アリゾナキッチン
演劇人が送る浅草グルメ紹介シリーズ!
今回は西参道商店街へ。
新しくリニューアルオープンしたアリゾナキッチンに行ってきたよ!
お店は西参道商店街の中なんだけど、実は入り口はアーケード側にはなくて、真裏のリッチモンドホテルがある細い路地のほうにあったりして。
↑アーケード側は店内の様子が伺えるだけで、逆側に入り口がある。
入り口をわざと裏手にしたのはなんだろう?
隠れ家感を出す演出みたいな狙いなのかもしれない。
「え、入り口こっちじゃないの?」みたいな印象付けもできるしね。
ちなみにこのアリゾナキッチン、以前は浅草1丁目の観音通り近くにお店を構えていて浅草では1949年創業の老舗洋食店として有名店で。
永井荷風や先代の中村吉右衛門も足しげく通ったという名店。
ですが、残念ながら経営者ご夫婦が高齢を理由に2016年にお店を閉められました。
その後経営者ご夫婦の息子さんが閉店を惜しむ声の多さに奮起し、2022年暮れにこの西参道商店街にビーフシチューに特化して再オープンした形になります。
以前のアリゾナキッチンを経営していたご両親からしっかりと味を受け継ぐための修行をし、さらにはプロデュースには焼肉のたん鬼のオーナーなども関わっているそうで。
メニューはこんな感じ。
メインとなるビーフシチューはダブルだと税込3,800円までいっちゃうので、自分のような低俗民が日常的にいただくのはなかなか厳しいところですが(汗)
でもビーフシチューのメインとなる牛ヒレ肉を1,800円で試せる「デミビーフごはん」はかなりお得なんじゃなかろうか。
画像引用:CAMPFIRE アリゾナキッチン
ほかのお客さんもいた手前で店内写真は撮りづらかったので他からの引用でスマソ。
店内はL字カウンターで席が8つ。
ちょっとしたおしゃれなバーみたいな雰囲気です。
どどーーーーん!!
デミビーフごはん(1,800円)なり。
え?
メニュー写真より肉が小さそうって?
安心してください、埋まってますよ(。・∀・)ノ゙
箸でちょっと圧をかけるだけでスッと肉がほぐれていく柔らかさ。
こ、これが48時間煮込んだ牛ヒレ肉の底力か・・・!
ほぐした肉を、五つ星ライスマイスターが選んだというブレンド米(宮城県産ささにしき、福岡県産夢つくし、香川県おおせと等)と合わせて口の中に放り込む。
手間暇かけて作られたデミソースは甘味とコクがたっぷりで、舌に触った瞬間にそれをトリガーにして口の中に涎があふれ出るような。
もし自分が満腹中枢が満たされないカラダであれば永遠に食べ続けられそう(笑)
こりゃウマーだわ。
ゴチソウサマー。
浅草の老舗アリゾナキッチン、ここに復活ですな。
新しい風が多く入り込んでくる浅草。
建物老朽化や後継者不在などを理由に消えてしまう店も多いのですが、ニュー菜苑やこのアリゾナキッチンのように復活を遂げるパターンはほんと大歓迎ですね。
昔から愛され続けた味が代替わりして継続されていくのはありがたいっす。
↑YouTubeさんもご紹介されとります。
アリゾナキッチン自体がSNSで積極的に情報発信などはしてないそうで、現状まだかなり隠れ家&穴場感あります。
浅草でちょっとイイご飯を食べたいなんてときにはチョイスいかがでしょうか。
お近くまでお越しの際にはご一考あれー。
したらな!
アリゾナキッチン
〒111-0032 東京都台東区浅草2-7-13
営業時間 11:00~15:00、17:00~20:00(火曜定休)
03-5246-3367
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