【ライフハック】「と、言っている人がいるね」は魔法の言葉

「と、言っている人がいるね」は魔法の言葉

 

ニュースでも大きく騒がれていますね。

例のあおり運転のときに出たデマ拡散被害。

 

 

まったく事件に関係がない女性が犯人扱いされてしまい、

名前や職場などの個人情報をネット上で晒され、誹謗中傷がされまくったという事件です。

いまは無事に誤解が解けて、晒されてしまった被害者は情報発信者を特定の上で法的措置を検討しているんだとか。

おそらくこれからデマ情報の拡散に関わった人達がどんどん罪に問われていくことになるでしょう。

 

 

ちなみにこのデマ情報の拡散、ただのリツイートであっても罪に問われる可能性があります。

あなたが正義感で「なんて凶悪な事件だ!犯人の身元がわかっただって?よし、リツイート!」と行ったRTであった場合でも、誰かに不利益を与える誤情報を拡散した悪人として訴えられるかもしれないということ。

 

コレ、理屈としては当然のハズなんですけどね、

だって一人の何の罪もない人を犯人だと断言して、その人に被害を与えているんですもん。

 

ですが、SNS上では「え?リツイートぐらいで何で!?」なんて戸惑う声もチラホラ。

・・・こういう人たちは、発信って行動には必ず責任もついて回るモノだって感覚がいまだにないんでしょうね。

SNSへの書き込みは一人の人間として社会に発言をするってことだよ。

たぶんいまだにツイッターをオモチャの延長としか見れていないんだろうなぁ。

 

 

 

安易なリツイートはしない、

とくに誰かを傷つける可能性があるリツイートはしないってのは鉄則にしておいたほうがいいと思います。

「リツイート」っていうたったひとつのボタンをタッチするだけで、

罪もない無関係な誰かに迷惑をかけるどころか、自分の人生を終わらせちゃう可能性だってあるので。

 

 

 

インターネット

 

さてさて、

インターネットが徐々に一般普及を始めてきたのは2000年頃からだと思いますが、

当時からインターネット上はデマ情報だらけの場所でした。

 

 

それがSNSの普及により情報の拡散性が格段に上がり、

さらにこれまであった愉快犯や怨恨といった動機以外にも、アクセス稼ぎやいいね数稼ぎを目的としてデマや炎上騒ぎを起こす連中が増えたことで、

我々がデマ情報に踊らされる機会はさらに増えることになりました。

 

 

もーね、デマ情報だらけ。

そしてそれにまんまと乗せられて拡散しちゃう人だらけ。

 

 

これ見て下さい、

昔こんなのあったなぁと思い返しながらリストアップしてみましたが、

 

 

「茨城のあおり運転暴行の犯人が特定された!○○県に住む△△って女だ!」

「東名あおり運転の犯人の勤務先は○○建設工業だ!」

「熊本地震で動物園のライオンが逃げたぞ!」

「刃物で刺された人がいます!犯人はまだ捕まってません!町田市です!」

「ドラえもん募金は被災地には届かず朝鮮に流れる!」

「京セラドームに亀裂が入ってる」

「震災でコスモ石油が爆発して石油の雨が降ってるので外出しないように」

「放射能を防ぐためにイソジンを飲め」

「カンニング竹山がコンビ名のままなのは、いまでも亡くなった相方の家族に給料を半分渡しているから」

「献血ルームでO型とAB型Rhマイナスの血液が足りない!協力お願いします!」

「パイプユニッシュは水道管を傷つけるから使うな」

「ツイッター有料化するぞ」

 

 

これらは全部デマです。

ぜーんぶデマ。

 

でも、それにも関わらず相当な数のリツイートがされて拡散されてしまいました。

たしかに中には思わずリツイートしてしまいそうな情報もあったりしますね。

こちらの正義感を煽ってくるヤツとかは余計にタチが悪い。。。

 

 

 

わぁぁぁん!

流れてくる情報の真偽が怪しいよ!

RTしたいこともRTできないこんな世の中じゃポイズンだよ!

 

 

ってあなた、

 

インターネット、とくにSNSとの付き合い方が簡単になる魔法の言葉がございます。

 

 

 

それは『と、言っている人がいるね』という言葉です。

 

 

 

使い方は超簡単。

SNSなどで見かける情報すべてのケツにこの言葉をつけるだけ。

 

 

「茨城のあおり運転暴行の犯人が特定された!○○県に住む△△って女だ!」と、言っている人がいるね。

「東名あおり運転の犯人の勤務先は○○建設工業だ!」と、言っている人がいるね。

「熊本地震で動物園のライオンが逃げたぞ!」と、言っている人がいるね。

「刃物で刺された人がいます!犯人はまだ捕まってません!町田市です!」と、言っている人がいるね。

「ドラえもん募金は被災地には届かず朝鮮に流れる!」と、言っている人がいるね。

 

 

どうです?

気持ち的にすごい楽じゃありません?ヽ( ´¬`)ノ

 

 

これはもたらされた情報に対してダイレクトに向き合わずに、

「へー、そういうこと言ってる人がいるなぁ」と一歩距離を置いたところで向き合う手法です。

 

生活の中で流れてくる情報の中にはウソが多い以上、それらを疑っていかなきゃいけないんですが、

その数は膨大ですし、毎回毎回真偽を探ってると疲れちゃいます。

1日なんて24時間しかないわけで、いちいちそんなことやってらんないですしね。

 

だから、信じる信じないとか考える前にまず「そういうこと言ってる人がいるな」ってレベルで止めちゃう。

信じるわけでもない、疑うわけでもない。

ただ「そういう情報がある」って認識で止めちゃうだけの話です。

 

 

もし自分にとってその情報が「自分の手で真偽を確かめておくべき重要情報」だった場合は、

納得がいくまでその情報を精査して真偽を確かめていけばいいと思います。

自宅の近所で「事件があったぞ!」とか、いまこれから自分が買おうとしてる商品について「これは詐欺商品だぞ!」とか。

そういう自分にダイレクトに関係する情報だけを気にして真偽を探りにいけばOK。

 

 

逆にそれ以外の情報だった場合、

たとえば「先日のあの事件の犯人は○○って名前だ!」とか、

「芸能人の△△がこんなひどいこと発言したぞ!」とか、

はっきり言って、こういうのって自分の生活へ直結しないですよね?

 

そういう情報については、全部ケツに「と、言っている人がいるね」をつけて静観でOKでしょう。

自分に縁のない情報にわざわざガブリと食いつく必要はありません。

 

 

 

情報化社会なんて言葉が一昔前に現れましたが、いまはそれさえも遥かに凌駕した「超絶情報化社会」です。

有益な情報がいっぱいあることには何の文句もないんですけどね、

どこでも誰でも情報を発信するのが簡単になったせいで、

その中には誤ったモノや悪意のあるモノもあふれかえっています。

 

それらの情報にいちいち向き合っているとしんどくてしかたありません。

ましてやデマ情報に振り回されてしまったり、

真に受けてRTして誰かを傷つけてしまったり、

さらにそのせいで自分が罪に問われてしまったりしてたら、

そんなの不毛なことこの上ないです。

 

自分とちょっと遠い情報には片っ端から「と、言ってる人がいるね」をケツにつけて、

それらの情報とほどよい距離で向き合いましょう。

 

 

 

「と、言っている人がいるね」は魔法の言葉。

 

したらな!

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