【演劇】KEISOUを走り抜いたオンナ・中山ヤスカ

中山ヤスカ

 

さぁ、KEISOUを走り抜けた役者紹介、第4回!

今回は庄司のお姉ちゃん・陽子役を演じた、中山ヤスカだ!

 

 

通称は中山、ヤスカ、やっちゃん等。

 

 

 

チーズケーキにテンションが上がる中山ヤスカ

 

写真はチーズケーキに喜んでいる姿だけど、

普段はとにかく肉が好き過ぎて、いきなりステーキの超常連客でもある。

肉マイレージの蓄積ポイントを見せてもらったら絶句レベルのポイント数だった(笑)

 

 

中山とのはじめましては初演のパンクドランカー

で、すぐに劇王で「僕の手にカップを」を一緒にやって、

次は再演のパンクドランカー(逆チームだったけど)。

 

ずっと昔から絡んでいるような気がするけど、何気に一緒に公演打つのはまだ4回目だった。

カプセル兵団の役者として客席から見てた時間が長かったからか?

 

 

 

バクマンのエイジっぽい中山

 

幼少期にアクション俳優に憧れ、中学卒業と同時にJACに入った強者。

JAC卒業後もアクション色の強い公演に多数出演する、体キレキレの女優だ。

小柄で童顔な見た目からのギャップも相まってか、

その体から繰り出されるハイキックの切れ味はいつ見ても驚かされる。

 

 

 

KEISOU中山ヤスカ

 

しかし今回のKEISOUの陽子という役は、まったく体を使う役どころではなく、

直立のまま、もしくは座したままで、完全に静の演技力を求められる役どころだった。

舞台上に出ている物理的な時間は短いながらも、庄司の感情と情景を体現する重要な役どころ。

なんとなく幸薄いお姉さんみたいな、決して雰囲気でやっていいポジションではない。

 

稽古場から本番まで、中山はいろんな陽子を演じてみせた。

たぶん何周も何周も思考を巡らせ、KEISOUという物語を紡ぐにあたっての理想の陽子像を探し求めていたんだろう。

最後には誰もが納得する陽子としてそこに立っていたように思う。

 

俺の考える演劇の魅力のひとつに、

「100の情報を与えずに50の情報を与えて、残りを観客の想像に委ねる」という部分がある。

100の情報を与えられた観客が感じる情報は100でしかないが、

50の情報を受け取った観客は足りない部分を自らの想像によって補完し、

その想像力によっては150や200といった情報を感じることができる。

 

あくまで個人的な印象だけど、

中山が演じた陽子は、観客に150や200を感じさせる陽子だったんじゃないかな。

 

中山が演じる陽子

 

 

中山ヤスカ、君は良く走った!

また一緒に走ろうね!

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