必殺!恐竜神父
育児やら何やらで映画館に行けない人の強い味方、Amazonプライム!
今回は必殺!恐竜神父を観たよ!
うん、もうタイトルですでにアレだね。
B級を飛び越えてZ級までいきそうな愛すべきクソ映画の匂いがプンプンしております。
だってねー、Amazonプライムの映画ページを眺めていると凄い頻度でオススメに入ってくるんだもの。
普段からクソみたいなサメ映画ばっかり観てるから、その趣味嗜好データがAmazonに蓄積されてしまってる故だと思うけど。
なので、いつなんどきAmazonプライムのページを開いても、必ずこの「恐竜神父」の文字が目に入ってくるのですわ(笑)
コレがちょっとしたサブリミナル効果になり、ついつい気持ちが視聴してしまう方向に。
絶対時間の無駄映画だとわかっているのに観てしまう俺、マゾい。
この『必殺!恐竜神父』、原題は『The VelociPastor』。
ヴェロキラプトルとパスター(牧師)を合わせた造語らしい。
「必殺!」はいつもの邦題つけた人の悪ふざけ(笑)
マジで放題つける仕事やってる人は(以下略)
画像引用:YouTube:THE VELOCIPASTOR Official Trailer (2019) Comedy, Horror Movie
ネットでもいろんな意味で噂を聞く『必殺!恐竜神父』
さぁ、どれぐらいクソなんだろう、と覚悟を決めて再生したわけだけど・・・冒頭から心が折られる。
冒頭から主人公の両親の車が爆発して、両親が命を落としてしまうシーンなんだけど、炎上する車などはまったく映らず「VFX:炎上する車」と文字だけが表示されるのだ。
ああ、俺が好きじゃない系の悪ふざけだ。。。
いやね、ネタを入れてくること自体は全然いいんだけどね、
いきなり「何もないところにVFXがあると思ってください、ほーら面白いでしょ?」はちょっと(汗)
こういうネタやるならさ、まず最初にショボいCG出して、それがどんどん手抜きになっていって、最後には映すことあきらめちゃった、みたいな流れじゃない?
いきなりラストパンチから入れられると、笑いよりも「は?」が強くなっちゃう。
(それがこの映画のぶっ飛んでるところサ!なんて言われちゃったらそれまでなんだけど)
画像引用:YouTube:THE VELOCIPASTOR Official Trailer (2019) Comedy, Horror Movie
まぁでも、ここで「うわー、ここから狙い過ぎてスベリまくり系の80分か。。。」なんて絶望してたら、そこからは意外にそうでもなく。
画像引用:YouTube:THE VELOCIPASTOR Official Trailer (2019) Comedy, Horror Movie
裸であったためヒロインに服を貸してくれというのだが、それがオレンジのピチピチワンピースでそれを自然に着こなしながら死体の現場を見に行く主人公。
舞台は中国なのに何故か敵はジャパニーズ忍者集団。
比較的どうでもいい立ち位置のモブキャラに与えられた贅沢に尺の長い回想シーン。
戦争が終わったら結婚するんだというベタなグラフ立ての後に地雷一発で粉末のように消し飛ぶフィアンセ。
画像引用:YouTube:THE VELOCIPASTOR Official Trailer (2019) Comedy, Horror Movie
主人公とヒロインの濡れ場シーンは、もうなんと感想を述べていいのやら(笑)
ある意味オシャレである意味芸術的でもある(笑)
(その直後に襲来する忍者集団とその弱さも特筆モノではあるが)
中折れブカブカの恐竜の着ぐるみで戦う格闘シーンは、段取り一切決まってなくて全部アドリブでやってんじゃないかというぐらい雑だし。
なんかヒロインもただの娼婦設定かと思いきや、めっちゃ格闘強いし。
主人公の兄は取ってつけたように登場して、取ってつけたように死ぬ(笑)
画像引用:YouTube:THE VELOCIPASTOR Official Trailer (2019) Comedy, Horror Movie
初っ端のあざといネタ以降は普通にナチュラルなボケが多く、おバカ映画として普通に楽しかった。
深夜にスナック菓子をぼりぼりとむさぼりながら楽しむ系の映画っすな。
実際、俺も深夜にプリングルス食べながら観てましたw
もちろん誰にでもオススメってわけではないけども。
むしろ普通の神経してる人は観るべきでない(笑)
B級映画に愛情があり過ぎて、『デビルシャーク』とか『フランケンジョーズ』に手を出してしまうぐらいのレベルの人推奨です。
まぁ、どうしても70分時間潰さないといけないんだ!ってときにはAmazonプライムからドーゾ。
いろんな意味で人生が70分間虚空に飲みこまれていきます。
したらな!
必殺!恐竜神父(原題:The VelociPastor)
制作:2017年アメリカ
監督: ブレンダン・スティアー
音楽: ダニエル・マコーミック、 アリ・ヘルンヴァイン、 D・A・マコーミック
撮影: ジェシー・ゴールズベリー プロデューサー: ブランドン・テイラー; ジェシー・ゴールズベリー; ブレンダン・スティアー
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