【演劇】KEISOUを走り抜いたオトコ・豊田豪

豊田豪

 

さぁ、KEISOUを走り抜けた役者紹介、第9回!

今回は走チームの蒲田役を演じた、豊田豪だ!

 

 

通称豪ちゃん、豪さん。

 

 

豪ちゃんとは2017年の再演パンクドランカーがはじめまして。

そのときは、ちょうど俺と逆班のユウキを演じていた。

だから同じ板の上に立って共演するのは今回のKEISOUが初めて。

 

 

 

豊田豪KEISOU

 

パンクドランカー、実は2015年の初演のときはユウキの役作りに俺はかなり迷走した。

 

 

こっちのシーンでは変人なのに、あっちのシーンでは常識人、

こっちのシーンでは無口キャラなのに、あっちのシーンでは饒舌にしゃべる、

こっちのシーンではボケキャラなのに、あっちのシーンではツッコミキャラ。

 

脚本の時点でユウキのキャラ設定ブレてないか?

緑の野郎、真夜中テンションで書いたなコレ?

と、脚本家にぷんすかしながら四苦八苦してキャラ作りをした記憶がある(笑)

 

 

その中で「これがたぶんユウキの理想形だけど、俺のビジュアルと声質ではおもしろく成立しないな」ってあきらめたキャラがあって。

それこそが、2年後の再演パンクドランカーで豪ちゃんが持ってきたユウキのキャラだった。

 

もちろん俺が最終的に作り出したユウキも完成したひとつのモノだとは思っているんだけど、

俺が体現できなくてあきらめたユウキに限りなく近いモノを豪ちゃんが演じてくれたのは、やっぱり嬉しかった。

どうしても1ピースが用意できなくてその形での完成をあきらめて迂回して作り上げた作品に、後日その1ピースを持つ男が現れた、そんな感覚。

言葉にするの難しいなコレ。伝わる?

 

 

 

豊田豪

 

あ、パンクの話が長くなっちゃった。

KEISOUの話へ。

 

 

今回の稽古の中で、とにかく豪ちゃんは真っ直ぐだった。

モノづくりというものに対して本当に真っ直ぐ取り組む。

自分のシーンでも他人のシーンでも、1ミリでもどこか高められる部分はないか、その探求に常に余念がない。

根っからのアーティストで、作品が本当に好きなんだろうなぁ。

 

 

豊田豪の継走リレーシーン

 

肉体改造においても余念がなくて。

率先してリレーチームの筋トレタイムの舵を取り、チーム全体の基礎体力アップに努めていた。

 

それだけに己が肉離れで無理ができない状態になってしまったとき。

俺はその現場にはいなかったけど、周りには想像できないぐらい、本当に本当に悔しかったんじゃないかな。

ストイックの塊であり、責任感の塊りでもある豪ちゃんだもの。

 

でも最終的にはそれすらも克服し、前を向いて取り組む姿、

そしてリレーシーンで疾走する姿は芸術的に美しかった。

 

 

豊田豪、君はよく走った!

また一緒に走ろうね!

 

 

 

P.S.

6月に豪ちゃんと共演するウチの嫁、

ユニフォームを与えたらこんな感じではしゃいでいました。

 

バレーボールじゃねぇよ(笑)

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