ゴースト・シャーク
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今回は「ゴースト・シャーク」を見たよ!
サメ映画といえば、「JAWS」のヒット以来、いろんな模倣作品が作られました。
最初は「JAWS」と同じく凶暴なサメが人々を襲う正統派(?)なものばかりだったんですが、どこで誰が道を誤ったのか、いまでは「今度はこんなサメでどうだ!」みたいな変わり種の競い合いになってしまいます。
サメが異常に巨大だったり、
陸に上がってきたり、
砂や雪に潜ることができたり、
ハリケーンに乗ってやってきたり、
頭が2つあったり、頭が3つあったり、頭が4つあったり、頭が5つあったり、頭が6つあったり(笑)
それがなんと今回のサメは幽霊になって人を襲います。
サメさん、ついに生き物であることさえ捨ててしまいました(笑)
何でしょうね、このやったモン勝ちみたいな流れは。
どこまで行けば気が済むんでしょうか、サメ映画業界。
温かく見守っていきましょう(笑)
はい、あらすじ!
ネタバレ含みです!
とある港町。
深夜の船上で大物を狙って釣りをしている男女がいた。
大物を針にかけて喜んでいた二人だったが、そこにサメが現れて獲物を横取りしてしまう。
怒った男女はそのサメを銃やボウガンで攻撃、最後には爆弾を咥えさせて殺してしまう。
そのサメの死体が岸にある怪しい祠の中に流れ着いたとき、なんと怪しい青い光が!
サメはゴーストシャークとなって甦り、さきほどの男女を食い殺してしまう。
翌日、エバは妹や友人とともに海水浴に来ていた。
ここでもゴーストシャークが現れ、友人を食い殺してしまう。
ビーチは大騒ぎになるが、保安官たちはエバたちの話を信用しようとしない。
その晩、エヴァの友人たちはパーティーに参加するが、ここでもプールにサメが出現。
新たに犠牲者が出てしまう。
そこから街中のいたるところでゴーストシャークが出現し、どんどん住人を襲っていく。
一方エヴァは、今回の件について手がかりを知っていると思われる男性フィンチの元へ。
フィンチの話や博物館で集めた情報によると、どうやら祠の中で恨みを持って死んだ生き物は幽霊となって蘇る伝説があるのだという。
「生前に命を奪った方法とおなじ方法で殺せば成仏する」という情報をもとに、エバはゴーストシャークを攻撃するが失敗。
じゃあ祠を爆破しようということで爆弾でドカーン!
無事に成功してゴーストシャークも成仏しましたとさ。
めでたしめでたし。
サメ映画としてのバカっぷりは良し。
(もちろん普通の映画として見たときの評価は下の下ですが)
水のあるところであればどこにでも出現可能な幽霊ザメということで、
現れる場所も人間の襲い方も自由自在です。
プールにジャンプで飛び込もうとしている男の真下に現れたり、
水着姿で洗車しているボイン女性をバケツの中に吸い込んでいったり、
水平のウォータースライダーのゴール地点に現れてゴチソウサマしたり、
お風呂の浴槽の中から現れたり、
コップの水を飲んだ男の体内を食い破って現れたり、
スプリンクラーのまき散らす水の中から現れたり、
便器に座った男のケツのところに現れたり、
といった感じで、完全に自由気まま(笑)
いろんなサメ映画を見てきましたが、最強と言っても過言でないポテンシャルですね。
幽霊だから物理攻撃も効かないですし。
攻守ともにスキがありません。
ふざけてるとしか思えない襲い方とCGのチープさが相まって、
なかなか素敵におバカな感じに仕上がっております。
惜しいのはテンポがちょっとタルいところかなー。
フィンチの奥さんのエピソードとか、この作品の中で効果的な役割を果たせているとは思えなかった。
これでテンポダウンしてしまうぐらいなら、いっそカットしちゃっても良かったんじゃないかな。
良くも悪くもいろいろ詰め込みたがるのがB級映画とはいえ、これはちょっとね。
ゴーストシャークの倒し方をあれだけ時間をかけて模索していたのに、
最終的には爆破ドーン!っていうのもオイ(笑)
まぁ、こういう理不尽もB級の味といえば味か。
そもそもね、胃袋に入った飲料水から出没できるなら、
どう考えても幽霊ザメ側に敗北の要素はないはずなんですけどね。
もし俺が幽霊ザメなら100%主人公たちに勝利できる自信あるわ(笑)
よーし、次いきましょ!
ゴーストシャーク
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