【映画】サンクタム

サンクタム

 

 

育児で外出できない人の強い味方、Netflix。

今日は「サンクタム」を観たよ!

 

 

 

2011年のアメリカ映画。

タイタニックやアバターのジェームズ・キャメロンが製作総指揮を務めています。

 

 

サンクタム

画像引用:映画『サンクタム』予告編

 

閉じ込められてしまった洞窟から脱出する系の映画です。

今回もサクッとモンスターパニック映画見ようと思って検索したらヒットして、映画の解説文に「未知の恐怖が襲う!」みたいな書いてあったもんで、まちがえて観てしまった(笑)

てっきり地底に住むエイリアン的なものに襲われる映画だと思って観たら、全然違ったという(笑)

 

 

 

 

はい、あらすじ!

ネタバレ込みです!

 

 

 

 

パプアニューギニアの密林の奥にある巨大な縦穴。最深部まで2,000メートルはあるというその洞窟の中に探査チームが入り込み、地底に広がる湖の調査を行っていた。

主人公ジョシュもその探査チームの1人。冒険家として有名な父・フランクもその探査に参加していたが、厳格すぎるその父の姿にジョシュは嫌悪感を持っていた。

 

ある日、地底湖から海へ続いているであろう地下水路を発見して喜びに沸くメンバーだったが、そのさなかで女性隊員が不慮の事故で命を落としてしまう。女性隊員をフランクが見殺しにしたと捉えたジョシュは、さらに父親不信を強めてしまう。

ちょうどそのとき、パプアニューギニアに大型のハリケーンがやってくる。通信機の故障で避難が遅れてしまった調査チームは、どんどん増水していく深い洞窟の中に閉じ込められてしまう。瀕死の重傷を追ってしまった隊員を自らの手で溺死させて引導を渡しているフランクの姿に、理解を持てないジョシュ。

 

この閉じ込められた状況から生き残るためには、さきほど発見したばかりの地下水脈を通って海に出るしかない。しかしその道は険しく、過去の潜水病が再発してしまった隊員や、フランクの指示を聞かない女性は無残にも命を落とす。

さらに、極限状態で発狂してしまった友人の暴行によってフランクは致命傷を負ってしまう。もはや自分はここまでと悟ったフランクは、ジョシュに自らを水に沈めて引導を渡してほしいと頼む。本人の望みどおりに、父に自らの手で引導を渡すジョシュ。

 

初めて父親への尊敬と理解を持ったジョシュは、必ず生き残る決意をし、ついに海へとたどりつく。

おわり

 

 

 

 

 

なんていうか・・・重い!!!!

 

 

かる~いモンスターパニック映画だと思い込んで、そういう心構えで観ちゃったのが悪かったね。

お菓子食べながら観る映画じゃなかったと後悔(笑)

 

 

 

サンクタムの洞窟ジャンプシーン

画像引用:映画『サンクタム』予告編

 

序盤から隊員の顔を水に沈めて殺す父の姿に、もうなんとも言えない感情になってしまった。

いや、「もう助かる見込みがない仲間を楽にしてあげる」っていうシチュエーションはいろんな映画で見てきてるけどさ、だいたいそういうのって頭部を銃で1発パーンとかじゃない?

意識があるままゴボゴボと水中に沈めて、しかも沈められるほうはメッチャもがきまくってる描写はかなりキツイ。

その隊員は確かにしゃべれないほどの重傷だったけど、本当にフランクに殺してもらうことを望んでいたかどうかを邪推しちゃった(汗)

 

 

この行動の是非がいまいち自分の中で消化できなくて、けっこう終盤までフランクを嫌なヤツとして見ちゃったんだよねぇ。

そうなると、自分勝手な行動をする女ヴィクトリアや、自分だけ助かろうと裏切ってボンベを持ち逃げするカールの存在を含め、登場人物の中で嫌なヤツの割合が多すぎる話だなーって感じちゃって。

こんな奴らに囲まれてるジョシュが可哀想(笑)

中盤当たりはストレスが多くて映画としてあんまり楽しめなかった。

 

 

 

サンクタムの名シーン

画像引用:映画『サンクタム』予告編

 

でもラストシーンでは、息子であるジョシュが瀕死のフランクの命を絶つという展開。

 

序盤でフランクが隊員を水に沈めたとき、その隊員の手はフランクの体を叩くような動きで必死にもがいていた。でも、ここで水に沈められたフランクは、しっかりと意志を持って息子の体をつかんで離さなかった。

 

溺死って、数多い死に方の中でも最も苦しい部類に入るらしい。

その苦しみの中で、冒険家としてのあり方、父としてのあり方、息子への想いみたいなものが、震えながら息子の体をつかんでいる手にすべて表れていて、もうこの手の演技だけでぶわーっと感情が溢れてしまった。

あかん、ずるいわコレ。

 

 

 

その後、たった一人残されたジョシュが水路を進んでいく描写は絶品。

序盤で、むかし父親からもらった最低の誕生日プレゼントだったと言っていたイノシシの牙を使った光るアクセサリー。それを使って真っ暗な水路の中を淡々と進むジョシュ。

その父の意志を継いだかのように出口だけを目指し続ける姿はヤバイぐらいに美しい。

 

あかん、ずるいわコレ(二回目)

 

 

 

 

 

中盤まではちょっとダルいなぁってテンションで見てたけど、終盤のシーンで一気に評価が逆転した映画でした。

いろいろ勉強になったような気がする。

 

 

 

 

でもとりあえず重い!

そして暗い!(洞窟だからってのもあるけど)

 

良い映画だと思ったけど、もう一回観るのはちょっと体力いりそうだね(苦笑)

 


サンクタム

2011年アメリカ制作
監督: アリスター・グリアソン
脚本: アンドリュー・ワイト、ジョン・ガービン
原案: アンドリュー・ワイト
製作: アンドリュー・ワイト、マイケル・フィンレイ
製作総指揮: ジェームズ・キャメロン
キャスト: リチャード・ロクスバーグ、ヨアン・グリフィズ、リース・ウェイクフィールド、アリス・パーキンソン、ダン・ワイリー、ほか

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