【ライフハック】東京と福井の往復の最安値は、東海道新幹線?北陸新幹線?

東京と福井の往復の最安値は、東海道新幹線?北陸新幹線?

東京と福井の往復

 

「東京と福井の往復は遠くてつらいよ!」

 

 

自分は福井県出身です。

いまは東京浅草在住なので、帰省の際にはなかなかの距離を往復することになります。

 

遠距離の移動手段としても最初にイメージするのは飛行機なんですが、

実は福井県には空港がひとつもないんですよね。。。

いちおう石川県まで足を伸ばせば小松空港ってのがありますが、

飛行機代そのものも高いうえに、隣の県まで鉄道で移動するぶんの費用もけっこうなもの。

ちょっと現実的ではありません。

 

夜行バスは一番安いけど、9時間ぐらい狭いところに缶詰め。

ウチの子はまだ1歳2ヶ月なので、逃げ場のない車内でギャン泣きして周囲から白い目で見られるの必至だし。。。

 

 

 

となると、やはり現実的な移動手段は鉄道一択ですね。

 

 

東京と福井を結ぶ鉄道は、どういうルートがある?

新幹線

鉄道で東京から福井へ行くには2つのルートが考えられます。

 

 

1つ目は昔からある東海道新幹線を利用したルート。

東京駅から米原駅までを東海道新幹線で移動し、米原から特急に乗って福井駅へ行くことができます。

 

2つ目はちょっと前に可能になりました。

北陸新幹線を利用したルートです。

上野駅から金沢駅までを北陸新幹線で移動し、金沢から特急に乗って福井駅へ行くことができます。

 

 

 

東海道新幹線ルートと北陸新幹線ルートがあるのはわかった。

じゃあ、いったいどっちのルートで往復するのがお得なの!?

 

 

 

お答えしましょう。

 

 

 

 

デケデケデケデケデケデケ・・・・(ドラムロール音)

 

 

 

 

一番お得なのは、

 

 

 

 

 

どちらでもないですテッテレー!!

 

 

 

ええーっ!?って思うかもしれませんが、事実なんですよね。

東海道新幹線で往復するのも、北陸新幹線で往復するのも、どちらもお得でないです。

言い方を変えれば、どちらもちょっと損します。

 

 

実は東京と福井を往復する場合の最もお得なルートは、

東海道新幹線と北陸新幹線両方を使って1周して帰ってくるルートです。

 

 

1周して帰ってくるというのはどういうことかというと、

従来の同じルートを往復する概念ではなく、

下の図のように、東京→米原→福井→金沢→東京というルートでぐる~り1周旅行をする概念で行こうということなのです。(逆向きに回ってもOKよ)

東京都福井県を1周

 

 

 

 

東京と福井を1周する乗車券

実際の乗車券はこういう感じになります。

出発が東京都区内で、行先も東京都都区内という、なかなかカオスな乗車券(笑)

経由駅の表示がなかったらマジで意味わからん乗車券だわ(;^_^

 

 

 

東京福井間の特急券と新幹線券

あと特急券や新幹線乗車券はこんな感じ。

行きは東海道新幹線を使用して福井で下車して1泊、翌日福井からまた乗車して北陸新幹線で東京へ帰るという切符で、合計4枚になります。

 

 

 

それぞれのルートの料金比較

はい、ここから乗車券の値段設定の仕組みをふまえて説明していきまーす。

前述したとおり、考えられるのはこの3つのルート。

 

1.東海道新幹線を使った往復ルート

2.北陸新幹線を使った往復ルート

3.東海道新幹線と北陸新幹線両方を使った1周ルート

 

ひとつひとつ見てみましょー。

 

 

まず1の東海道新幹線往復ルートは指定席で往復すれば大人1人で29,840円かかります。

(※ これとは別に26,060円の「東京往復割引きっぷ」っていうのがありますが、これは発車が北陸エリアである必要があり、さらにGWや盆正月などの繁忙期は利用できません。→詳細

次に2の北陸新幹線往復ルートは指定席で往復すれば大人1人で32,260円かかります。

 

 

単純にこの2つの場合を比較すると、東海道新幹線往復ルートのほうが2,420円割安ですね。

 

 

 

ですが、ここで当たり前のように往復切符をチョイスしてしまう、

実はこれが大きな落とし穴なんです。

 

 

鉄道には往復割っていうのがありますが、これは片道が601km以上ないと適用されません。

東京ー福井間はどちらのルートでも500kmちょっとしかないので、

往復割引が適用されず「500kmの移動を2回行った」と見なされた料金になります。

 

しかし1周ルートの場合はどうでしょう。

鉄道の乗車料金ってやつは、長距離になればなるほど1kmあたりの単価が割安になります。

1周するルートの場合は「1000kmの移動を1回行った」と見なされた料金になるわけで、

その結果1kmあたりの単価が割安になるというカラクリがあるのです。

 

その結果、なんと1周ルートの場合は価格は大人1人あたり26,970円

東海道新幹線往復ルートよりも2,870円も安く、

北陸新幹線往復ルートと比べると5,290円も安くなります。

 

 

これはでかい!

差額でけっこういいご飯食べれる(ノ゚▽゚)ノ!!

 

↑短絡的な福井での贅沢イメージ

 

 

これ、東京と福井を往復するときにはマジで活用したほうがよいです。

1周するようにルートを組むのであれば、

行きと帰りでどちらを東海道新幹線(北陸新幹線)にしても構いません。

 

行きと帰りで違う鉄道にすると移動のマンネリが少なくなりますし、

何より金額的な差額がかなり大きく、めちゃめちゃお得になります。

 

 

 

注意点は、福井で下車したときにちゃんと乗車券もらうの忘れないこと。

そこで乗車券回収されちゃうと意味がなくなってしまうので(笑)

 

とくに正月やお盆の繁忙期の福井駅では駅員さんが改札に立って手動回収している可能性があり、

1周する予定の乗車券であることを先に伝えないと乗車券をナチュラルに奪われかねません。

そこだけ油断厳禁ね!

 

 

また、この1周ルートで切符を買うときは、ネット予約や券売機で指定して購入するのは至難の業です。

行き先と到着が同じだとエラーで弾かれちゃう可能性もありますし。

おとなしくみどりの窓口で、ちゃんと人間にルートの説明をしながら購入するようにしましょうー。

特急券や新幹線乗車券の日時間違いにも気を付けてね。

 

 

福井と東京を新幹線で往復するなら、往復じゃなくて1周するルート!

みなさまもよい福井東京往復ライフをー。

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