【映画】ジョーズ4 復讐篇

ジョーズ4 復讐篇

 

育児で映画館とか行けるわけねーべな人の強い味方、Amazonプライム!

今回も前回に引き続きサメ映画でございます。

 

 

ジョーズ4 復讐篇を観たよ!

 

 

こちらも前回のジョーズ3と同様、Amazonプライムでの配信が今月までだったもので。

まぁ、どうせ数カ月経てばしれっとラインナップに入ってるんだろうけどね。

映画系サブスクも旧作は永久アーカイブだと嬉しいんだけどなぁ。

いろいろ大人の都合で難しいんだろうか。

 

 

 

はい、この『ジョーズ4 復讐篇』。

ジョーズシリーズの完結編になります。

 

実は本作、最初は『ジョーズ’87 復讐篇』という邦題がついておりました。

しかしその後『ジョーズ’96 虐殺篇』『ジョーズ’98 激流篇』という、本シリーズとはまったく無関係なパチモンが登場。

そのため本作は後になって『ジョーズ4 復讐篇』という正式なナンバリングに邦題を変更した経緯があります。

これ知らなきゃ騙されるよね(汗)

 

俺も子供の頃は虐殺篇や激流篇は正式なジョーズ続編だと思って観てしまいました。。。

マジで邦題名付ける担当の人、一回干されてほしい。

 

 

 

はい、『ジョーズ4 復讐篇』あらすじ!

ネタバレしまくりなので、知りたくない人はそっとブラウザ閉じてね!

(いまさらこの作品のネタバレ避ける人は皆無だろうけどw)

 

 

 

『2』のサメ騒動以来、平和の戻ったアミティ市ではエレン・ブロディとその息子ショーンが暮らしていた。

すでに夫であるマーティン・ブロディは心臓発作で他界してしまっていた。

 

ショーンはアミティ市で保安官になっていた。

しかし深夜に港内で流木除去をしていたショーンはサメに襲われてしまい、無残に命を落としてしまう。

 

弟の訃報を聞いた兄マイクは、精神的ショックを受けてしまったエレンの事を気にかけ、

自分がいま住んでいるバハマに来て一緒に住むようにエレンを誘う。

バハマの熱帯の海にはホオジロザメは生息していないため安全なのだ。

 

しかし、貝採集の仕事をしている最中のマイクの前になんとホオジロザメが現れ、その襲撃を受けてしまう。

さらにマイクの娘のテアまでもがエレンの目の前でサメによって危険な目にあってしまう。

エレンは、サメが復讐のために自分達を追ってきていると確信し、単身船で沖へと向かう。

それを知ったマイク、セスナ操縦士のホーギー、マイクの同僚ジェイクは、エレンを救うべくセスナでそれを追いかける。

 

サメに感電させる装置を飲み込ませ、その電流でひるんでいるところにエレンが舵を切った船のマストを突き刺し撃退。

エレンはブロディ家とサメとの長い戦いに終止符を打つ。

めでたしめでたし。

 

 

 

今回も主役はブロディ家の人間ですが、あの『1』『2』の主人公であったブロディ署長はすでに他界済み。

最終作にて、まさか奥さんが主役として描かれることになるとは誰が予測したでしょうか。

 

 

また『3』で主役を務めた息子マイクとショーンが出てきますが、

マイクとショーンは前作から俳優が代わっており、まったく違うビジュアルに。

そもそもマイクもショーンも前作とは違う女性とくっついてるし。

マイクがアクアパークで働いていた設定も、ショーンがカウボーイだった設定も空の彼方にいってしまった模様。

 

もしかして、制作サイドは『3』をなかったことにしたいのでは?

作り手側からしたあの作品はら黒歴史だったのかもですね(苦笑)

 

 

テイスト的には大ヒットした『1』に近いものがあると思います。

親子、夫婦、恋人それぞれの家族愛のようなものが重点的に描かれており、

「ただモンスターを倒すだけのホラー映画」とは違った仕上がりになっています。

『1』と並んでヒューマン色が強い印象。

 

それ以外のシーンも評価できる部分は多いです。

 

『1』からずっと出ていた弟ショーンが冒頭で惨殺されてしまうのはけっこう衝撃的。

沈没船の中でのマイクとサメの攻防は面白いし、

『1』で親子で動作をまねるシーンを今作でリフレインしているのにはちょっとホロリ。

マイクとジェイクがサメ調査に乗り出しているシーンも『1』の男3人衆のやりとりに近いものがあって、映画として普通に楽しめます。

個人的にはジョーズシリーズでは『1』の次に評価できる作品かと。

 

 

 

ただし、そのぶん残念なのはサメの出来栄えですね。

とにかく、とにかく、ショボイです。

なんかサメなのにお肌ツヤツヤしてるし。

 

サメのゴム感がすごいのな。。。

 

 

↑ちなみに浅草にはゴム喫茶なるものがあります。

 

 

以前までの作品のように実際のホオジロザメの映像を混ぜたりもしていないらしく、

ロボット撮影によるサメの動きがどうしても緩慢で、襲われているシーンの緊迫感に欠けます。

 

 

あとサメがブロディ一家のみをターゲットにしているんですよね。

なので、ほかのメンバーにはほとんど危害を加えにいきません。

サメの犠牲者が極端に少ないのもこの作品の人気が低い理由のひとつかもですね。

派手なパニックホラー殺戮要素を求める人にとってはちょっと肩透かし。

 

 

そしてラストシーンが、ねぇ。。。

マストで刺してなぜサメが爆発するのが。

しかもカット割りがぐちゃぐちゃしていて、何が起こったかよくわかんない感じで決着がついています。

サメの爆発カットに『1』の使い回し混ざってるし。

シリーズ完結編のフィニッシュがこれって、そりゃないぜよ ヽ(´Д` lll)ノ

 

 

 

ほい、ついでなんでサメ好きとして登場するサメの種類についても言及。

 

主役となるサメはやはりホオジロザメ。

ブロディ一家への復讐に燃えるサメなんで、同じホオジロザメであることは当然(笑)

 

今作の個体は劇中でその大きさについては説明がありませんでしたが、

見た感じだと『1』と同じくらいの大きさかな?

『1』を踏襲しているのであれば8メートル級でしょうか。

 

 

今回のサメの一番のムチャクチャは、前述したとおり「サメがブロディ一家に復讐している」という点。

ブロディ家の人間が海に入ると、マジでテレポートレベルでやってきます。

しかも本来ホオジロザメが住まないような熱帯の海にまで追いかけてくる始末。

ブロディ一家の人間はなんか特殊な体臭が出ているのだろうか。

 

サメがブロディ一家を的確に識別できる理由は説明ゼロだし、

そもそもこのジョーズシリーズではどの作品でもサメにはきっちりトドメを刺しています。

この復讐に燃えているサメさんは、いったいどこからやってきたんでしょうか?

 

サメ界隈で回覧板でも回してんのかな?

「三丁目の田中さんが、またあの一家に殺されました!許すまじ!」みたいな。

ツッコミどころが多い設定は、話にのめり込む際には大きなノイズになっちゃいますね。

リアリティ大事。

 

 

まぁ、ジョーズシリーズ完結作としては観ておいたほうがいい映画かも。

『1』の内容忘れちゃってる人は一回『1』観直してから本作観るのを強く推奨。

制作者の『1』へのリスペクトがすごく伝わってきますよ。

ラストシーン以外は。

 

 

ちなみに主役のエレンを演じたロレイン・ゲイリーはこの作品後引退。

そしてエレンの孫を演じたジュディス・バーシちゃんは、映画完成翌年にアル中の父親に母親もろとも銃殺されてしまったとのこと。

映画を観るうえで俳優本人の身の上の事柄を配慮するのはあれですが、やはり観ていていたたまれない気持ちになるのも確か。

ジュディス・バーシちゃんのご冥福をお祈りいたします。

 

 

『ジョーズ4 復讐篇』ご興味あればどうぞ。

したらな!

 

 

 

 

あとAmazonプライムさん。

映画の説明文が・・・

 

jaws4

jaws4

 

楽しいパイロットって何?(笑)

 

 


ジョーズ4 復讐篇

旧邦題:ジョーズ’87 復讐篇
原題: JAWS The Revenge

1987年 アメリカ公開
脚本: マイケル・デ・ガズマン
監督: ジョセフ・サージェント
キャスト: ロレイン・ゲイリー、マイケル・ケイン、ランス・ゲスト、カレン・ヤング、ジュディス・バーシ、ミッチェル・アンダーソン、マリオ・ヴァン・ピーブルズ、リン・ホイットフィールド、ほか
登場するサメ: ホオジロザメ

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