アナコンダ2
梅雨明けしたと思ったら32度オーバーの猛暑日の連続。
1歳児連れて外出するのも憚られるので、ここは家の中でおとなしくNetflixだぜっ!
ってことで、久々に映画紹介の回。
今回は「アナコンダ2」を観たよ!
相変わらずすぐB級モンスターパニック映画に走る私。
いや、子供の面倒見ながらだと落ち着いた映画ってホント見れないのよ。
いつ一時停止ボタンを押さなきゃいけなくなるかわかんないので、沈黙の芝居の間とか吟味する系の邦画はマジムリ。
気軽に見やすいのよ、B級モンスターパニックって。
はい、てなわけで今回観た「アナコンダ2」。
このシリーズはモンスターパニック映画としてはまぁまぁ有名ですよね。
前作「アナコンダ」は評判良かったし、金曜ロードショーなどの地上波でもよく流れていたような気がします。
悪役で出てたジョン・ヴォイトが巨大なヘビに喰われ、しかも途中で吐き出されて溶けかけてるけどまだ生きててまばたきしてるあの姿はなかなかインパクトありました。
今回その続編である「アナコンダ2」。
はい、あらすじ!
舞台はマレーシアのボルネオ島。不老不死の成分を持つ幻の蘭の花を探してジャングルに行ったら、アナコンダがみんなその蘭のせいで長生きして巨大化してて襲ってきてギャァァァーーー!ってなって、さらにこんな場所もう帰ろうぜって言ってるのに仲間の一人が金に目がくらんで探検を強引に進めてもっとギャァァーーーーッ!って感じのお話。
B級モンスターパニック好きには、もはやこのあらすじだけで十分なはず(暴言)。
こういうモンスターパニック映画の「2」で名作だったケースなんてほぼほぼ皆無なんですが、
「アナコンダ2」は意外に楽しめました。
もちろんB級感は要所要所に散見されますけどね。
冒頭でジャングル内にトラが出てきますが、ボルネオ島にはトラいません。
っていうか、そもそもボルネオ島にアナコンダいません。
設定がスタート地点から破たん ( ゚ェ゚)
うん、これもB級モンスターパニックの醍醐味さ!
序盤は探索チームの人間模様の描写がしばらく続くのでやや退屈です。
しかもみんなけっこう人間性に問題があって、共感できるキャラが少ないんですよねぇ。
自信家、皮肉屋、女たらし、金の亡者、etc.
ジョニー・メスナーが演じる主人公ビルでさえも普通に金に目がくらんでるという(笑)
そんな中で主人公の部下であるトランは、アジア系の優しい無口マッチョで唯一の救いだけど、
モンスターパニック映画でこの系統の人が最後まで生き残ったのを見たことがないという事実。
良いやつだけど中盤で死んじゃうんだろうなぁと思ってたら、やっぱ死んだ(笑)
ああ、生き残ってほしかったぜトラン。
前半の人間模様シーンが過ぎたあとは、
逆にアナコンダがけっこういいテンポで探検チームを襲い始めます。
(なんだ、いいテンポで襲うって)
ちなみにこのアナコンダ2、安全地帯がないことがホラー映画として高ポイントなのかも。
船が大破したあとは探検チームはずっとジャングルの中を進むことになります。
茂みも水中もアナコンダの得意ゾーンなので、常に誰かが突然襲われるので緊張感が途絶えません。
だから中盤以降は中だるみもなく展開もテンポよく感じるのかもね。
ちなみに肝心のアナコンダはフルCGらしいけど、CGの出来は十分合格点。
ヘビ特有の静と動の差でしっかり恐怖感出せてるし。
合格点過ぎてB級の域を出てしまっているのが問題に感じるぐらい(笑)
残念だったのはラストシーンが夜であるせいで絵が暗いこと。
せっかくうじゃうじゃアナコンダが出てるんだから、もうちょっと明かり足してくれてもよかったなぁと。
あとこれまで頼もしかった主人公の空気感よ。
ラストシーンはヒロインとモブキャラしか活躍してない(笑)
アナコンダ撃破後は、「こっちをいけば近道だぞ」「やめろー!」の天丼でエンドロールに入る最高のB級感。
うむ、お腹いっぱいでごわす。
ゴチソウサマ。
アナコンダ、1も2もなかなか面白いのでまだの人はぜひ―。
3と4もあるけどこっちは黒歴史なので覚悟のある人だけどうぞ!(爆)
アナコンダ2
2004年アメリカ制作
監督: ドワイト・リトル
脚本: ハンス・バウアー
製作: ヴァーナ・ハラー
キャスト: ジョニー・メスナー、ケイディー・ストリックランド、マシュー・マースデン
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