さぁ、KEISOUを走り抜けた役者紹介、第8回!
今回は香月役を演じた、佐藤みつよだ!
通称みつよ、みっちゃん。
女性のみで構成された神奈川の若手劇団「劇団夢幻」の看板女優。
2019年のベストオブミス神奈川県準グランプリ。
クールで知的なビジュアル、低めのボイス、さらにベストオブミスの受賞経験って聞くと、
完璧主義で近寄りがたい高嶺の華の印象を持っちゃいそうだけど、
実はその正体はお茶目でおっちょこちょいの天然さん。
あまり大きな声では言わないがいろいろやらかしたりもする、愛されキャラだったりする(笑)
みつよとは出会いはいつだろう?
勝手に俺がみつよを認識したのは川崎インキュベーターの合同公演「ハイパーアトラス」かなぁ。
俺は人の顔を覚えるのがホント苦手なんだけど、このときに舞台上にみつよがいたのはちゃんと覚えている。
印象に残る何か理由があったんだろうなぁ。
共演は2014年のTAK IN KAATの「REMIND」がたぶん最初。
そこから劇王の「バイバイ」でも一緒にやって、今回「KEISOU」が久しぶりの共演かな。
よぉ、元気してたかい?(笑)
今回みつよが演じた香月は、個人的にはこの脚本の中で最も難しいポジションだったんじゃないかと思っていて。
いちおうト書き設定では主人公・水野の元交際相手ってことにはなっているんだけど、
劇中ではそれはまったく語られることはないし、匂わせる台詞すらない。
適当に演じると「無責任に走れと命じ続ける、あいつはいったい誰なんだ」で終わってしまいかねない役だった。
常に水野の背中を押し続け、その苦悩をともに共有し、悲しみ、それでも背中を押す。
そして庄司の話す言葉の重さを観客とともに受け止め、
最後にあらためて優しさと力強さに満ちた「走れ」を水野に投げかける。
どうだった、みつよ?
俺にはちゃんとそこに一人の香月という女が立っていたように思えたけど。
でも向上心の高いお前だから、たぶんまだ先を見ているんじゃないかと勝手に思ってる。
佐藤みつよ、君はよく走った!
また一緒に走ろうね!
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