【ライフハック】Twitterでよくある「現金100万円プレゼント!」のカラクリ

Twitterでよくある「100万円プレゼント!」のカラクリ

 

こないだ話題になった前澤友作氏の100万円プレゼント企画。

コレ素晴らしい企画だと思っていて、過去記事でも一度書いてるんですけどね。

→過去記事:前澤氏のプレゼント企画

 

 

最近、これを模倣した現金プレゼント詐欺が横行していて、正直うんざりです。

 

 

 

もう毎日のようにいろんな「見た目お金持ちっぽいアカウント」が、

「100万あげます! 」「1億あげます!」って垂れ流しまくってるんですよね。

 

 

ツイッター上で検索してみてください。

100万 プレゼント」とかのワードで検索するとあまりの多さに吐き気がするぐらいです。

 

 

大体のものは見た目で絶対ウソじゃんってわかるんですが、

けっこう有名人アカウントに巧妙に偽装してるやつも多く、裏を取りにいかないと真偽が判断できないものもあります。

知人も何人か引っかかってRTやリプライしちゃってるのを見て、ウワァァァァってなりました。

もうちょっと警戒して!!(泡)

 

 

 

 

ちなみに、いまタイムリーに流れてるのはコレですね。

 

 

 

 

脱税で騒がれた、元青汁王子。

実はこの上の画像は偽アカウントのツイートです。

 

一見本物に見えちゃうかもしれませんが、アカウントIDが(@misakiism13)となってます。

本物のアカウントは(@misakism13)なので、こちらは「 i 」が1文字多い偽アカウント。

ぱっと見ただけじゃあ気付きませんね。

 

プロフィールは、当然ながら写真も文章も全て本物からコピー。

さらに本物には123万人以上のフォロワーがいるのですが、そこは「Twitterのバグでフォロワー表示がおかしくなった」とあらかじめ事前にツイートをしてごまかしておく巧妙さ。

 

 

この偽アカウントを偽者と気付かずにフォローしてしまった人が13万人以上もいるため、それ以降にこのアカウントを見た人は「13万人もフォロワーがついてるなら本物だろう」と思い違いをしてしまうという状況になってしまってます。

こんなにも多くの人がだまされてしまってるワケか。。。

やれやれですな。

 

 

 

ラファエル

ほかもにもYouTuberとして有名なラファエル氏(@Raphael05166140)も、

上の本物とは別に偽アカウントが現れて、勝手に100万円プレゼント企画とかやってます。

運営への通報は済んでいるようなので、すぐに偽アカウントは凍結されるとは思いますが。

 

 

 

 

ちなみにこの偽アカウントの現金配布企画。

騙されてRTしてしまったり、リプライしてしまったり、DMを送ってしまったりするとどうなるのか。

 

 

 

気になりますよね?

 

いろいろ情報収集してみましたが、だいたいは以下のとおりのようです。

 

 

1.何も起きない

偽アカウントの持ち主の目的が、ただの愉快犯だった場合は何も起きません。

多くの人を欺いて気持ち良くなってるだけの人種ってけっこういるんじゃないかと思います。

この場合は直接的な被害はありません。

(ただし間接的な被害はありえます。詳しくは4へ)

 

2.詐欺サイトへ誘導される

「当選しました!こちらのリンクをクリックして手続きして下さい!」みたいなDMが送られてくるパターン。

当然ながらリンク先でお金を受け取れるようなことはなく、出会い系サイトだったり、エロサイト、フィッシングサイトなんかに飛ばされてしまいます。

 

3.偽アカウントが第三者に転売される

フォロワーが何万とついているアカウントは、実は売れるんです。

試しにツイッターで「#twitter垢販売」で検索すれば、中古アカのバイヤーがたくさん見つかるのがわかると思います。

フォロワー数にもよりますが、だいたい1アカウント数千円~数万円ぐらいの価格で取引されてるみたいですね。

 

つまり、偽の現金プレゼント企画をやってフォロワーをたくさん集め、

そのアカウントをアカウント買取業者に売って小遣いを稼いでいるというカラクリ。

 

 

これ見てください。

 

ツイッター03

 

で、同じアカウントが2日後に、

 

ツイッターの偽現金プレゼント企画 

 

わかりやす過ぎる(汗)

 

偽現金プレゼント企画をやった本人は、このアカウントを売って小遣いを稼いでおしまい。

アカウントを買う側も、アダルト系だったり、反社会的な目的で使用することが多いと予想されます。

「フォローしてたアカウントがいきなりアダルトサイトに化けた」なんて報告があるので、これがまさにそのパターンですね。

 

4.カモリストとして悪用される

すいません、これは自分の勝手な予想です。

でも可能性としてありえるというか、絶対どこかで誰かはやってると思います。

 

胡散臭いアカウントがタダで現金あげますといって、食いついちゃう人。

こんな言い方をすると気を悪くされるかもしれませんが、

特殊詐欺集団にとって、こういう人たちは間違いなく極上のカモです。

偽プレゼント詐欺に引っ掛かってる時点でガードが低いと思われても仕方がありません。

 

 

しかもやっかいなのは、ツイッターのアカウントからかなりの個人情報が相手にわかってしまうこと。

 

ツイッターは、本名でやってる人は少なめです。

でも、プロフィール欄とツイートされた内容を見れば、

 

・おおよそどのへんに住んでいるのか

・どういう仕事をしているのか、勤務時間や勤務曜日も

・どんな性格なのか

・どんな趣味を持っているのか

・最近の悩みは何なのか

 

ぐらいはだいたい読み取れてしまいます。

これって詐欺を行おうとしてる側からすれば、この上ない美味しい情報ですよね。

 

 

たとえば、

相手が性欲が強いと読み取れるようであれば、嗜好を狙い撃ちした色仕掛けで金をだまし取るシナリオが組めますし、

相手が役者の卵とわかっていれば、映画撮影があって出演オファーをしたいと話を持ちかけて事前に金をだまし取るシナリオが使えますし、

相手がペットの保護活動に力を入れている人であれば、架空の動物保護団体を名乗って寄付金をだまし取るシナリオが使えます。

 

ありふれたテンプレートではない、特定個人用にカスタマイズした劇団型詐欺ができちゃうわけです。

これ、まぁまぁヤバイですよね。

 

 

さらにやばいのは、このカモリスト、全世界に公開されてしまっているということです。

偽プレゼント企画の偽アカウントが残っていれば、だれでもそのフォロワーリストのぞけちゃうんですもん。

そこをチェックすれば「詐欺へのガード意識が低くて、しかも個人情報、性格、日常行動が推測できる人間」がずらーっと並んでいるわけで、これは詐欺犯にとってお宝以外の何物でもありません。

 

カモリストを作って売りさばくのが目的の人であれば使い終わった偽アカウントは消すと思いますが、

1の愉快犯の場合はおそらく偽アカウントは放置しちゃうでしょう。

その場合、それをフォローしてしまっているという情報は半永久的に全世界に晒され続けてしまいます。

 

もしすでに偽アカウントをフォローしてしまっているという人、

「騙されちゃったテヘヘ」でほっとかないで、すぐにフォロー解除しちゃうことをおすすめします。

 

 


 

まとめ。

 

 

ツイッターの現金プレゼント企画は、必ず疑ってかかりましょう。

これは絶対的に自分の中でルールにしたほうがよいです。

 

・そのアカウントに公式認証マーク(上の画像の青いチェックのやつ)があるかどうか

・過去ツイートの内容と量が信頼できるか

・検索してみてその人の本物アカウントが別にあったりしないか

・リプライ欄にニセモノと見抜いている人はいないか

 

などを総合的に調べれば、そのプレゼント企画が詐欺でないかは判断がつくかと思います。

SNSからの第三者の情報はほんと、ウソばっか。

過去記事でも書きましたが簡単に信用しないようにしていきましょうー。

→過去記事:「と、言っている人がいるね」は魔法の言葉

 

 

SNSは便利で楽しいですが、悪用する人間はめっちゃいることを忘れずに!

したらな!

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