パニック・マーケット
育児でなかなか外出できない人の強い味方、Amazonプライム。
今回は「パニック・マーケット」を見たよ!
前回のゴースト・シャークに続き、再びサメ映画です。
名前から想像できるとおり、スーパーマーケットにサメがやってきてパニックになります。
ちなみに原題は「BAIT(餌)」です。
うーん、どっちがいいかと言われるとビミョーなライン。
さぁ、あらすじ!
ネタバレありです。
ライフセイバーとして働いている主人公ジョシュとローリー。
ローリーの妹であるティナとジョシュは恋人関係だった。
しかしある日、ローリーはジョシュをかばう形でサメに襲われて命を落としてしまう。
この事故以来ジョシュとティナは気まずくなってしまい、そこから疎遠な関係となっていた。
それから数年後、ジョシュは地下にあるスーパーマーケットで従業員として働いていた。
たまたま男性と一緒に客として現れたティナに戸惑うジョシュ。
そのとき二人組の強盗が現れ、店内はパニックになってしまう。
さらにそこに突然大きな地震がドーン!
それによって発生した大津波によって飲み込まれるスーパーマーケット。
なんとか生き残ったジョシュたちだったが、水没したフロアの中に閉じ込められてしまっていた。
脱出経路を探している彼らの前に現れたのは、なんと津波によって運ばれてきた大きなサメ。
次々に生存者におそいかかり、その命を奪っていってしまう。
一方その頃、同様に地下駐車場。
水没した車の中に閉じ込められた生存者も別のサメに襲われていた。
機転を利かせてサメを拘束することに成功したジョシュは、武器を積んだ車があるという地下駐車場へ向かう。
ここでもサメに襲われるが、ショットガンを使ってこのサメを撃破。
ジョシュは武器を持って戻り、ショップフロアにいるサメも電気ショックにて撃退。
彼らはがれきを爆破して無事にスーパーマーケットから脱出。
しかし、ジョシュたちの目の前には荒れ果てた無残な街の光景が広がっていた。
おしまい
うん、
サメ映画の9割がクソと言われる世知辛い世の中ですが、
その中でもなかなか良作なんじゃないでしょうか。
水没したスーパーマーケットにサメと一緒に閉じ込められるっていうシチュエーションは、そんなことあるわけないじゃんと思ってしまいそうだけど、もしかしたら、もしかしたらあり得なくもないかもっていう絶妙なラインじゃない?
日常的なアイテムと非日常的な脅威であるサメが同居してる空間っていうのはなかなか面白いなと思いました。
ブレーカーの電源を落としにいくために店の商品で間に合わせのヨロイと酸素供給ホースを作ってるシーンとか好きだなぁ。
ちなみに中盤は店内に閉じ込められているチームと、駐車場に閉じ込められているチームが並行して展開する形。
常に脅威が身近なところにサメがいて緊張感が続く上に、店内と駐車場で別シチュエーションのシーンが交互に展開するから同じ緊張感に飽ちゃうなんてこともなく見ていられる。
これってホラー映画としては、何気に有効な手法だね。
登場人物も、いろんな色のキャラが勢ぞろい。
主人公に、気まずい元恋人と今彼、不良少女とそれに手を焼いている父、バカップル、店長、実はいいヤツな強盗、典型的な悪いヤツな強盗など、ちょっと意図的にやりすぎなぐらいにキャラが揃っていて、普通に楽しめますな。
1体目のサメを下から零距離ショットガンで仕留めるのはイカスと思った。
それにくらべて2匹目を仕留めるのが電気ショック銃ってのがちょっと尻すぼみかな。
せっかくスーパーマーケットなんだから、もうちょっと日用品っぽいアイテムで決着つけたほうが面白かったかも。
ホームセンターなんかで売ってそうな丸ノコや芝刈り機とかで戦ったら面白そうでない?(適当)
ちなみに予告動画の作品紹介に「人食いガニの群れ!」ってありますが、そんな物騒なカニは出てきません。
ダクトから脱出しようとした男がその蓋を開けたときに大量のカニに驚いてしまい、その後サメに食われるだけ。
まぁ、カニが原因で人が一人死ぬのは事実なので、間接殺人したカニってことで間違いはないのかもしれないけど(笑)
そういやビッククラブパニックの作品紹介もウソばっかりだったなぁ。
映画予告はなんでいつもカニの説明が雑なの?(笑)
「パニック・マーケット」、
とりあえずB級パニックホラーとしては面白い部類に入る作品だと思います。
お時間あればぜひー。
(でも傑作だと思って見るのは禁止)
パニック・マーケット
2012年イタリア映画
監督: キンブル・レンドール
脚本: ラッセル・マルケイ ジョン・キム
キャスト: シャーニ・ヴィンソン、フィービー・トンキン、マーティン・サックス、アリス・パーキンソン、ジュリアン・マクマホン、ゼイヴィア・サミュエル
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