 

①感染者10人で重症&致死者が数人

②感染者100人で重症&致死者が数人

③感染者200人で重症&致死者が数人←いまココ

④感染者1千人で重症&致死者が数人

⑤感染者1万人で重症&致死者が数人

⑥感染者100万人で重症&致死者が数人

⑦感染者1億人で重症&致死者が数人

 

いまの日本は一ヶ月前に①だった状況から、②、③と変わってきており、

メディアはこれはバッドニュースとして毎日報じています。

 

でも仮に⑦の状況にまで到達した場合はどうでしょう。

「1億人罹っても全然死なないじゃないか!コレ怖れるような病気じゃないぞ」ってことで、

⑦はグッドニュースになると考えられます。

 

ここで問題です。

①~⑦の中でバッドニュースとグッドニュースの境目は一体何番でしょう?

 

 

 

この問題、正解出せますか?

 

 

 

なんか変ですよねぇ。

一見すると⑦に向かって進むにつれて状況は悪化していくように見えるのに、

実際⑦の状況を考えてみると状況は好転している。

 

じゃあ「⑥感染者100万人で重症&致死者数人」でもグッドニュースなの?

それなら「⑤感染者1万人で重症&致死者が数人」はどうなの?

 

 

 

えーと、

正解はですね、問題が間違っているです。

 

 

 

 

わ、石投げないで!(汗)

ちゃんと説明するから!

 

 

 

 

えーとね、

間違っているのは「①が②になって③になるのはバッドニュースである」という前提そのもの。

 

①感染者10人で重症&致死者が数人

②感染者100人で重症&致死者が数人

③感染者200人で重症&致死者が数人←いまココ

④感染者1千人で重症&致死者が数人

⑤感染者1万人で重症&致死者が数人

⑥感染者100万人で重症&致死者が数人

⑦感染者1億人で重症&致死者が数人

 

この問題において①から②、さらに③、④、⑤、⑥、⑦と進んでいくことはすべてグッドニュースなんです。

だからバッドニュースとグッドニュースの転換点なんかそもそもない。

「問題がすでに間違ってる」が正解。

 

 

 

・・・読んでる人の納得できてない顔が浮かびますね(苦笑)

 

 

では、この感染者が増えましたのニュースが決してバッドニュースでない理由。

ここから色んな要素を掘り下げてわかりやすく説明していきましょー。

 

まず「感染者数が増える=バッドニュース」という固定概念を取り払うところから

 

一般的に「感染者が増えました!」と聞かされれば、

おそらく誰もがそれを反射的にバッドニュースだと感じることでしょう。

他に情報がゼロなら自分だってそういう印象を持ってしまいます。

 

だって「感染」って絶対いいことではないし、それが増えるんだったら当たり前にそれは不幸なこと、

そう思ってしまいます。

日本語的にはそういう印象を持って当然です。

それが自然な人間の思考回路。

 

 

 

でも、その固定概念がすでに罠なんですよね。

 

 

「感染者が増えました!」は、状況次第でグッドニュースになるんです。

 

 

 

考えてみてください。

「感染者数が膨れ上がっているにも関わらず、重症となって苦しむ人が増えない、亡くなってしまう人が増えない」って、それつまりコロナの危険性がそれほどではないっていう証明ですよね?

つまり全然バッドなニュースじゃない、むしろグッドニュース。

(まぁ、この問題には軽症状者及び中症状者数への言及が入ってないので、それを含めるともうちょっと複雑な話になりますが)

 

100万人罹っても、亡くなる人が増えない。

1億人罹っても、亡くなる人が増えない。

もう1億2000万人罹って亡くなる人が増えなきゃ、もはやそれ病気じゃないじゃん!ってね。

ほら、グッドニュースでしょコレ?

 

 

たぶんいま世間で「新規感染者また増えたぞー!大変だー!」って思っちゃう人は、

「感染者が増える=バッドニュース」の固定概念から抜け出せていないんじゃないかと。

まぁ、マスメディア達が感染者が増えることは悲報だと散々やってますからね。。。

感染者が増えることが悪いことだっていうのが脳内に刷り込まれ過ぎていて、

状況の理解ができないどころか、思考することさえも止めてしまった状態に陥ってるんですよね。

 

例えるとね、「海は青いはず!」でアタマが止まってる感じ。

(実際には海の色は赤もオレンジも緑も黒もあるのに)

 

 

だから「感染者の母数がものすごい多いのに犠牲者が少ない=グッドニュース」という当たり前の理屈にたどり着けないワケです。

この理屈って何にも難しくない、説明されればごく当たり前のことでしょ?

でもそれに気付けなくなるんです。

植え付けられた先入観や固定概念ってホントこわい。

 

感染者数が増える=バッドニュース、まずはこの固定概念を捨てましょう。

とりあえず話はそこからです。

 

感染者が増えた!の正しい解釈

感染者が増えた

 

いまの日本人は「感染者が増えた!」ってニュースにとにかく敏感になっています。

まぁ、報道もワイドショーも感染者が増えたニュースをあれだけ悲観的に取り上げ続ければ、

そういう雰囲気にもなっちゃいますよね。

 

 

じゃあたとえばですが、

「国内で新規感染者が200人増えました」ってニュース文面が出たときに、

あなたはそれをどう解釈しますか?

どんな状態を想像しますか?

 

 

たぶんね、

『国内で200人が新たに感染してしまった』って解釈するんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

ですが、事実はこうです。

 

『日本人口が1億2000万人いる中で、すでに無自覚無症状でウイルスをいくらか体内に保持している人がおおよそ数十万~数百万ぐらいいると想定されていて、今日その内の200人が特定できた』

 

 

なげぇ!(笑)

 

 

 

・・・コレどう違うのか分かります?

 

 

新たに感染者が200人現れたんじゃなくて、既にウジャウジャいるウイルス保持者の中で200人だけ感染者が特定できた、ってだけなんですよね。

めっちゃいっぱいいる感染者の中でそれが誰なのかをちょっとだけ特定できました!

そういうニュースなんですよ。

 

だからまずは感染者が特定できたことを『国内で新たに○○人感染者が増えました!』って言い回しをしちゃう報道がまずおかしいですよね。

ただ感染者をあぶり出しただけであって、何もないところからウイルス持ちがポンと新しく湧き出たわけじゃない。

 

 

つまりニュースの文言を正しく直せばこういうこと。

 

ニュースキャスター

キャスター

「国内で数十万~数百万いるとされている隠れ感染者の中で、本日200名を感染者として特定しました」

 

このニュース、何か怖がる必要ってあります?

だいぶ受ける印象が違うでしょ?

 

大なり小なり、既にほとんどの人がウイルスに触れている事実

 

「無自覚無症状のウイルス保持者がおおよそ数十万~数百万ぐらいいると想定される」と書きましたが、

これについての説明をしたいと思います。

 

ぶっちゃけ、いきなりこんな数字を突き付けられても「はぁぁぁぁぁぁ!?」って感じかもしれません。

なんせ国内の累計感染者数はまだ2万人ちょっとですもん。

いきなり数十万とか数百万とか、テキトー言ってんなボケェなんて思われても仕方ありません。

 

 

はい、エビデンス。

厚生労働省含む複数団体が行った抗体検査の結果がコレです。

→https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/report/t344/202006/566064.html

コレ簡単に言うと、そのへんの人を無作為に数千人つかまえてきて、すでに抗体を持ってる人がその中に何人いるかっていうのを調べた検査です。

 

 

複数回行われたこれらの検査は、それぞれの結果にだいぶばらつきはあったみたいですが、

ざっくり 0.1~0.7%の人がすでに知らないうちに新型コロナウイルスに罹って体内に抗体を持っていたことが示されました。

つまり、このデータにならえば日本の総人口1億2000万人の中で12~84万の人がすでにコロナウイルスに罹った経験があるってことになります。

 

 

いま判明している累計感染者の数は2万ちょっと。

なのに、それを遥かに超える12~84万人がすでに感染済みってことですよ?

知らないところでとんでもなく膨大な数のウイルス保持者が街中を歩いているってことがわかりますね。

 

 

さらに言うと、抗体ってのはウイルスにかかっても確実にできるものではありません。

ここも誤解されがちなポイントなんですが、抗体持ってる人が1%なら残りの99%が未罹患者、ではありません。

人間の身体はウイルス粒子を1粒や2粒吸い込んだところで抗体ができるような便利な体じゃありません。

ある程度の量のウイルスの侵入を許してしまい、それに対して体内の免疫機能が反応する段階までいって、初めて抗体が生まれます。

これは普通の風邪でもインフルエンザでもそうですよね。

 

だから、「ウイルスは少量体内に入っちゃったけど抗体作るまでいかなかった」って人も相当数が存在するはずです。

その数は、どんなに少なく見積もっても抗体ができた人以上にはいるだろうって考えるのが自然じゃないでしょうか?

そんな人達を抗体所持者と合算すれば、普通に何十万~何百万人という人間がすでにコロナウイルスを一度は保持したことがある、もしくはいまもコロナウイルスを保持している、ということになります。

これが無自覚無症状のウイルス保持者、つまり感染者がおおよそ数十万~数百万いるだろうっていう根拠。

 

 

 

そんな数字信じられない・・・なんて人もいるかもですが、

コレ考えてみれば現実的に当たり前の数字なんですよね。

だって、発表されているだけでも累計2万人以上の無症状感染者がいて、それらが普通に歩き回って、通勤電車に乗ったり、ショッピングしたり、飲食したりしてるいまの現状。

そりゃ、無症状の隠れ感染者の数が、数千や数万程度で済むわけがないんですよね、普通に考えて。

 

 

ちなみに無症状感染者これだけ発見されて、それらがいたるところでガンガンにウイルスをばらまいている中で、自分がウイルス量子を1粒たりとも吸ったことがないって自信を持って言える人います?(笑)

自分は自信ないです。当たり前ですが。

生活を送る中で、どこかで10なり100なりのウイルス粒子を体内に取り込んでしまっていると考えるのが自然。

そのウイルス量が少なくて身体の免疫力が勝ってるから発症しないってだけ。

 

体内のウイルス量はほんの少量でしょうが、あなたも私もウイルス保持者。

つまり立派な無症状感染者です、たぶんね(苦笑)

 

無症状感染者がこれから重症化するのか?

このコロナ禍の中で、もっと自粛して感染を抑えるべきだ派と、もっと経済を回すため緩和するべきだ派がいますが、

自粛派の主張で多いのは「無症状感染者がこれから重症化するんだ!」っていうもの。

無症状だから安心なんてことはないー!いまから発症するんだー!ってね。

 

 

結論から言うと、現状でその可能性は限りなくゼロです。

 

 

 

コレは新規感染者数を日別にしたグラフです。(引用:NHKコロナ特設サイト

日本で再度新規感染者が増え始めたのは5月末ぐらいから。

 

 

「まず感染者数が増えてその2週間後に病状が悪化して重症者や致死者が増えていくんだ!」みたいなこと言う人いっぱいいますが、

 

 

6月1日の2週間後も、

6月2日の2週間後も、

6月3日の2週間後も、



6月30日の2週間後も、

 

 

それぜーんぶ すでに過ぎちゃってますけど。

重症者や致死者増えましたかね?

 

 

 

 

はい、これ日別の死亡者数のグラフね。

 

 

ねぇ、2週間後って一体いつのこと言ってんの( •́ω•̀ )?

皮肉じゃなくマジで教えてほしいわい。

(6月19日の数字が19人と多いのは、それ以前のカウント漏れが発覚してそれが一気に計上されたためです。念のため。)

 

 

はい、新規感染者数が増え続けている昨今において、明らかに重症者も致死者もその発生割合は減少傾向です。

東京都においては重症者はとっくに一桁で、致死者も日々0~1人ぐらい。

これがいま起きているコロナ禍における間違いのないファクト。

 

ちなみに日本など比較にならないスピードで新規感染者数を出し続けているアメリカやヨーロッパ諸国ですが、実は重症者や致死者の増加数は横ばいもしくは減少傾向。

つまり重症化率と死亡率は一貫して減少してきています。

 

 

参考までに、世界全体での日別の新規感染者数のグラフと、

 

 

 

次が世界全体での日別の死亡者数のグラフ。

 

 

めちゃくちゃ新規感染者数が右上がりで増えてるのに、死亡者数は増えるどころか横ばい。

ピークを基準に考えると少し右下がりに感じられるぐらいです。

 

ニュースだと「海外でもどんどん新規感染者増えてます!」みたいな感じで新規感染者数だけ出してくるから、どんどん状況が悪化してるような印象を受けてしまいますが、こういうふうにデータをしっかり見れば全然違うでしょ?

ほんと、マスメディアってどうかしてるわ。。。

 

無症状感染者が出歩いたら高齢者に感染させるじゃないかー!って意見について

新型コロナウイルスは、明らかに高齢者や持病ありの方にとって危険性の高いウイルスです。

実際に重症者や致死者の属性を見るとそのほとんどが高齢者もしくは持病持ちの方で、

これは日本に限らず世界的にみてもその傾向は共通しています。

 

 

「若者自体に発症しないからといって、その若者が感染したまま出歩けば高齢者や持病ありなどのハイリスク層に感染広げるじゃないかー!」

 

うん、ごもっともな意見です。

でもね、

 

この意見がごもっともだったのは5月末ぐらいまで。

 

 

さきほどの6月以降のデータを思い出してみてください。

重症者も致死者もずっと減少傾向のままでほとんど増えておりません。

集計に高齢者や持病ありのハイリスク層も対象に入っているにも関わらず、です。

つまり、ハイリスク層さえも重症化しなくなってるという事実。

 

この6月7月、街中を歩いている高齢者は減りましたか?

普通にいままでどおり歩いてるでしょ?

なのに彼らの中でも重症者や致死数は増えてないんです。

 

無症状感染の若者が出歩けば高齢者がバタバタ倒れる、っていうのは既に最新の概念ではないってことです。

もちろん発症リスクは若者に比べれば間違いなく高いのは変わらぬ事実。

完全にゼロリスクということではないので今後も一定の警戒が必要なのは間違いありません。

 

でも、高齢者であっても罹患したら当たり前に重症化しちゃうというほどの危険性ではない。

それがここ1か月のデータからわかる最新の状況なんです。

たくさんの高齢者の命が失われた4月~5月とは状況が変わってきているんです。

あくまでも必要なのは現状のリスクに見合った警戒と対策であって、それを超えた過剰な対策は別のところに負担をかけるだけです。

 

これからの新型コロナウイルスの脅威性は?

 

いまわかっているのは、東アジアの人はなぜか他の地域に比べて圧倒的に重症化率が低いということ。

これはけっこう早い段階からわかっていました。

この原因についてはファクターXと呼ばれ、専門家さん達がいろんな可能性を模索中です。

BCG予防接種のおかげだとか、アジア人の肥満率が少ないからだとか、アジア人の遺伝子的な要素が影響してるとか、ほかのコロナ風邪の抗体をすでに持ってる人が多いからだとか、いろんな説がありますが検証はこれからです。

 

 

さらに追加で見えてきたのは、6月頃からの顕著な重症化率の低下。

こちらも要因ははっきりとはわかりませんが、可能性として考えられるのはこんな感じ。

 

1.夏になるとウイルスの活動が弱まる?

→季節が反対の南半球でもウイルスは猛威を奮っています。ある程度の影響はありそうですが決定的な要素ではなさそうな気がします。

 

2.夏になると人間の免疫機能が高まる?

→高温多湿のほうが粘膜の免疫力が高まると言われるので、呼吸器官が感染経路となる新型コロナウイルスにおいて発症率低下の要因として可能性はあるのかも。東アジアで高温低湿な地域があれば日本と比較しやすいんですが・・・。

 

3.すでに新型コロナウイルスに弱い人のほとんどが罹患し終わった?

→ちょっとのウイルス量でも発症してしまうような免疫が低めの人たちにはすでに感染と発症が済んでいて、多くのウイルスを一度に浴びない限り発症しないような免疫高めの人たちがいま残っているような状態ではないかってこと。一見して暴論に見えるかもですが、すでに無症状感染者が無数に街中にいてウイルスをバラまきまくっていて、その中で生活していて未だにウイルス粒子を1粒も吸い込んでいない人なんているの?っていう今の状況からみると、あながちズレた考え方ではないと思います。

 

4.ウイルス蔓延初期より医療体制が整備されてきたから?

→海外では医療崩壊してしまい患者の命の選別を強いられてしまっていた国もありました。この状態だと助かるかもしれない命も助からないケースが多く出てくるため一気に致死率が上がります。なので、ウイルスの特性がある程度理解され、医療体制も整い始めたことが重症化率や致死率を下げる要因になる可能性は十分にあります。ただし日本においては、医療体制が圧迫されることはあっても命の選別を強いられるような崩壊状態までは到達していなかったため、重症化率や致死率がここまで低下した説明にはなりづらいと言えるでしょう。

 

5.早期にPCR検査を受けやすい環境になったから?

→日本でのコロナ蔓延当初は医療リソース不足の懸念から、37.5度以上の発熱が4日以上続いている、渡航歴ありの人と接触履歴がある、などの条件を満たさないとなかなかPCR検査を受けられませんでした。そのため、コロナ感染の診断が遅れて症状が重くなってしまった患者も一定数いると考えられます。しかしこれも、圧倒的に重症化率が下がった要因としての説明はできかねる感じです。

 

 

このような、いろんな理由が複合的に絡み合っての重症化率低下だとは思いますが、

もし1や2が要因として大きいのであれば、今年の冬にまた新型コロナの重症化率が高まる可能性が考えられます。

もし3が要因として大きいのであれば、今後も重症化率が高まることがない理想的な状況と言えるでしょうね。

 

 

 

 

はい、まとめ!

 

 

・コロナの重症化率は明らかに下がってる

・新規感染者が増える=バッドニュースではない。

・新規感染者が増えているのに重症者や致死者が増えないなら、それはむしろグッドニュース。

・すでに隠れ感染者は数十万~数百万ぐらい普通にいて、だいたいの人がすでにウイルスに大なり小なり触れ終わっている。

・感染者が増えたあと時間差で重症者が増える説→1か月半の間まったく増えてません!

・無症状感染者が高齢者に感染させると危ない説→1か月半の間まったく増えてません!

・コロナの重症化率がまた高まる可能性は?→冬になってまた上がる可能性はありえる。

 

 

「また新規感染者が増えたー!」「コロナ怖いー!」

と騒いでいる方、いま新型コロナの現実はこんな感じです。

これがウソも誇張も入っていない、実際のデータから読み取れる実際の状況。

 

 

だから、過剰演出がされたテレビの情報を鵜呑みにしないで。

 

 

コロナが中国で猛威を振るい始めた1月から始まり、

コロナが日本でも流行を始めた3月、

さらにコロナが日本で多くの命を奪った4月5月、

そしていまコロナの重症化率が下がってきた6月7月ときています。

 

 

何度かこのブログでも書いてるけど、

未知のウイルスだったコロナは、いろんな情報が集まってどんどん未知ではなくなっています。

コロナがどれぐらいの感染力でどれぐらいの脅威なのか、正しい判断基準は常に更新され続けています。

 

頼むから何か月も前の情報でいまのコロナを恐れないで。

何ヶ月も前に感じた雰囲気でいまのコロナを恐れないで。

どうか最新の情報で正しくコロナを恐れてください。

 

 

 

コロナに罹患して苦しんでいる人の数がどれぐらいかはすでに前述のとおり。

 

では、

コロナ自粛で仕事を失って嘆いている人の数、

コロナ自粛で生きがいを奪われてしまった人の数、

コロナ警戒の是非を理由に殴り合ってる人の数。

これらはどれぐらいの数になるでしょうか?

 

 

どうもいまの日本のニュースを見ていて、

コロナという疾病そのもので苦しんでいる不幸の総量よりも、

コロナを理由に人同士で生み出している不幸の総量のほうが明らかに多いと感じています。

 

 

 

控えめにいってもそんな世界はちっともステキじゃない。

 

 

お願いだから、コロナの知識を正しく持って正しく恐れて。

ただ盲目的に感染者増加だけを恐れる思考で生きてると、このコロナ禍は一生終わらないよ。

新型コロナウイルス粒子がこの世から1粒残らず消え去ることはありえない以上、必ずどこかで感染者が発生し続ける日常は避けられないのだから。

 

どうか一番不幸が少ない選択肢を。

したらな。

 

 

 

P.S.

勘違いされないために念のため言っとくと、対策をせずにヒャッホーしていいわけでは決してないので。

自分は「コロナはただの風邪だ!」なんて侮ることはしません。

夜の街でろくに対策もせずにヒャッハーッってやってる人たちも嫌いです。

同じくずさんな行動で劇場クラスターを出した人たちも嫌いです。

 

リスクのレベルを理解した、過不足のない正しい対策をしてほしい。

ただそれだけ。

あしからず。

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