小便小僧。
日本はもちろん世界的にも愛され、いろんなところに建造されている銅像である。
小便小僧というその名のとおり、小僧が小便をしている。
ただそれだけの像だ。
発祥はベルギーだったかな?
戦争の中、敵が仕掛けた爆弾の導火線の火を
ジュリアンという少年が小便で消したという話があって、それを元に作られたらしい。
つまり小便小僧の銅像は、オシッコでたくさんの人間の命を救ったという偉大な少年を称えた銅像なのだ!
うん。
銅像が作られた理由は納得がいくのだが。
どうして全裸なのだろう。
普通の人間は立小便をするときに全裸にはならない。
もしかしてジュリアン少年は小便をしたときに本当に全裸だったのだろうか?
想像してみてほしい。
戦場で全裸の少年が次から次へと小便で爆弾をダメにしていく風景を。
OH、敵軍からすれば悪夢以外の何物でもない。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”01.jpg” name=”隊長”] どうした!我が軍の仕掛けた爆弾がちっとも爆発しないではないか! [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”02.jpg” name=”兵士”] そ、それが![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”01.jpg” name=”隊長”] なんだというのだ![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”02.jpg” name=”兵士”] 敵陣営に全裸の少年が!オシッコを撒き散らして我が軍の爆弾を次々に無効化しています![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”01.jpg” name=”隊長”] ええーーーーーーーーっ!!!!!? [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”02.jpg” name=”兵士”] あ、またひとつ消火されました![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”01.jpg” name=”隊長”] そんなバカな! [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”02.jpg” name=”兵士”] こちらに進路を変えた!?・・・まずい!向かってきます![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”01.jpg” name=”隊長”] わっ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁーーーッ! [/speech_bubble]
戦場の白い悪魔ジュリアン。
こんな想像をしてから小便小僧の銅像を見ると、
受ける印象がガラッと変わるから不思議なもんだ(笑)
とまぁ、小便小僧の話はおいておいて。
書きたかったのは立ち小便の話。
まず立ち小便というと、酔っ払いとかが路上で用を足すアレをイメージする。
トイレ以外の場所でのオシッコ。
これはもちろん論外だ。
法律でも定められている、立派な軽犯罪法違反。
じゃあトイレの中でする立ち小便はというと。
小便器が設置されている場合、我々はそれに向かってオシッコをする。
立ったままするので、これも呼び方としては立ち小便だ。
大便器の場合も、オシッコの場合は立ってする。
和式は最近はめっきり見なくなったが、その場合も立ったままする。
やっぱりここでも立ち小便だ。
これが一昔前までは一般的だった。
しかし!
大便器の場合はちょっと状況が一転。
最近では、男性も座って小用を足すのが主流になりつつあるのだ。
これは「座便(ざべん)」と呼ばれ、
世間的には「大便器のときは座便しないとダメ!」みたいな風潮も出てきたのだ。
↑居酒屋で普及しつつあるシール
どうしてこのように座便が推進されているかというと、
男性の立ち小便は、どうしてもオシッコの飛散が激しいのだそうだ。
普通に小用を足したとしても、300を超えるオシッコの粒が便器の外に弾いていくらしい。
これがトイレの汚れや悪臭の原因になっている。
300粒もオシッコが便器の外に飛び散っている。
こんなことを聞かされると、世間一般の女性達はさぞ憤慨であろう。
「きゃあ!男はオシッコもまともにできないの!?」
「ちゃんとしっかり狙ってよね! この軟弱者!」
「まっすぐ向けて、まっすぐオシッコ飛ばしなさいよ!」
ちょっと待って。
世の中のお母さん、お姉さん、そして妹達よ!
オシッコ飛び散らせてごめんなさい!
でも違うんだ、誤解なんだ、理由があるんだ!
男達の言い訳を聞いてくれ!
生まれながらに「ちんこ使い」の業を背負った、オイラ達の悲しい話を聞いてくれ!
<男闘呼達の魂の叫び ~俺達の息子への鎮魂歌~>
この世に生きる「オス」という種族だけが持つ特有の男性器、ちんこ。
それはペニス、マラ、サオ、息子などと実に様々な呼称を持つが、
ここでは1番言葉の響きがよく、かつ一般的な呼称「ちんこ」を用いて話を進めていこう。
(※個人的には「ちんぽこ」の響きも捨てがたいのだが)
ちんこ、それは男の誇り高きアイデンティティ。
ちんこ、それはときにエロス、でもときにコミカルなギャグ。
ちんこ、そしてそれは全ての射撃兵器の原点ともいえる存在。
「お父さんのもこれぐらい立派ならいいのに」
だって銃とちんこ、カタチいっしょだもん。
筒状のモノの先端から何かを発射する。
人間が生まれて初めてみた射撃兵器は間違いなくちんこだ。
つまりは、吹き矢から始まり、火縄銃、拳銃、大陸弾道ミサイルに至る、
すべての射撃兵器のルーツはちんこなのである、たぶん。
おそらく世界で1番最初に鉄砲作った人は、ちんこ見て「あ!」ってひらめいたと思う。
万が一、男のちんこがああいう形をしてなかったら、
銃という発想を思いつくのはもっともっと遅れていたんじゃなかろうか。
そう考えると、鉄砲をどこよりも早く思いついて開発したヨーロッパ人は、
普段からちんこへの関心が高かったのかもしれない。
鉄砲を外国から教えられるまで全く思いつかなかった日本人は
性についてやや奥手だったということか。
・・・さて、そんな銃歴史の原点に立つ射撃兵器「ちんこ」。
射撃兵器というからには「前方に弾を射出すること」が最低限の定義なわけである。
シュビビビビィーッ!
通常、射撃兵器は図のように前方に弾を発射し、標的を撃破する。
それは「ちんこ」にも同様のことが言える。
前方にオシッコを発射する、それがちんこのお仕事だ。
通常ならば。
通常ならば、通常ならばちんこは確実に狙った方向に弾を発射するのだ!
ちゃんと!狙った方向にッ!
しかし、ごく稀にッ!!
シュビビビビィーッ!
アアアアアァーッ!!!!!?\(゚Д゚ )
発射口は確実に標的に向いているというのに!
何故か、何故か発射された弾は意図せぬ方向へ!
ホワイ!?ホワァーーイッ!!?
学生時代、流体力学を3年間学んだ俺の知識でも解明できないこの不可思議な現象。
(↑単位取るのに3年かかったという言い方もできるが)
低確率だが、訪れたときには最悪の爪跡を残していくのだこの現象はッ!
発生したならば掃除ッ、掃除あるのみィーッ!!
つまり結論を述べるならば「標的の有無に関わらず、外れるときは外れる」ということ。
方向が逸れる、それは不可抗力!
万が一、右方向に逸れたならば、銃口を左にむけろ!
左方向ならばその逆だ!
瞬時の判断を誤ること、それは死に直結する。
ああ神様、どうして我々にこんな中途半端な銃を!
真っ直ぐに信念を飛ばせない、己の恥を増長するだけの銃など、
どうして我々に持たせてくれたのか!
(ちょっと演劇的に言ってみた)
・・・とまぁ、極めて頭の悪いくだりになってしまったけど、
結局は「男も好きでオシッコ飛び散らせているわけではないのよ」って話。
はい。そういうことなので。
男性諸君、大便器でオシッコするときは座便でするようにしましょう。
それだけで不愉快な思いをする人がグンと減ることになる。
自宅のトイレも汚れにくく、ニオイが出にくくなるよ!
まぁ、仁王立ちで用を足すのが男のスタイル、なんて時代もあったかもだけど。
そんな部分に男の尊厳を残そうとすること自体ナンセンスかなと。
さようなら小便小僧。
さようならジュリアン少年。
君のことは小便器の前だけで思い出すことにするよ。
あばよ!
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