【映画】スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン

スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン

 

 

育児で外出が難しい人たちの強い味方、Netflix。

今回は「スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン」を観たよ!

 

 

1作目の「スターシップ・トゥルーパーズ」、めっちゃ好きなんですよね。

 

20年前、まだ高校生だった自分はあまりの面白さに「ウッヒョー!」言いながら何度も繰り返しレンタルして観ていました。

主人公がまだ学生のところから始まって、入隊を決意、訓練を重ねて実戦に投入、苦難を乗り越えながら敵の女王を捕まえるまでの壮大なストーリーが1本の映画に見事に集約されていて、とにかく熱い。

いまでも自分の映画の中のベスト10に入ってくる作品だなぁ。

 

それから「スターシップ・トゥルーパーズ2」が出たけど、テレビ映画であるが故に低予算。

しかも敵に封殺された暗い基地内で人に寄生するエイリアンと戦うただの残念な作品に成り下がっていました。

1作目がスターウォーズばりの壮大な宇宙戦争だったのに、2作目は密室が舞台のスピーシーズ的ホラーってどういうこと(涙)

 

さらに「スターシップ・トゥルーパーズ3」が公開。

1作目の主人公たちが出るし、空気感もやや戻ったとはいえ、あきらかに低予算でスケールダウン感は半端なく。

そのへんによくあるSFアドベンチャー作品でしかなかったので、これまたガッカリしてしまいました。

ああ、名作がどんどん落ちぶれていく。。。。

 

 

スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン

画像引用:映画『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』予告編

 

そしてようやく2012年、この「スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン」が公開されたわけです。

 

なんと今回はフルCGのアニメーション作品。

「アップルシード」を手掛けた荒牧伸志氏が監督を努めていて、スタッフも主要どころほぼ日本人が担当しています。

そんなのもうメイドインジャパンに等しいじゃないか!!

 

まさか大好きだった「スターシップ・トゥルーパーズ」の続編がメイドインジャパンで生まれる日が来るとは夢にも思っていませんでしたヨ。

 

 

 

さてさて、あらすじ!

いつもどおりネタバレなので、NGな人はここでサヨウナラ!

 

 

 

スターシップ・トゥルーパーズ1作目から20年後ぐらい?

ジョニー・リコは将軍として地球の衛星軌道上基地の司令官を、

カルメン・イバネスは大型宇宙戦艦ジョン・A・ウォーデンの艦長を、

カール・ジェンキンスは超能力戦略大臣を務めるようになっていた。

 

ある日、小惑星基地がバグの襲撃を受けた。

生存者を救出するために部隊が派遣されるが、そのとき基地に停泊していたジョン・A・ウォーデンはカールの独断により勝手に飛び立ってしまう。

カルメンを含めた生存者たちは、なんとか命からがら小惑星基地から脱出することに成功する。

 

ジョン・A・ウォーデンが消息を絶ってしまったため、カルメンを含めた精鋭部隊にジョン・A・ウォーデンの捜索命令が出される。

 

ジョン・A・ウォーデンを発見した精鋭部隊だったが、船内はすでにバグたちに支配されていた。

カールは艦内で捕獲したバグ女王のテレパシー能力の研究をしていたが、逆にハッキングを受けて艦内のシステムを乗っ取られてしまっていたのだった。

撤退しようとした隊員たちだったが、バグ女王はジョン・A・ウォーデンのシステムを操り、部隊が乗ってきた船を砲撃して破壊。

さらに進路を地球に向けて艦を発進させるのであった。

 

衛星軌道上基地はジョン・A・ウォーデンの撃墜を試みるが失敗。

ジョン・A・ウォーデンは大気圏に突入して山間部に着陸してしまう。

全てを殲滅するために衛星軌道からのミサイル攻撃が準備され、その着弾までは30分。

リコは隊員たちを救出するために自らアーマースーツに乗り込み出撃する。

 

多くの隊員たちの命が失われながらも、リコはバグ女王に一太刀入れ、さらにポッドにてカールやカルメンたちとともに無事に脱出。

ミサイル攻撃はバグ女王によって阻止されてしまっていたが、隊員があらかじめ艦内の動力部に仕掛けていた爆弾にてジョン・A・ウォーデンを爆破、見事勝利を収める。

 

バグの地球上陸を阻止することができて胸をなでおろす隊員たちだったが、エンドロール後には地下通路を逃げ走る1匹のバグが・・・。

おしまい

 

 

 

・・・うん、

 

おもしろくなかったわけではないんだけどねー、

やっぱり1作目には何もかもが及ばなかった感じ。

 

 

画像引用:映画『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』予告編

 

フルCGの映像はめちゃくちゃすごくて描写もかなりカッコいいんだけど、

戦争モノにおける人間の泥臭さはやっばりCGじゃ難しいのね。

実写でやってほしかったなぁ、コレ。

 

1作目の魅力って、日常生活からしっかりと描写するところから始まっていて、

戦争に現実感と身近な感覚があったんところなんだよね。

フルCGになることで現実感が薄れちゃって、やっぱりフィクションのSFアニメを観てる感覚になっちゃった。

 

とりあえず、リコもカルメンもカールも1作目と違う人過ぎ(笑)

シリーズものとして全然感情移入できないー!!

つーか、カールだけ年取り過ぎだろ!

3人がハイスクールの同級生にはとても見えん!

 

 

あと、戦闘中の隊員の顔がフルフェイスメットのせいで誰が誰やらわかんないのが超マイナス。

いま誰が戦ってて、いま誰が殺されちゃったのかが全然わかんないのはキツイー。。

なんで常時フルフェイスにしちゃったんだろう?

顔の描写入れるとCGの制作費上がっちゃうからなのかなぁ。

 

 

ちなみにいまさらなんだけどさ、

戦い方が軽歩兵を使った突撃戦術ばっかりなのはなんでだろう?

マシンガンじゃ全然バグの進行止めれないのは1作目の戦争ですでに学んでいるだろうに。

せめて標準装備をショットガンやグレネードランチャーにしたほうが(汗)

 

そんな中でトリッグが使ったスナイパーライフルはなぜか一撃必殺という高性能。

全員このライフル装備しなさいよ!

 

 

リコ

画像引用:映画『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』予告編

 

満を持して登場したとはいえ、リコが無双し過ぎるものちょっとね。

せっかくシリーズ通してバグを個々の力ではどうにもできない脅威として確立してきたのに、

一人で突っ込んでなんとかしちゃう強すぎるワンマンヒーローの存在は萎えるなぁ。

アーマースーツから飛んで女王の目玉に一太刀入れたときにスゲー高さだったはずなのに、次のシーンで自然に床に立っている超人リコ(笑)

 

ガンダムSEEDのキラみたいな無双キャラは、こういうブルートフォース的な総決戦モノにはマジで不要。

こいつ一人いたらいいじゃんってなると、戦場のその他大勢一人一人の存在価値が飛んじゃうんだよ。

スターシップトゥルーパーでそういうのやるのやめてほしい。

 

 

これの続編になる2018年の「スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット」もフルCG映画。

まだ見てないけど、レビュー評価は微妙だし、あんまり期待できないのかもなぁ。。。

 

「スターシップ・トゥルーパーズ」は1作目のアレがほしいんだっ!

アレを踏襲した続編を作ってくれーーーい!

 


スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン

製作総指揮: エドワード・ノイマイヤー、キャスパー・ヴァン・ディーン
監督: 荒牧伸志
助監督: 矢野アルミ
ストーリー原案: 荒牧伸志、ジョセフ・チョウ、河田成人
脚本: フリント・ディリー

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