#生きている
育児などでなかなか外出できない人の強い味方Netflix!
今回は「#生きている」を観たよ!
※ 以下ネタバレありまくりです
はい、予告動画見ていただければすぐにわかりますが、韓国産のゾンビ映画です。
向こうでは今年の6月末に上演されたばかりのホヤホヤ。
こんな短期間で日本のお茶の間で見れるようになるなんて、いい世の中になったもんですな。
以前韓国のゾンビ映画「新・感染」がとんでもなく面白かったので、
今回の「#生きている」の配信はかなり心待ちにしておりました。
舞台は現代の韓国ソウル近郊。
都心部にも何の変哲もない団地が舞台になっています。
ユ・アイン演じる主人公ジュヌは、ネットゲームにハマッて学校にもいかない電脳派。
彼が1人でお留守番しているところから物語が展開します。
屋外で突然始まる人々のゾンビ化!
咬まれた人々は次々にゾンビと化して人間を襲っていきます!
ジュヌはそのマンションの自室から、その悲惨な光景を見て立ち尽くすのみ!
この映画の設定で面白いのは、主人公が完全にマンションの一室という陸の孤島に1人取り残されるところから始まることです。
日本にいる私達の身においても、コレ普通にありえるシチュエーションですもんね。
(まぁ、ゾンビが出るシチュエーションが普通にありえるかどうかはおいておいて)
現実逃避してとりあえずゲームしちゃうところとか、
水や電気などのインフラが次々とダメになっていく様子とか、
室内の食料が底をついて父親の秘蔵のお酒に手を付けていく様子とか、
どれもリアルに自分に重ねて想像できちゃうのが面白い。
そんな孤独の時間を20日間過ごした後、ジュヌはついに絶望に堪えられなくなり自殺を試みます。
しかし、そこで自殺を思いとどまらせたのが向かいのマンションに住む女の子との出会い。
これがパク・シネ演じるヒロインのユビン。
お互いに4Fのマンションの一室に1人で篭っている状態で、距離は40メートルぐらい。
大きな声を出すと外のゾンビたちが騒ぎ出しちゃうので、
身振り手振りやフリップで拙いコミュニケーションをがんばるのがもどかしくて甘酸っぱい。
ドローンを使ってロープを渡すことでお互いに食糧を差し入れし合ったり、
消防士ゾンビに昇って来られそうになるユビンのピンチをドローンアタックで必死に守ったり、
このあたりが今の時代感が出ていて楽しかった。
しかしまぁ、面白かったのもここまでかなぁ(涙)
意を決してジュヌとユビンが合流して誰もいないマンション上層階を目指すわけですが、
ユビンが何故かアクションバリバリでゾンビをなぎ倒していく。
いや、一咬みされただけで終わっちゃうからここまで慎重にやってたんじゃなかったの!?
いきなり雑な展開になってしまい一気に冷めちゃいました。
ゾンビに追われながら逃げ込んだマンション8階の一室では、
ゾンビと化してしまった妻に餌を与えようとする狂った男の餌食になりかけますが、
それもあんまりホラー映画として目新しい設定じゃないしなぁ。
映画として中盤過ぎてるのにまったり展開になってて、休憩感ハンパなかった。。。
その後、絶望から二人自決を覚悟して銃口を向けるところまでいくのに、
助けのヘリに気付いたらすぐ「よし屋上に向かおう」と意外に切り替え早くて笑ってしまった。
最後は屋上でゾンビ達に追い詰められて再び絶望するも、間一髪で現れたヘリに助けられて無事脱出。
ハッピーエンド。
うーーーーーーーん。
個人的には、最初の「マンション一室引きこもり」って環境でのサバイバルを継続して見たくて。
ユビンと合流するのをゴールにして、そこまでを描いた1本の作品に仕上げてくれてたらもっと楽しめたような気がするかなぁ。
引きこもり終了からの失速感と既視感がチト厳しかった(涙)
あと、ヘリコプターで街の上空を飛ぶシーンでいろんな場所からスマホ画面出す演出。
あれすごい好きじゃない(苦笑)
「ロスト・バケーション」でもスマホ画面を空中に見せる演出やってたけど、あれってどこかで評価されてんの?
俺はああいう演出にはダサさしか感じないんだけど・・・。
繰り返しになるけど、前半部分はホント好きな作品です。
いまどき携帯の電波拾うのに端末を高く掲げてそんなんで差があるのかとか、
ゾンビ同士が共食いするのかしないのかあやふやだとか、
人間と同じ身体能力しか持たないゾンビがなんでドアのカギ壊せるんだとか、
あんだけ騒がしく動いてるゾンビが何で人間が出した物音にだけ過敏に反応するのかとか、
薬盛られた主人公たちの復活早過ぎとか、
ゾンビ妻が飯食わないと死んじゃうってのに他のゾンビは?とか、
まぁ、いろんな突っ込みどころはあるけど(笑)
ちょっと期待しすぎたかなー。
予告の段階で胸ふくらませ過ぎてハードル上げちったい。
でも駄作ではないし、まぁゾンビ映画としては普通に楽しめる感じ。
あとパク・シネが抜群に可愛いっす。
ちょっと抜けたところがある主人公と対極にクールで、でも意外に脆いところもあって。
劇中で年齢は出てなかったけど20代前半ぐらいにしか見えず、実年齢30歳には見えなかったなぁ。
素敵な女優さんです。
シネちゃんインスタ更新:Photo by. @heybiblee
座った席で4時間の間、嵐のような勢いでおしゃべり。時間が足りなかったという。https://t.co/Jyiv0oyUju pic.twitter.com/yBtQNSVSNV
— PARK SHIN HYE JAPAN (@PSH_JPN) July 23, 2020
お時間あれば「#生きている」Netflixにて、ぜひどーぞー。
#生きている
韓国映画 2020年6月24日公開
監督:チョ・イルヒョン
出演:ユ・アイン、パク・シネ
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