【映画】クワイエットプレイス 破られた沈黙

クワイエットプレイス 破られた沈黙

 

育児で外出できない人の強い味方、Amzonプライム!

今回は『クワイエットプレイス 破られた沈黙』を観たよ!

 

 

音を立てると襲ってくる盲目のエイリアンが襲ってくるモンスターパニック映画なんだけど、前作『クワイエットプレイス』がまぁ、面白くて。

なぜかこのブログでレビュー残してないことに気が付いたけど、前作は個人的には好きなモンスターパニック映画ベスト10に入るくらいに良作だと思っております。

いや、だからなぜブログでレビュー書いてないのだ俺よ。

 

 

 

 

という前振りありきで観た本作『クワイエットプレイス 破られた沈黙』。

 

 

 

 

画像引用:YouTube『クワイエット・プレイス PARTII』インターナショナル版予告編

 

まぁねー。

 

 

そりゃ期待し過ぎちゃうよね。

正直ちょっと拍子抜けで、なんなら途中でちょっとしんどくなってしまった。

圧倒的に前作のほうがおもしろかったっす。

 

 

あれだね、ホラー映画の続編ってだいたいコケるんだけど、

主な理由は「未知に対する恐怖って想像以上にでかい」ってことだと思う。

 

 

どんなホラー映画も予告時点でどんなクリーチャーが出てくるのか明示しないもんね。

何かわからない未知の生物が襲い掛かってくるって、やっぱ人間の心理としてドキドキ感があって。

それが続編になって既知の生物になった途端、それがどんなに恐怖を振りまく対象であってもどうしても「慣れ」がでちゃって、ドキドキ感ってやつが半分になっちゃうんだよね。

 

 

それを払拭するために、続編ではよりインパクトが強い要素を入れるべきなんだけど。

 

『エイリアン』だったら、『1』でたった1体であんなに凄まじい強さを誇ったエイリアンが、『2』では死ぬほど大量に出てくるうえにマザーなる巨大な個体まで出てきたり、

『ターミネーター』だったら、『1』であれほど執拗に襲ってきたシュワちゃんが今度は味方になり、新たな怪物は液体金属というそれをさらに凌駕する恐ろしさを持っていたり。

『2』が名作とされる作品は、やっぱり『1』からしっかりと上乗せ要素を入れてきている。

 

 

 

画像引用:YouTube『クワイエット・プレイス PARTII』インターナショナル版予告編

 

それが『クワイエットプレイス  破られた沈黙』には残念ながら、なかったねぇ。

 

 

クリーチャーが新しい生態を見せるわけでもなく、違った亜種が出てくるわけでもなく。

前作で倒し方がわかってしまっているから、襲われていても前作ほどの絶望感はないし。

ドラマの部分でも、前作だと弟が自分のせいで殺されてしまって自責の念に駆られる娘、さらにそのことで父親に疎まれているんじゃないかと悩むところに見せたお父さんの姿がものすごい良かったんだけど、本作はそれに勝る部分はとくになし。

また前作にはクリーチャーに襲撃されながら出産するというとんでもないハラハラシーンがあったけど、本作でそれに勝るハラハラシーンもなし。

 

 

あと、アポカリプスものでありがちな、人間達自身が無法化して襲い掛かってくるシーン。

マッドマックスみたいになってたり、カルト宗教団体みたいになってたりするパターンのやつね。

モンスターを観たくてその映画を観てるワケなので、別に頭おかしくなった人間達が襲ってくるシーンで尺とってほしくないんだけどねぇ。

ドラマシリーズみたいな長編ならまだしも、90分の作品にそれ入れられるとかなり興冷め感。

 

 

さらに重箱の隅をつつくようであれだけど、クリーチャーから逃げ切ることができた平和な島に、主人公たちが要因でクリーチャー招き入れて大惨事を引き起こしちゃうのはちょっと。。。

事故で不可抗力だったのはわかるけど、やっぱちょっと後味悪い感じあるよね。

 

 

もひとつラストシーンで、お母さんたちのパートとお姉ちゃん達のパートを頻繁に混ぜ込んでるのもアレかなと。

場転のたびに緊迫感がリセットされちゃうのに、なんであんな交互に見せる演出にしたんだろう?

アクション映画ならともかく、ホラー映画には向かない演出だと思う。

 

 

 

画像引用:YouTube『クワイエット・プレイス PARTII』インターナショナル版予告編

 

冒頭の前日譚部分はおもしろかったんだけどなぁ。

いっそ続編じゃなくて前日譚に徹してくれたほうがもしかしたら良作になってたのかもしれない。

 

 

口直しにもっかい前作観たくなった。

また前作のほうもあらためてレビューしまーす!

 

したらな!

 


クワイエットプレイス 破られた沈黙

公開日: 2021年5月28日 (アメリカ)
監督: ジョン・クラシンスキー
撮影: ポリー・モーガン

コメント




タイトルとURLをコピーしました