【映画】MEG ザ・モンスター

MEG ザ・モンスター

 

 

育児で映画館なんかゆっくり行ってられねーよ!的な人の強い味方、Netflix!

今回も飽きるところを知らずサメ映画でございます。

はい、今回は『MEG ザ・モンスター』だよ!

 

 

去年ぐらいにNetflixで配信始まったときにすぐに観たので、ちょっと時間が空いての今更レビューですが。

でも映画としてクオリティ高くて面白かったせいか、内容もけっこう鮮明に覚えていて。

 

いつもアホっぽい作品は内容すぐ忘れるのにね(笑)

脳みそさんは覚えておくべきことはちゃんと自動で選別してるみたい。

よくできてるなぁ。

 

 

 

さて、この『MEG ザ・モンスター』、

 

 

MEGザモンスター

画像引用:映画『MEG ザ・モンスター』本予告【HD】

 

日本でも映画館上映の際にテレビCMがガンガン打たれていたので、知っている人も多いんじゃないかと。

なんせアメリカと中国の合作で、制作にもプロモにも大金が注ぎ込まれています。

直近で制作されたサメ映画としては、かなり異質で飛び抜けているといってもいいでしょう。

(っていうか、ほかのサメ映画がお金かけなすぎw)

 

 

早速あらすじいってみよー!

ネタバレしまくりなのでご注意を!

 

 

 

レスキュー隊員を務めていた主人公ジョナス。

事故を起こした潜水艦救助作業の任務に就いていたところ、作業中に謎の巨大な生き物に遭遇してしまう。

その生物の影響で潜水艦の船体が限界に到達してしまったため、

ジョナスは数名の要救助者を残したままハッチを閉めて脱出することを余儀なくされる。

 

事故の責任を問われたことと、仲間を見捨てたことの自責の念に駆られたジョナスは、

退職してタイに移住し、そこで静かに暮らしていた。

 

それから5年後—。

場所は上海沖の海上基地。

そこに努める研究者たちは、マリアナ海溝の底にある未知の空間の探索を目的として研究を続けていた。

 

謎のサメが生きている深海

 

ついにジョナスの元妻モーリーは海底探査艇に乗って未知の空間への突入に成功した。

世紀の大発見だと喜ぶメンバーだったが、なんとそこに謎の巨大な生物が現れて探査艇に衝突。

探査艇は身動きが取れなくなってしまう。

 

探査艇の酸素が持つのは18時間。

海上にいた研究者たちはかつての仲間であるジョナスに白羽の矢を立てる。

元妻の危機を知ったジョナス海上基地に向かう。

 

そのとき研究者の一人であるスーインは単独行動で小型潜水艇を使い、先に海底へ救助に向かっていた。

モーリー達の元にたどりついたスーインだったが、巨大イカの襲撃を受けてピンチ。

さらにその巨大イカを丸呑みしてしまう巨大なサメが現れ、さらに絶体絶命のピンチ。

 

現場にたどりついたジョナスは、先にスーインの船を逃がし、モーリーの船の救助にあたる。

モーリーの船に連結して一人ずつ救助に当たっていたジョナスだったが、そこに再びサメが襲撃。

日本人クルーが己の身をおとりにすることで、ジョナス達は難を逃れて海上へ逃げることに成功する。

 

海上基地に帰還できたクルー達だったが、ほっとするのも束の間、

なんと海底の巨大ザメもその後海面近くまで浮上してきたことが判明。

退治するべきだと判断したジョナスたちは巨大ザメを追跡する。

 

発見した巨大ザメに発信機を打ち込み、

さらに毒銛を使うことで巨大ザメの退治に成功するジョナス。

退治に成功したことで大盛り上がりのクルー達。

 

しかし、そこに現れたのはなんとさらに大型の巨大ザメ。

新たに現れた巨大ザメは、仕留めた先ほどのサメに食らいつき、ジョナス達の船を一撃で転覆させる。

その後もサメの襲撃は続き、多くのクルーが命を失ってしまう。

 

なんとか研究所に逃れることができなジョナスたち。

サメがリゾートビーチに向かっていることを知った彼らはサメの追跡を開始、

クジラの鳴き声のデータを使うことでサメを自分たちのほうへ誘導する。

 

潜水艇でサメに挑むジョナス。

激闘の末に船を破壊されたジョナスは、なんとサメに対して肉弾戦を挑み、

その目に銛を突き立てたり、腹部に機械部品を刺し込んだりと善戦。

 

巨大ザメが最後の反撃に出て絶体絶命のジョナスだったが、

そこに現れたのは近海にいたホオジロザメなどの別のサメたち。

巨大ザメを敵とみなした彼らによって攻撃を受け、巨大ザメは海の藻屑に。

 

めでたしめでたし。

 

 

 

 

はい、とりあえずここ数年のサメ映画の中では一番のアタリといって過言でないと思います。

 

 

2016年の『ロストバケーション』、2017年の『海底47m』も良作ですが、

万人受けするアクションエンターテイメント映画としては頭一つ出てるんじゃないでしょうか。

サメ映画フリーク以外の方にも普通におすすめできる良作です。

 

 

巨大ザメ

画像引用:映画『MEG ザ・モンスター』本予告【HD】

 

Wikipediaによると、本作の制作の話は20年前ぐらいからあったみたいですね。

 

しかし脚本に起こしたときに、一人目の脚本家は質が悪かった、二人目の脚本家も質が悪かった、三人目の脚本家は脚色がすごかった、四人目の脚本家は完全に原作無視だった、なんてことが続き、何度もお蔵入りの危機を迎えながらようやく完成にこぎつけたそうです。

映画完成自体もパニックホラーみたいなハラハラ展開だったってのはちょっとウケる(笑)

 

 

それだけ脚本にこだわったかいがあってか、ストーリーはかなりしっかりしてる印象。

なっていうかね、視聴者が集中力切らすような無駄なシーンがまったくないのですよ。

 

 

導入の潜水艦救助シーンでは、深海という圧迫感と緊張感のある中でのレスキューシーン、謎の巨大生物の顔見せ、そして救助に失敗する主人公の苦悩と、いきなり要素てんこもり。

 

次は未知の海底へ挑む研究者たちのアドベンチャー的展開。

そこに再び現れる巨大生物と、脱出不可能になるクルー。

ハラハラする脱出劇の後に一息ついたと思ったら、すぐに発生するサメの再襲撃。

サメを退治したと思った直後の新たな脅威の出現。

圧倒的な怪物を前に具体的な対策も講じることができていないのに、サメがビーチへ向かっているという絶望。

最後まで息をつかせぬサメとの死闘。

 

 

こんな感じで、視聴者を前のめりにさせ続ける流れがしっかりできてるんですよね。

作品自体は1時間50分の尺ですが、そんな短いとは思えないぐらいに中身が詰まっています。

観終わった後はなかなかの疲労感(心地よい意味でね)。

 

 

ジェイソンステイサム

 

主演は我らが兄貴、ジェイソン・ステイサム。

元飛び込み選手という異色の経歴を持つ屈指のアクション俳優。

本作品の撮影時点で49歳って信じられないですね。

 

本編で彼のシャワーシーンがありますが、マジで筋肉やばいです。

普通サメ映画のサービスシーンは水着美女が相場と決まっているんですけどね。

本作は彼の裸体こそがサービスシーンであるといえよう。

制作側からそんな意思が見受けられます(笑)

 

この人150歳ぐらいまでこの肉体で活動してそう。

やばいぜジェイソン・ステイサム。

 

 

 

そんな兄貴と恋仲になるシングルマザーのヒロインは、リー・ビンビン。

 

映画のバイオハザードシリーズでエイダ演じてた人。

40代とは思えない美魔女女優さんですな。

本編では芯が強くありながらも、最終的には兄貴の逞しさに成す術もなくホの字となります。

この女優さん、この映画以降活動実績がないのはちょっと気になるところ。

 

 

 

あと海底探索で自己犠牲を見せた日本人研究者役としてマシ・オカ。

海外ドラマ『HEROS』が有名ですな。

家族への手紙を仲間に託して自らがオトリになるという、すげーいい役。

 

 

メガロドンが出てくるサメ映画

画像引用:映画『MEG ザ・モンスター』本予告【HD】

 

あと本作で登場するサメですが、サメの種はメガロドン。

数百万年前にすでに絶滅されたとされる大型の古代ザメです。

タイトルの「MEG」はこのMegalodonの「Meg」ですね。

 

劇中のサイズは1体目が20m級、2体目は30m級ってところでしょうか。

過去にもメガロドンが出てくるサメ映画はたくさんありましたが、ここまで大きな設定のものは珍しいかも。

(ちなみに実際のメガロドンは15メートル以下説が有力)

 

巨大すぎる時点で現実的なリアリティは欠けているかもですが、

ほかのサメ映画にあるような、特別知能が高かったり、陸上に上がったり、頭がいっぱいあったり、なんてことはございません。

純粋に巨大で獰猛に突進してくる化け物って感じですね。

ある意味、正統派といえば正統派なのかも(←何が?)

 

 

 

ステイサム

画像引用:映画『MEG ザ・モンスター』本予告【HD】

 

そんな本作の化け物メガロドンですが、

それと身ひとつで戦うステイサムのほうがよっぽど化け物と言えるのかも。

『MEG ザ・モンスター』という表題にあるモンスターは、ステイサムを指している説を俺は提唱したい。

 

 

あ、あとメガロドンに最後トドメを刺す役割として出てくるサメもたくさん。

こちらはざっと確認した感じだとホオジロザメ、シュモクザメ、イタチザメがいますな。

 

現実的にはこういったサメたちが「まだそこそこ元気な超大型のサメ」に直進的に挑んでいくかは疑問ではありますが。

たぶん周りを回遊して弱っていく姿を観察しながら距離を詰めていくのがリアル行動なんじゃないかと。

まぁ、そこはエンタメ映画ってことで納得しておくことにしましょう。

 

また、この既存種が亜種を退治する流れは『ジュラシックワールド』と共通するモノがありますな。

制作サイドはもしかしたらそのへん意識して作ったのかもね。

 

 

ほい、『MEG ザ・モンスター』。

普通のエンタメ映画としても、サメ映画としても十分に楽しめる高クオリティ作品です。

ホラーというよりはアクションやアドベンチャー的なテイストなので、怖いの苦手な方もぜひ。

 

 

どうやら続編も制作が決まったみたいで、2022年1月から撮影開始ですって。

しかも主演は再びジェイソン・ステイサム。

期待して待つことにしましょう!

『MEG ザ・モンスター』続編、2022年1月から撮影へ ─ 主演ジェイソン・ステイサムが明かす

 

したらな!

 


MEG ザ・モンスター

2018年アメリカ中国共同制作
監督: ジョン・タートルトーブ
脚本: ディーン・ジョーガリス
原作: スティーヴ・オルテン『Meg: A Novel of Deep Terror』
製作総指揮: ジェラルド・R・モーレン
キャスト: ジェイソン・ステイサム、リー・ビンビン、レイン・ウィルソン、ルビー・ローズ、ウィンストン・チャオ、クリフ・カーティス

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コメント

  1. さめざめ より:

    サメ映画の中で一番好きです




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