【演劇】KEISOUを走り抜けたオンナ・木村衣織

木村衣織

 

さぁ、KEISOUを走り抜けた役者紹介、第12回!

今回は女性鬼監督・中里を演じた、木村衣織だ!

 

 

通称・いおり、いおりちゃん。

 

 

木村衣織と佐藤みつよと中山ヤスカ

 

いおりとのはじめましては去年2月のpinkyのとき。

 

緑慎一郎率いる演劇プロデュース『螺旋階段』に客演しているのを見ていたので、

役者としての存在はそれより先に知っていた。

 

 

客演してるときの演技を見たときの印象が「あの子、素がめっちゃ真面目なんだろうなぁー」だったんだけど、

実際に会って、話をして、一緒に芝居をしてみたら、

その想像の3倍ぐらい真面目で逆にビックリした記憶がある。

 

とにかく、いおりはド真面目で生真面目。

 

 

チリアクターズ

 

一般的に「真面目過ぎる」っていうと短所のイメージが持たれがちだけど、

いおりの場合はそれが全然短所でなく、むしろ長所として輝いていて。

 

 

常に自分の演技に満足することなく、

もっとできるんじゃないか、いまの演技は成立しているんだろうか、という自問自答が絶えない。

周りからの助言やダメ出しはどんな細かなものでもスポンジのように吸収して自分に落とし込む。

 

普通はそういうのって、プライドが邪魔して反発しちゃうことも多いんだけどね。

いおりの場合は必ずそれを吟味して考え抜き、自分の演技プランの再構築につなげていく。

ド真面目と素直さが成せる、誰にも負けない長所のひとつだと思う。

 

 

 

木村衣織KEISOU

 

彼女が演じた今回の中里という役、実は初期段階では男性が演じるつもりで描かれていた。

それもヤクザみたいな男が演じるワンマンで横暴な、典型的な鬼監督のイメージだったそうで。

 

今回の座組であれば、脚本を書いた緑慎一郎が一番しっくりくるぐらいの感じ。

 

中里のイメージ

↑これよ、このイメージ

 

 

はっきり言って、中里という役は真面目で素直で優しすぎるいおりにはかなり難易度の高い役だった。

メガホンで男性役者の頭を叩くことすら躊躇しちゃうぐらいだったもんなぁ。

役作りに思い悩んでいる姿は、座組の誰もが記憶にあるはずだ。

 

 

それが、1ヶ月の稽古を経て、立派な女性ワンマン鬼監督・中里がしっかりと完成した。

俺の知り合いの中では「あの監督役の子よかったね」と一番評判の声が多かった役でもある。

 

いおりは一気に伸びた日なんか一日だってない。

彼女は毎日ちょっとずつ伸びた。

堅実に、確実に、一歩ずつ、一歩ずつ。

 

 

木村衣織

↑その成果がこんな感じ(笑)

 

 

木村衣織、君はよく走った!

また一緒に走ろうね!

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