room42『ラブ・ストーリーは特戦隊』
『KEISOU』のときに共演したがつさんこと、栂村年宣さんからのお誘いで。
昨夜はroom42『ラブ・ストーリーは特戦隊』を配信で観ておりました。
子供が寝静まった後に暗いリビングで缶チューハイ片手に、ってのが常態化しつつあります。
生で演劇観に行きたいよーーー!
ほい、この作品。
すでに配信購入期限は過ぎてしまったのでネタバレ考慮せずに書くと、
怪人を倒すヒーローが法人化している世界―
数あるヒーロー会社の中で、株式会社ジャスティスにはやや時代遅れのB級ヒーローばかりが所属。
怪獣討伐においては大手会社にだけでなく、個人のYouTuberヒーローにさえ遅れをとっていた。
株式会社ジャスティスの会議室では、さまざまな議論がなされる。
怪人と戦う際にはスポンサーを考慮して撮影隊を同行させろとか、
スポンサーロゴを意識したポーズをとりながら戦えとか、
怪獣に負けるとイメージダウンだから強い怪獣はスルーしろとか、
人道よりもビジネスを重視した会社の経営方針。
そんな中で上司に淡い恋心を持ちつつも素直になれない人間や、
秘密の不倫関係にある男女、といったオフィスラブが展開される、的なお話。
芝居タイトルからしておもむろにパロディだし、
登場人物名も、マイケル富川、槇原のり子、保坂ナオトって感じで清々しいぐらいにコメディ路線。
最初に「この作品はこういう路線ですよ!」ってのがしっかり提示されるので、
変に肩肘張る必要がなくてよいですな。
基本的には恋愛要素強めのドタバタコメディ。
ヒーローといってもカッコいい系のキャラは全く登場せず、不器用で人間臭い人たちばかり。
みんな会社に従属するサラリーマンだものね(笑)
オフィスドラマあるあるが、ヒーロー業というジャンルで楽しく描かれていました。
がつさんも調子のいい不倫上司を楽しそうに演じておられました(笑)
あ、個人的には、各ヒーローの変身は見せてほしかったかも。
一度目に袖の中で変身をやったときは「ネタとしてあえて」って感じで受け止められたんだけど、
あまり回数が重なってくると「変身演出や衣装用意するの大変なのでこれでご容赦を」って印象がだんだん強くなっちゃって。
せっかくヒーローモノのお話なんだから、変身の演出は何かしらトライしてみてほしかったかなぁ。
この作品のテイストなら、かなり破天荒な演出でもお客さんは受け入れてくれるんじゃない?
「お前のマジカルはもう見た目が・・・!」みたいな良いフリがあったから、せめて槇原のり子だけでも(笑)
『ラブ・ストーリーは特戦隊』、
ライトなノリの楽しいコメディドラマでした。
ホントは配信販売期間中に観て感想書けよって話ですよね。
そしたらちょっとぐらいは宣伝になるのに(汗)
諸々忙しくてこんなタイミングでなんだか申し訳ない(;´Д`)
したらな!
room42『ラブ・ストーリーは特戦隊』
2021月6月9日(水)~(日)
上演時間約90分
脚本/演出: 白坂英晃(はらぺこペンギン!)
キャスト: 野村亮太(やまだのむら/room42)、伊与勢我無(ナイロン100℃)、Q本かよ、小島望、栂村年宣、難波なう
舞台監督: 小川陽子
音響: 武川泰子
照明: 田村亮太
映像: sawanofromhell
制作: 飯塚なな子
当日運営:青柳糸、蒼井染
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