【日常】「高額転売」擁護派が言うようにどんなに市場原理に沿っていようが

【日常】「高額転売」擁護派が言うようにどんなに市場原理に沿っていようが

「高額転売」擁護派が言うようにどんなに市場原理に沿っていようが

 

 

昨今はプラモデル界隈に転売ヤー達が進出しており、

新発売のガンプラはそういった転売ヤーの手によって即時店頭から売り切れてしまう状況でした。

そんな状況で、ホビージャパンの編集者が高額転売行為を擁護する発言をしてユーザーの反感を買い炎上、

その後社内でも問題になり当事者がクビになりました。

 

 

 

さらにその後、経済学者の池田信夫氏が続いて転売を擁護する発言をして再び炎上。

 

 

 

個人的には池田氏の言ってることも、わからなくはないんですよね。

市場原理としては「安い物を仕入れて高く売る」というのは何も間違っていなくて。

大昔から商売や経済ってのはそういった原則ありきで回されているもんですし。

 

 

 

あ、とりあえずはっきりしておきたいのは「転売」は大きく分けて2種類あること。

1.不用品の転売

2.高額転売

この2つは同じ「転売」ではありますが、性質が全然違います。

 

 

前者の「不用品の転売」がとくに問題でないのは言わずもがな。

問題となっているのは後者の「高額転売」ですよね。

 

 

高額転売とは、ゲーム機や限定生産のフィギュアなどを購入し、市場価格の数倍の価格で出品して販売する行為です。

転売ヤーは一人で複数点購入することが多く、それが重なると結果的に「買い占め」に相当する状況になりがちで、小売店では即日品切れ、一般人が普通のルートでは手に入らない状況になってしまいます。

結果、一般ユーザーは転売ヤ―が出品した商品を常識外の価格で買わざるを得なくなってしまうということで、それがもう何年も前からずっと問題になっています。

 

 

 

自分が思う「高額転売」の正当性

転売擁護

 

で、「恣意的に希少性を高めて行う高額転売」について、

個人的に思うところを語っていきますと。

 

 

先にも書いたとおり、市場原理としては「安く仕入れて高く売る」というのは当然の理論です。

商品の価格を決定する要素って何だと思います?

 

・その商品の原価

・必要性が高いこと

・機能性が高いこと

・希少性が高いこと

 

などを想像するかと思います。

我々は原価や商品の性能を価格の基準に考えてしまいがちですが、

実は価格決定の要素としては、想像以上に希少性の影響が大きいんですよね。

 

 

えーと、マーケティングでは「希少性の原理」って言葉がありまして、

数が少ない、手に入りにくいモノは値段が高くなります。

 

 

ダイヤモンドの値段が高いのも、マツタケの値段が高いのも、トリュフの値段が高いのも、これ。

ダイヤモンドが全てのジュエリーの中で圧倒的に美しいわけでもなく、

マツタケやトリュフが全ての食材の中で圧倒的に美味しいわけでもなく、

どれも簡単に手に入らない希少性が理由となって、高い値段設定がされています。

 

 

でも、ダイヤモンド、マツタケ、トリュフを販売する企業に対して、

「高額な値段をつけて販売している悪徳会社だ!」と文句を言う人はいないでしょう。

 

商売において、希少性が高いモノは高く売れるし、高く売っていいってことは、至極当たり前のことなんです。

それでいくと、数が限定された商品を高く売ることには何の問題もないことになります。

 

「高く売れた」ということは「その商品にその金額を支払う判断をした人がいた」ということであり、

その意味では商品の価格設定として適正ということになります。

どんなに高かろうが、買いたい人がいるんだもん。

 

極端な話ですが、

海岸で拾った流木を1万円で出品しようと、それを購入する人がいるんならそれは適正価格。

そこには原価ってほとんど関係ないんですよね。

 

 

 

ということを踏まえると、

 

「価格が高かろうとその値段で買う人がいるなら適正価格といえる」

「価格を決定する要素は、原価(仕入価格)以上に、希少性に委ねられるところが大きい」

 

ってことになり、高額転売自体は当たり前の市場原理である、ということになります。

このへんは池田氏の一連のツイートと同じ内容なんじゃないかと。

 

 

 

 

 

 

 

ただね、

 

 

 

 

 

 

高額転売がいくら市場原理として当たり前であろうが、

 

 

 

 

 

それが経済であり自由市場だとまとめられようが、

 

 

 

 

 

 

ダセェものはダセェ(´・ω・`)

 

 

 

だってマスクもPS5もSwitchも、本来は一般人が手頃な価格でフツーに購入できたはずのモノなんだもん。

メーカーが最初から高額設定してるんなら全然理解できるけど、手ごろな価格のものを全く無関係な第三者が自分の利

ヤのために、頼んでもいないのに小売業気取りで間に割り込んできている状況。

 

転売のために複数買いして品薄を生み出し、需要と供給のバランス崩して、値段吊り上げて売りさばいて。

やってることは実質「供給を先回りしての締め付け」なだけ。

そこで生み出されているのは、経済の活性化でもなく、何かの生産性でもなく、ただの迷惑。

 

 

 

 

去年のマスク高額転売なんかがわかりやすいですよね。

 

 

新型コロナがまだ未知の部分が多くてその危険性が計りかねていた時期。

一般小売店の店頭ではマスクが入手できず、メルカリやヤフオクではマスクが信じられない値段で転売されていました。

中には1箱10万円を超えるものも。

 

 

あれ、ものすごい困りましたよね。

 

 

今以上にマスクしてないとどこにも外出できなかった頃だもん。

未着用だとケンカ売ってくるマスク警察みたいなのもいたしね。

マスクを何としても手に入れなきゃいけない状況で、あの高額転売。

 

 

「高額転売品を買うことも同罪」なんて主張も多くあって概ねその通りだとは思うのですが、

マスクなど感染症予防の必需品となると、どうしても購入せざるを得ないパターンもあります。

どこかの高齢者介護施設でどうしてもマスクを一定数手に入れなければならず、

仕方なく転売商品を購入したなんて話もありましたね。

 

 

 

 

また他の例でいえば、PS5やニンテンドーSwitchなど、ゲーム本体の高額転売もひどかったですね。

 

 

Switchが店頭で普通に購入できるようになってきたのも、ようやく最近の話。

あれは比較的低年齢向けのゲーム機ですが、あの高額転売のおかげで購入を断念した家庭も多かったはずです。

結果、親以上に悲しい思いをしたのは子供達なわけで。

 

子供のアイテム買い占めて、子供に悲しい思いさせておいてさ、

転売ヤー「自分らは流通業で、人に物をお届けする市場経済の一員であります!キリッ!」ってさ、

ずいぶんとダサい生き方されてるんですね。

としか言えないわな。

 

 

ちなみに転売ヤーが原因でゲーム機本体の価格が吊り上がると、

本体が本来よりも普及しなくなり、結果それ以降に発売されるソフトの売り上げに響きます。

つまり、業態全体の衰退につながります。

下のツイートがわかりやすい。

 

 

 

あとさ、マスクという医療必需品でもで高額転売やったってことは、

今後何かしら災害が起きた時でも、この人らは平気で買占め&高額転売やるわけだよね。

食料品だろうが衣服だろうが、それを生きるために必要とする人が多ければ多いほど、「やったー!稼ぎ時だァー!」って意気揚々と嬉しそうに。

 

 

これが、市場原理だ、自由市場だ、需要と供給だ、法にも触れないっていうなら、

「じゃあ市場原理や法に見直すところがあるんじゃね?」って考えるのが、普通の思考じゃなかろうか。

俺、この考え方おかしいかい?

(実際マスク転売の際は法的規制が入ったわけだし、そういうことでしょ)

 

Twitterで#転売ヤーで検索すりゃ、ユーザーがどれだけ多くの不満を持っているかよくわかります。

少なくとも「これが市場原理だ。理解できない奴はバカ。」で切り捨てていい話ではないと思う。

 

 

 

とりあえず俺は、

「高額転売については、市場原理として当然のことではあるし、法に触れているわけではないんだけれど、それで迷惑かけられてる人が実際にめちゃくちゃいる現状が見えてるにも関わらず、高額転売したりその行為を正当化するのってクソダサくね?」

という考え方でございます。

どんなに感情論だろ言われようが。

 

 

だって、仮に息子に「パパってどんな仕事してるのー?」って聞かれたときに、「数が少ない商品を他の人があんまり手に入れられないように沢山買い占めて、それをどうしても必要として困っている人の足元を見て高値で売り渡す仕事だよー」とは言いたくないもんな。

それはさすがに恥ずかしすぎて死にたくなるわ。

 

 

 

 

まぁ、既存の転売ヤーにモラルで訴えたって1ミリも響かないことは重々承知ですけどね。

 

 

もし新たに転売ヤー始めてみようかなぁなんて迷っている人が一人でも踏みとどまれば、とは思います。

頼むからダサいことせんときなはれや。

 

したらな!

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