洋食ぱいち
演劇人が送る浅草グルメ紹介シリーズ!
毎回毎回「需要は不明」なんて言ってきましたが、
先日は日テレの『シューイチ』で福寿家が紹介され、
うちのブログで書いた福寿家の伊奈利寿司の記事にもけっこうアクセスありました。
需要ちゃんとあるじゃん!自信持て(←半分自己暗示)
さぁ、今回もいってみよー!
今回は洋食ぱいちです。
ここしばらく軽食系だったり、新しくオープンしたお店に突撃することが多かったのですが、
今回は創業1936年という浅草の代表的な老舗さんでございます。
浅草で洋食といえばヨシカミの名を挙げる人が多いかと思いますが、
個人的にはこの洋食ぱいちも抑えておくと、ちょっと浅草道ぶれるんじゃないかと(笑)
お店の位置は浅草1丁目の食通街通り。
雷門通りから1本北側の細い裏路地で、MISOJYUとか房寿とかがある通りですね。
観光客はあまり入ってこない通りかもしれません。
お店は11時半開店ですが、平日でも開店待ちしてる人がそこそこいる模様。
自分は今回開店時間5分ぐらい過ぎてから入りましたが、先客がすでに10人ぐらい入っていてビックリしました。
ランチメニューはこんな感じ。
ロースかつ定食、メンチカツ定食、エビフライ定食がそれぞれ1320円。
たしかちょっと前まではAランチ、Bランチって感じで日替わり定食があったんですが、
最近はやってないみたいですね。
値段的にかなりリーズナブルだった覚えがあるのでちょっと残念。
こっちはオールタイムメニュー。
ビーフシチューが一番の人気メニューとなってます。
お店の中はかなり味がある雰囲気だけど、先客がいて写真はちょっとアレだったのでこちらでご勘弁を。
店内はカウンター5席に、テーブル席が2人用×3、
あとは6~7人ぐらい座れるコの字型テーブル席が1つ。
2階は座敷席になってるそうですが、ランチの時間帯は開放してなさそうですね。
注文はどれもおいしそうで迷いましたが、
ロースかつ定食にしました。
見た目は比較的シンプルなトンカツ定食なのに、
どこか「おいしいのやってきましたよ」的なオーラが漂っているのが不思議。
いまマンガの地獄楽読んでるけど、「それがタオだ」と言われれば信じてしまいそうな私がいます。
いや、ごめん、なんでもないです。
トンカツを食レポするときに衣がサクサクってのは使い古された表現ですが、
このぱいちのトンカツの衣はなんて言ったらいいだろう。
自分の乏しい語彙力で精一杯表現すると「繊細ふわサク」って感じかな。
トンカツってけっこう男飯なイメージを持たれがちですが、
もし世の中のトンカツの衣が全てこの繊細さなら、そうはなってなかったんじゃなかろうか。
それぐらいの繊細レベルです。
んでね、またカツを食べたときの旨味の瞬発力がすごいのよ。
肉に歯を入れた瞬間に口の中にぶわーっと広がる旨味の速度がめちゃ早い。
よくテレビの食レポで、口にしてから「美味しい~!」のリアクションが早過ぎてウソくさい人がいるけど、
この洋食ぱいちのロースかつだったら、その早さでもウソじゃないと言えるかも(笑)
あとご飯やお味噌汁も美味しかったけど、千切りキャベツや御新香の美味しさも際立ってたなぁ。
キャベツはおそらく一度水に漬けてると思うけど、それでもここまでクオリティに差が出るのは何か別に処理でもしてるのかなぁ。
御新香も塩じゃなくて、素材の旨味が前面に出ていてめっちゃ美味しい。
この御新香ビンで売ってるなら買いたいっすマジで。
ゴチソウサマ―。
さすが浅草を代表する洋食老舗と言ってよい満足度でした。
自分普段はランチで1,000円超えちゃうと敬遠しちゃうほうだけど、
ぱいちは定期的に食べにきたいなぁと思えちゃう。
今度は奮発して夜の時間で鉄鍋のビーフシチューも試してみたいところ。
洋食ぱいち、ぜひ一度お試しアレー。
したらな!
洋食ぱいち
東京都台東区浅草1-15-1
営業時間 11:30~15:00 16:30~21:00(木曜定休)
03-3844-1363
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