劇団晴天 第14回本公演『共演者』

劇団晴天「共演者」

 

先日はこちら、

劇団晴天 第14回本公演『共演者』を観てきた。

以前観に行った13回公演『捨て身のハンサム』にも出演していた、大学時代の後輩・桂弘の出演舞台。

 

 

 

ざっくりとしたあらすじは、

高校生からの同級生達で続けている劇団が公演本番を控えて楽屋で諸々準備などをしているシチュエーション。

脚本家兼出演者はギリギリまで別の映像案件の脚本の締め切りに追われているし、

そこに関係性ピンチで今にも破局しそうな状態の彼氏がやってくるし、

別の女優には降板しろ的な脅迫メールが届いているし・・・

 

加えて劇団員同士の人間関係にも亀裂が入り始めているわで、

まぁー、もう土壇場ギリギリどころかオーバーランしてるぐらいのピンチ状態で繰り広げられるドタバタ劇。

 

 

 

 

なんだろう、

まだ公演期間残ってるので具体的なところは書かないけど、とにかくおもしろかったなぁ。

 

 

そこにいる人間たちの人間臭さがね、たまんないんだよね。

もうホント、みんな清々しいぐらいに欠点だらけで。

長身ゴリラキャラのポジションだったコングが唯一常識人的な空気ではあったけど、それ以外は外から見てるといろいろおかしい(笑)

 

でもそれが嫌な感じでこちらに伝わってくることはなく、そんないろいろを抱えている中で必死にあがいてる姿が一途で、実直で、こちらの心を打ってくるというか。

 

 

役者スキルもとんでもなく高い人が多くて、そこにちゃんと人として立ってるからこんなドタバタだらけの異様な状況にも関わらずフィクション感を全然感じさせない。

特に主役のまなみを演じてた近藤陽子さんはすごいなぁと思った。

ヘンだけどまともで、ボケもツッコミも成立させられるあの立ち振る舞いはホントすごいわ。

 

 

とりあえず、見たらなんか前に進みたくなる、いろいろがんばれる気になれる、そんなお芝居です。

 

 

あ、自分は『共演者』のほうしか観てないけど、それの前日譚にあたる『同級生』も同時上演中です。

気になる方はどうぞぜひぜひ劇場にて。

7月11日まで下北沢B1でやっておられます。

おすすめよ。

 

 

したらな!

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