さぁ、KEISOUを走り抜けた役者紹介、第15回でついに最終回。
今回は現代の水野役を演じた、山田拓未だ!
通称・たくみ、たくみん。
あ、たくみんって呼んでたの俺だけ?
そこはちょっと自信なくなってきた。
たくみんとは2017年のパンクドランカー再演がはじめまして。
そのときは別班で、しかもたくみんの稽古合流も遅かったのであまり話す機会がなかった。
それだけに今回は同じリレーチームで絡めたのが嬉しかったなぁ。
たくみん本人は「自分はおもろくないほうの関西人ですー」なんて言って苦笑いしてたけど、
印象としてそんなことは全然なく。
性格は気さくで、小ボケも挟めば、つっこみのワードチョイスも素敵。
生き物好き、ガンダム好きといった共通点もあって、
楽屋やアップ中は記憶にも残らないようなどーでもいい話ばっかりしてた気がする(笑)
↑ハダカ設定なの?(笑)
たくみんが演じた水野。
台本完成の前段階から、水野はリレー日本代表として大失敗をして現役を引退したという設定がわかっていたので、どうしても冒頭のシーンから暗めに演じたくなってしまう。
たぶん誰が演じてもそうだと思う。
俺もそうだなるだろうし、たくみんも実際そうだった。
でもそれをやると作品が死ぬ。
KEISOUは主人公が冒頭から暗いままローテンション&ローテンポで進めていい作品ではなかった。
↑マチネ後に死んだように眠るたくみん
脚本家から「水野はそうじゃねぇ」というダメ出しを受けながら、
たくみんは必死に水野としての立ち方を模索していた。
外から見ても、ああでもない、こうでもないという苦悩は明らかに見て取れていたし、
見えない部分での四苦八苦も相当だったことは予想がつく。
それだけの苦しい道のりを潜り抜けて、完成にたどりついた水野。
あふれ出る感情の抑え込み、そしてその爆発は、非常に美しいものであった。
でも、楽屋に帰ってくると必ず自分の演技の出来に悔しがるたくみん。
本人は常に理想の水野像をもっともっと先に見つめている、そんな様子だった。
オマエ伸びしろ永遠か!(笑)
山田拓未、君はよく走った!
また一緒に走ろうね!
というわけで、自分以外の役者15人、全員振り返り終了ー。
終わってみたらKEISOU千秋楽から2週間過ぎてるでやんの(汗)
本当はこういうの1日で一気にやるべきなんだろうけど、そこまで筆が早くないの俺。
彼ら役者だけでなく、各スタッフも非常に充実していた公演だった。
演出家、脚本家、舞台監督、装置、照明、音響、衣装、制作、その他関わってくれたすべての人に心から感謝。
本当にお世話になりました、ありがとうございました。
メンバー全員に言いたい、
君はよく走った!
また一緒に走ろうね!
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