アザーズ -捕食者-
育児で外出しづらい方の強い味方、Netflix!
今回は「アザーズ -捕食者-」を観たよ!
地下研究施設にモンスターが現れて、それを知らずに突入した特殊部隊の運命は!?
といった感じの、いかにもなB級モンスターパニック映画でございます。
いつものワタクシの大好物なジャンル。
ちなみに原題は「SEAL Patrol」らしい。
兵隊のパトロール・・・?
めずらしいね、原題のほうがダサイパターンって。
ではさっそく、あらすじ。
完全にネタバレなので、万が一これから楽しみに観る予定の人がいればスルーでよろ。
アメリカの大企業であるクロムウェル社。
クロムウェル社はカザフスタンの秘密の地下施設にて独自の研究を進めていた。
しかし、ある日突然その施設との連絡が途絶えてしまう。
クロムウェル社は、傭兵部隊「ブラックジャックス」に地下施設の調査を依頼。
ブラックジャックスは、離れた人の存在を感知できる霊能力者リサとともに現地へ向かう。
地下施設への入り口となっている偽装の建物は現地のテロリストに制圧されていたが、
ブラックジャックスはそれを難なく殲滅。
隊員たちは地下施設へ突入していく。
研究施設内には人の気配はなく、ところどころに血痕だけが残されていた。
リサが唯一感じ取った生存者の気配をたどっていったところ、密室に閉じこもっていた博士を発見する。
博士の話によると、この研究所では別世界のエネルギーを抽出する実験をしていて、その装置のパワーを上げたら未知のモンスターが出現し、研究員を次々と襲っていったという。
そのとき、別行動にて通信室にいた隊員2人がモンスターに襲撃を受ける。
急いで全員で合流したブラックジャックスだったが、襲われた1人は命を落としてしまっていた。
さらに突然、クロムウェル社の社長が裏切ってしまう。
なんと外部で通信オペレーションを担当していた隊員を殺し、地下基地との通信を封鎖。
さらに地下施設の秘密を隠ぺいしようと基地の自爆装置を起動させてしまう。
爆破まで10分、絶体絶命の隊員たち。
谷へ抜ける非常用通路を目指して進んでいくが、途中でモンスターの襲撃を受けて次々に命を落としていく隊員たち。
生き残った隊員たちは爆破寸前のタイミングでなんとか脱出に成功し、モンスターは爆発の炎の中に。
数か月後、主人公は裏切ったクロムウェル社の社長を暗殺。
おしまい
うん、ふつうにダメ映画でしたァーーーん!
全部で80分しかないんですよ、この映画。
なのに、なぜかメインの地下施設突入までに40分もかかっているという。
冒頭の主人公の入隊試験シーンとか、テロリストと対峙する人間VS人間のシーンで時間取り過ぎィ!
しかも困ったことに、地下施設突入後のシーンが盛り上がらな過ぎてね。
こういったモンスターと関係ないシーンの方が作品としてまだ見れるっていう本末転倒っぷり。
もはやそれモンスターパニック映画ではない(汗)
そもそもモンスターがちょっとパンチ弱いよねぇ。
なんか「異世界エネルギー抽出装置をフルパワーにしたら出てきちゃった異世界モンスター」って設定もなんだかアレだし(そもそも詳しいことは語られていない)、
異世界から来たわりにはモンスターのビジュアルはワニ系の何の面白味もないデザインだし。
そもそもラストシーンまでまともに姿見せないし(笑)
皮膚が硬くて銃が効かないって言ってるのに、むやみに銃を撃ち続ける隊員たちもね。
凄腕の傭兵部隊って設定で物語スタートしてるんだから、目を狙うとか、口の中を狙うとかあるだろうに。
ひたすら長い無駄撃ちシーンとかやめれてけれ。
しかもそんな状況で横から別の隊員が撃ったスナイパーライフルはなぜか一撃必殺。
ご都合主義が過ぎるゥ!!
あと、霊能力者であるリサの存在意義がまったくないのな(笑)
テロリスト殲滅するときや、博士の初期位置がわかって役に立ったねぐらいの描写しかなくて、脚本にこの役を組み込む必然性が1ミリも感じられない。
いったい霊能力設定で何をしたかったんだろう・・・。
でもって、演出が全体的に厨二臭いのもねぇ。。。
しつこいぐらいに繰り返されるストップモーションの演出、
「事件○○時間前」というテロップの演出は、見ていておなかいっぱいになっちゃった。
序盤で「やる気があるかどうかだ」っていう隊長のセリフをまるで名言のようにラストシーンでも使っているけど、そもそもこの隊長、劇中で全体的に無能で、性格は自己中、命令もバカ丸出しだったんだよなぁ。
そんな人のセリフでラスト締められても、ぜんぜん納得できーーーん!
B級おバカ映画は好きだけど、この「アザーズ -捕食者-」については、ちょっとクオリティがアレ過ぎておバカ映画にもなっていない残念作品でした。
次いこ、次っ!
アザーズ -捕食者-
監督:ニコラス・アーロン・メッツァナット
脚本:ニコラス・アーロン・メッツァナット、ジョシュア・リングル
撮影:エド・ルーカス
音楽:フリッパー・ダルトン
製作:ブレット・ドノフー、ジョシュア・リングル
製作総指揮:D・アラン・グラハム
キャスト:クリスティーナ・アナパウ、リッチ・マクドナルド、ジェームズ・C・バーンズ、ブレット・ドノフー、エリック・ロバーツ
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