有名人が大麻で逮捕されるたびに出てくる大麻解禁の主張
先日速報で出ました伊勢谷友介容疑者の大麻での逮捕ニュース。
今回のように大麻理由での逮捕者が出るたびに
「大麻はもう解禁すべきなんだ！」なんて発言がSNS上にぶわーっと流れますが、
いまんとこそれが実現する可能性はないでしょうね。
現役国会議員の中で大麻解禁を推進すると明言している人はほとんどいません。
大きな票田である高齢者層においては「大麻解禁なんてとんでもない！」って人のほうが圧倒的に多そうですし、そんな中で矢面に立って「解禁目指しまーす」と事を進めるのは政治家にとってなかなか勇気がいること。
この状況で「法律にて禁止する」と定められている既定のモノをひっくり返すのは至難の業でしょう。
近い将来で実現することはないように思えます。
まぁ、解禁は当面実現しないとしても。
やっぱり思うのは、そもそも大麻解禁の必要性があるのかどうかですよね。
自分もけっこう大麻についてはWebで調べてはみましたが、
困ったことにほとんどの情報が各々のポジショントークなんですよねー。
解禁賛成派はとにかく
・依存性も中毒性もない！
・体に良いんだ！酒やタバコのほうが害があるぐらいなんだ！
・税収になるんだ！
・海外では合法化が進んでるんだ！
的な主張の連呼。
逆に解禁反対派はとにかく
・依存性も中毒性もあるんだ！
・体に悪いんだ！酒やたばこと同様だ！
・犯罪組織の収入源だ！
・海外でも規制されてる国の方が圧倒的に多いんだ！
的な主張の連呼。
賛成派の主張と、反対派の主張が、全く同じ内容について情報が逆転し過ぎ（笑）
いったいどれが真実なのかまったく見えてこないんですよね。
どんなに情報収集しても正反対の情報がボロボロ出てくる。
賛成派反対派それぞれが自分の主張に有利な情報だけを採用して発信するわけだけだから、
情報が偏り過ぎて結局どれも信用できないという。
（もちろん中間を取れば正解ってわけでもないだろうしね）
はっきり言うけどさ、
１．大麻の取締りやその治療に関わる仕事に就いている
２．自身が海外で大麻を使用した経験がある
３．身近に大麻を日常的に使用している人がいて、それを長中期的に観察してる
上記以外の人で大麻を完全に正しく理解するなんて不可能だわ。
自分でWeb上で情報収集をしてみて、そう結論づけました。
数多の情報の中で、どれかは正解だし、どれかはウソ。
でもその数が多過ぎ＆あまりにも内容が正反対過ぎて、正誤判断がまったくできません。
これで大麻の是非を判断なんて一般人にはムリムリムリムリ。
マジで判断不可能です。
SNSやブログを眺めると大麻の安全性を主張する人と、大麻の危険性を主張する人溢れていますが、
実際そういった意見を発信してる人のほとんどは上記1～3に該当する人でないはず。
つまり、「自身は大麻に触れたことない素人だけど、たまたまどこかで耳にした情報を信じている人」が大半であると言えるでしょう。
その情報が正誤判断できないモノであるにも関わらず、です。
この状況で「白だ！」「黒だ！」って断言できちゃう人、逆に尊敬するわ。(´°ω°)
まぁ、現時点では賛成派でも反対派でもとやかく言えないんだけどさ。
（断言するのはアレだけど、どっち派か意見を持つのは自由）
とりあえず余計なバイアスかけないようにフラットに情報収集はしていきたいし、してほしいもんです。
ただ現時点で個人的に思うのはね、
世の中にはハロウィンでテンション上がってノリで他人の車を横転させたり、
車という顔の見えない密室に入ると過激な運転をして他人を攻撃したり、
その場のノリで平気で酒飲んだまま車運転したり、
そういう、ノリで悪いことが平気でできてしまう層が一定数確実にいるわけで。
↑2018年の渋谷のハロウィン。不愉快だろうけど一度再生して。
仮に大麻解禁が実現した時、誰よりも先に大麻に真っ先に飛びついてハマるのはこういう層の人達なんだろうなぁって思っていて。
そういう人たちは、果たして正しい用法で正しいタイミングで大麻を楽しんでくれますかね？
・大麻が自分にもたらしてくれる精神的な多幸感
・大麻をノリで乱用してる人間が引き起こすトラブルに、自分や大事な人が巻き込まれる不幸
この二つを天秤にかけたとき、
俺は後者の方が1万倍ぐらい大きいと思ってます。
だから現時点で大麻解禁は不要というか、しないほうがいいと思ってる。
この感覚なんかおかしい？
まぁ、大麻が解禁される未来は遥かに遠いと思うから、ただの杞憂だけどね。
でも万が一解禁の話が進んだときには、そのへんも議論されてほしいなぁとは切に願うところ。
大麻さん、未来はどうなることやら。
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