先斗(ぽんと)
演劇人による浅草グルメ紹介シリーズ!
今日は隠れ家的な居酒屋ランチだよ!
先斗(ぽんと)に行ってまいりました。
これでぽんとって変わった読み方だなぁと思って調べてみたら、
京都のほうに先斗町(ぼんとちょう)ってのがあるんですね。
京都おばんざいのお店だし、きっと店主さんがそちらと何かしら縁があるんでしょう。
ちなみに先斗町自体の名前の由来は、ポルトガル語での先端「ポント」説が有力だそうで。
ポルトガルのカルタ賭博用語で先ばかりを意味する「ポント」だという説も。
どちらの説も江戸時代からだそうだけど、逆に言うとそれ以前の名前はどうしてたんだろうというのが気になるところ(笑)
はい、そんな先斗。
お店の位置は西浅草2丁目の住宅街の路地。
国際通りからであればラーメン屋のひむろのところから西に3~4ブロックぐらい行ったところです。
地図だと遠く見えるかもだけど、国際通りから5分もかかりません。
あさくさ劇亭まで行かないぐらいところで暖簾が見えるかと思います。
店内はカウンター席が6~7席ぐらい。
テーブル席はありません。
いかにも昔ながらの個人経営居酒屋って雰囲気ど真ん中の内装です。
店内薄暗くしてるのはあえてなのかな?
ランチメニューはこちら。
選択できるのは、さば塩焼き定食、さば揚げ出し定食、しゃけ塩定食、鶏みぞれ焼き定食、天ぷら盛り合わせ定食の5種で、どれも800円というリーズナブルさ。
店内にはランチメニューの表記を置いてないので、お店に入る前に何頼むか決めちゃったほうがよいです。
どれも美味しそうで気になったけど、今回は天ぷら盛り合わせ定食にしてみました。
ほら、天盛だったらさ、コスパの良さを確認するのに指標としてわかりやすいじゃない?
で、10分程度でやってきた天ぷら盛り合わせ定食。
どどーん。
天ぷらボリュームすごっ。
これに加えて山かけ飯、赤だしの味噌汁、小鉢2種。
これで800円はリーズナブル過ぎて「うほっ」って声が出るレベルですな。
もう完全に採算度外視のサービス価格でしょう。。。
えび天でかっ。
しかも衣が分厚いこけおどしなどでなく、中には立派なサイズの身がぷりぷり。
衣もサクサクで香り高いし、ものすごく満足度の高いえび天。
ゴーヤ天。
天つゆにたっぷり浸すとその苦みが逆に清涼感に変わっておいしい。
こちらは青魚(たぶんサバ?)を大葉で包んで揚げたやつ。
魚の旨味と大葉のさわやかさに天ぷらの香ばしさが加わって最高っす。
ほかにはジャガイモやナスやカボチャの天ぷらもありましたが、どれもクオリティ良し。
ご飯はデフォルトでとろろごはん。
シルキーな舌触りのとろろを米と一緒にかきこむ。
天ぷらととろろも相性良いね。
もしとろろ苦手な人は先に申告しておけば外してくれるかも?
小鉢の胡瓜のしらすの酢の物と、卯の花も美味しい。
特に卯の花の上品な甘味はなかなか他では味わったことないかなぁ。
赤だしもほっこり安心できる味わい。
ゴチソウサマー。
こんな人通りの少ない住宅街なのに、客足は常に途絶えることなく。
常連客には知る人ぞ知るお店として愛されていそう。
いや、それも納得のコスパとクオリティだわ。
美味しかったぁ。
テーブル席もなくカウンターも限られているので、集団で来たり、長居したりってのは向いてませんが、一人でサッときて黙々と食事を堪能するにはとても使いやすいお店。
合羽橋道具街も近いので、浅草側からでなく合羽橋観光の際にも選択肢にどーぞー。
したらな!
先斗(ぽんと)
東京都台東区西浅草2-10-2
営業時間 11:30~13:30、17:00~21:00(定休日なし)
03-5828-1531
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