アナイアレイション -全滅領域-
育児中のNetflixは、本当に頼もしい味方。
「アナイアレイション -全滅領域-」を観た。
ナタリー・ポートマン好きで、クリーチャー系好きなもんで、ずっと気になってた映画。
2018年春ごろにアメリカでだけ公開されて、その後に配給会社が「もうちょっと万人ウケするようにしてくれ」と言ったけど監督が拒否ってモメて、最終的に権利をNetflixが買い取ったモノらしい。
いろいろトラブってるから安く買収できた的な大人の事情があるのかもえん。
ざーっくりとあらすじ書けば、
ナタリーの元に1年間の極秘任務から帰ってきた旦那、しかし重度の記憶喪失&危篤状態。
旦那が任務を遂行していたという謎の亜空間の調査任務にナタリーも乗り出す。
その亜空間は怪奇な現象やいっぱいで—
的な感じ。
うん、内容としては確かに万人ウケではないかなー。
でも個人的にはけっこう好きな部類の映画だけど。
もともと原作ありきの映画らしいんだけど、原作はけっこう長編なのかな?
序盤から展開が急ぎ足な印象だった。
ナタリーが森に入るまでの展開の早さがハンパねぇ(笑)
まぁ見た感じ、2時間に収める内容量ではないから、ある程度しかたないことなのかもね。
でも内容はなかなか印象強い部分もいっぱいあって。
劇中のクリーチャー要素は、サメみたいに歯並びが何十にもなったワニや、牙が発達したクマっぽいバケモノ。
クマのバケモノはかなりイヤンな仕上がりで「うぇぇ」ってなった。
食べた人間を模倣する能力があって、犠牲者の声で「助けて・・」と叫びながら近寄ってくるクリーチャーは反則過ぎる(涙)
あと先発隊が残したビデオは2本ともインパクトあった。
1本目はマジでやめてくれと思った(汗)
ああいう人間の肉体を刃物で割く系はどうしても苦手なんだよなぁ。。。
うん、SFでありながらもサスペンス要素やクリーチャー要素もあって、ジャンル分けは難しい作品。
伏線はほぼ回収しつつ、でも解釈は視聴者に任せるよ的な部分も多い。
答えを明示してスカッとさせる映画ではないので、そのへんが理由で好みが分かれそうな感じだね。
個人的にはそういう想像の伸びしろがある作品のほうが好きだけどね。
いろんな想像と解釈ができたほうが作品を自身で咀嚼することができて、自分の糧になる気がして。
演劇なんかもそういう作品が多いけどねー。
まぁ、このアナイアレイション、モンスターパニックモノとして観ないほうがいいのは間違いない。
どの層になら刺さるかってのが判断しづらい部分はあるかもねー。
とりあえず、ナタリー好きならドーゾー。
アナイアレイション -全滅領域-
2018年米英合同制作
監督:アレックス・ガーランド
出演:ナタリー・ポートマン、ジェニファー・ジェイソン・リー、 ジーナ・ロドリゲス
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