【日常】レジ袋有料化政策におけるプラスとマイナスのバランスの悪さ

【日常】レジ袋有料化政策におけるプラスとマイナスのバランスの悪さ

レジ袋有料化政策におけるプラスとマイナスのバランスの悪さ

レジ袋有料化

 

 

昨日、目にした音喜多氏のエントリー。

維新は人によって好き嫌いあると思いますが、まぁ色眼鏡なしにリンク先を読んでみてください。

(※ 個人的には、音喜多氏はいつも庶民目線でわかりやすい語り口で現政の問題点など書いてくれてるので、定期的に目を通しておくといろいろ政治的な知見がついておすすめ)

 

 

音喜多氏の書いてる内容を要約すると、

 

 

・レジ袋有料化は失敗なので無料に戻すべき

・仮にレジ袋撲滅100%が実現したところで、原油使用量の0.05%、海洋放流ゴミの0.3%の解消にしかならない

・小泉環境大臣が「効果はない、みんなへの啓発のため」と断言している

・このコロナ禍にも関わらず、衛生面でも庶民負担面でも逆行している

・レジ袋有料の損した感によって「ついで買い」が減少する(小売業にとって客単価アップは重要)

 

 

ってところでしょうか。

 

ざっくりまとめると、レジ袋有料化によって確かに環境保全に対するプラスの効果はありますが、

それ以上に大きすぎるマイナスの効果があるよって、話ですね。

 

 

 

自分もレジ袋有料化政策はアホらしいと思ってるほうです(´-ェ-`)

 

 

毎日毎日レジで「袋いりますか?」「サイズはどうされますか?」のやりとりは正直わずらわしいし、

コンビニなんかだと袋詰スペースがないから、会計済ませた人がレジを占有してマイバックに商品詰め終わるのを後ろでぼーっと待ってる時間とかあって、ほんと不毛過ぎる。

お店側にとってもお客側にとってもコスト大き過ぎるんでない?

 

 

前々から思ってたけど、政府ってこういう人的コストの概念にホント疎いよね。

 

 

プレミアムつき商品券

半年前にあったプレミアム付き商品券のときもそうだったなぁ。

たった5千円しか得しない5万円の商品券。

これを消費者の手元に届けるために、まず通知書送って、申込み書を返信封筒入りで送って、引換券印刷して送って、受取窓口を設けて人員を配置して商品券手渡ししてって、どんだけ人的コストかけんのよ。

普通の企業でこんなやり方提案したら一発でクビになりそうだわ。

→過去記事「プレミアム付商品券とかいう政策が無駄すぎて無駄すぎて」

 

 

今回のレジ袋を有料化したことによるオペレーション増加も、まさもそうで。

おそらくとんでもないコスト増になっているでしょう。

興味持ったんで、これについてちょっとコスト計算してみました。

 

レジ袋有料化オペレーションによるコスト増がどれぐらいのものか

コンビニエンスストア

2020年7月時点でコンビニチェーン店の数は5万5797店で、

全店舗における1か月あたりの来店者数の合計は、延べ人数で13億5728万9000人だそうです。

 

スーパーマーケットについては2019年年末時点で1万500店、1日平均来客数が2000人ぐらいらしいので、

これから計算した場合、全店舗の1日の来店者数は2100万人。

1か月あたりの来店者数はこれに30をかけて、延べ人数で6億3000万人ぐらいになります。

 

この2つを足せばおおよそ20億人。

つまり、日本全国のコンビニとスーパーマーケットにおいて、

1か月間でおおよそ20億回のレジ会計が行われているということになります。

1年間にすれば約240億回ですね。

 

つまり、これからの日本においては、「袋いりますか?」「サイズはどうされますか?」のオペレーション240億回分のコストが、毎年ずっと永久的に発生し続けることになりますね。

(※ 世の中にはセルフレジなんかもあるので240億回すべてがとは言いませんが、まだ大部分は有人レジのはず)

 

 

このオペレーション240億回分のコストがどれぐらいのものなのか、

まず時間に換算して、さらにそこから金額に換算してみましょう。

 

 

仮に「袋いりますか?」「サイズはどうされますか?」のオペレーションにだいたい10秒かかるとします。

これが240億回分となれば、かかってくる時間的コストは2400億秒になり、

これを3600で割って単位を「時間」にすると、6666万時間になります。

 

人件費(賃金以外の諸経費すべて含む)を1時間あたり2000円と仮定すれば、

2000円×6666万時間で、ざっくり1兆3332億円のコストになりますね。

 

ちなみにこの金額は、あくまでコンビニとスーパーマーケットだけの金額。

日本全国にある百貨店・小売店を含めればこの数字は数倍になってもおかしくありません。

つまり、最低でも数兆円規模のコストになると推測ができます。

 

 

数兆円って数字にあまりピンと来ないかもしれませんが、

消費税が2%増税されたときの増加税収額がだいたい5兆円ぐらいだそうです。

 

なので負担のインパクトとしては、消費税2%増税のときと同じぐらい。

そう考えるとレジ袋有料化の話が出たときに世論はもっと騒ぐべきでしたね。

もはやいまさらか(涙)

 

 

 

数兆円、か・・・。(›´ω`‹ )

 

 

先ほども書きましたが、

このレジ袋有料化政策が功を奏してレジ袋の撲滅が100%達成したところで、

使用される原油使用量の0.05%の削減、海洋放流ゴミの0.3%の削減にしかならないそうです。

 

 

ちーん。 ( ´゚ェ゚)

 

こんな死ぬほど効果の薄い政策に、民間企業が毎年数兆円もコストを被っていくという理不尽。

あのさ、この数兆円でもっと何か画期的な環境保護活動できんじゃないの?

 

 

ちなみに今はお店側だけのコストを算出しましたが、

「袋いりますか?」「サイズはどうされますか?」の時間的損失は、

お客側にも当然発生しています。

 

プライベートの買い物時間を金額換算することは困難ですが、

お店側で発生しているコストに等しいレベルの、時間的コストが発生しているのは間違いありません。

人によってはストレス的な負担を感じていることもあるでしょう。

 

ホント終わってんな、この政策。。。

 

バイオマスレジ袋の無料配布のほうが対策として現実的?

レジ袋有料化、これからもいろんな人から無駄政策だって意見はどんどん出てくると思うんだけどなぁ。

専門家や世論がどんだけピーピー吠えても変わらないもんなんだろうか。

プラスとマイナスを天秤にかけて、プラスが大きいほうを取る、

そういう当たり前のことを当たり前にわかる人にトップに立ってほしいもんです。

 

レジ袋対策もなんかうまい方法ないのかなと思っていろいろ見てたら、

マクドナルドや吉野家はバイオマスレジ袋を使うことで、持ち帰り袋無料のままでやってるんですね。

 

 

マクドナルド:プラスチック製買物袋有料化制度の実施に伴う対応につきまして

マクドナルドでは、「地球のことを考えて行動する」を環境理念としており、2015年からバイオマス素材を配合しているレジ袋を使用しております。7月1日から実施されるプラスチック製買物袋有料化制度において、バイオマス素材の配合率が25%以上のレジ袋はバイオマス素材がカーボンニュートラルであり、地球温暖化対策に寄与するとして有料化の対象外となります。マクドナルドでは、バイオマス素材の認証マークを追記した新しいレジ袋を導入し、お客様にレジ袋代金をいただくことなく商品をご注文いただけます。

https://www.mcdonalds.co.jp/company/info/2020/0501a/

 

 

残念ながら、バイオマスレジ袋が全てを魔法のように解決できる手段ではありません。

バイオマスレジ袋でも以下のような問題点があったりします。

 

 

1.バイオマス素材のレジ袋はコストが高い(通常のレジ袋の2~5倍ぐらい)

2.レジ袋はレジ袋なので、そもそものG20のプラスチックごみ撲滅って目標にはつながらない

 

 

でも、1については一般化していけば生産コスト及び購入コストはどんどん下がっていくでしょうし、

「袋いりますか?」「サイズはどうされますか?」のオペレーションコストに比べれば、数段マシであると考えられます。

 

2の環境対策についても、バイオマスレジ袋なら生産時の石油使用量は抑えられ、

さらに廃棄して燃やした時のCO2も少ないので、従来のレジ袋にくらべりゃある程度は有意義でしょう。

 

そもそも根本的に海洋流出プラスチックごみを削減したいなら、

その0.3%しか占めないレジ袋撲滅をがんばることに何の意味があるのかと。

なんか歴史のテストで100点取るのを目指しているのに織田信長の部分だけをピンポイントで読み込んでるバカ生徒みたいじゃない?

俺がそんな生徒の家庭教師してたら初日から地獄の説教喰らわすわ(笑)

 

まとめ。自分のアタマで考えよー byちきりん氏

環境対策は大事だし、やんなきゃいけないことです。

でも、レジ袋有料化は間違いなくただやってる感を出してるだけの無駄対策。

コロナ対策でもやってる感出してるだけの指揮官はいっぱいいましたが、まったくそれと同じですな。

 

どんな問題においても共通して言えることですが、

国や専門家といった指揮者の判断がおかしいケースは、想像を遥かに超えて多いです。

「上がうまいことやってくれる」って考えが甘いことは、このコロナ禍が痛いほど証明してくれたでしょ?(苦笑)

 

いまはネットの普及のおかげで素人でも情報を集めることが容易になりましたし、

データが揃えばそこから何が正しくて何が誤っているのか、そこから推察していくことも可能です。

テレビなどの演出掛かった情報に惑わされず、きちんと数字を見て判断していきましょー。

 

 

有名ブロガーのちきりん氏の言葉で「自分のアタマで考えよー」っていうフレーズがありますが、

いまの時代は本当にこれが重要なんだなーって心底思います。

さぁ、みんなも自分のアタマで考えよー!(パクリ)

 

したらな!

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