【映画】新感染半島 ファイナル・ステージ

【映画】新感染半島 ファイナル・ステージ

新感染半島 ファイナル・ステージ

 

 

育児で映画館なんか行くヒマねーぜ!な人の強い味方Netflix!

今回は新感染半島 ファイナル・ステージを観たよ!

 

 

はい、本作は私がイチオシの韓国ゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』の正式続編でございます。

前作から4年後の世界での物語。

 

 

いやね、前作がめちゃくちゃ名作だったものでね、

正直言って続編の報が出たときに逆に不安のほうが大きかったんですよねー。

 

前作は、ゾンビによるバイオハザードの中でプサンへ向かう列車、

その閉鎖空間で生き残るために必死に抗う親子の物語って感じでした。

主人公は身を呈して娘を守り、娘は軍に無事に保護されるところでエピソードが完結しています。

だから「その4年後の話を違う主人公でやりまーす」って聞いたとき、

名作の名を借りた凡作になりそうな不安がありありで。

 

 

さぁ、どんな作品に仕上がっていることやら。

 

 

あらすじいってみましょー!

例によって以後ネタバレしまくりなのでご注意を!

 

 

 

新感染半島ファイナルステージ

画像引用:映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』予告編

 

人々が次々とゾンビになってしまうパンデミックが起きた韓国。

主人公ジョンソクは、避難のため姉夫婦とその甥とともに車を港に向けて走らせていた。

 

途中で助けを求める家族に遭遇するが、その父親の胸元には感染を疑わせるような出血の跡が。

車にこれ以上人を乗せることもできなかったため、

ジョンソクは見捨てることが一番合理的な判断であると考え、家族を見捨てて車を走らせる。

 

港には軍が指揮する避難船が用意されていた。

避難船に乗ったジョンソクたちだったが、客室で男性が発症しゾンビ化してしまい次々に人を襲う。

感染してしまった我が子を前に立ち尽くす姉を動かせず、苦渋の決断で扉を閉める判断をするジョンソク。

義兄チョルミンは絶叫しながら妻と子を助けに行こうとするが、ジョンソクは苦悶の表情でそれを止める。

 

それから4年後―

 

パンデミックは韓国国内全土に及び、韓国は全世界から隔離されていた。

また韓国から避難してきた人間は香港のスラム街に難民扱いで集められ、

ジョンソクやチョルミンも劣悪な環境で生活を強いられていた。

二人は希望も目標も失い、ただ廃人のように生きているだけだった。

 

そんな二人のもとにマフィアから一つの依頼が舞い込む。

韓国に極秘潜入してドル札を集めていたマフィアの部下が全滅してしまい、

そこに金を積んだトラックが放置されたままになっているため、それを回収してこいとのこと。

チョルミンは人生をやり直すためにその話に乗り、ジョンソクもそれに従う。

 

潜入メンバーはマフィアの手ほどきで韓国国内に侵入。

うまく目的のトラックを見つけたジョンソクたちだったが、

そこに現れたのは国内で生き延び略奪を繰り返す無法者集団「631部隊」だった。

631部隊の罠でメンバー2人は死亡、チョルミンは捕獲され、ジョンソクはゾンビに囲まれ絶体絶命。

 

そのジョンソクの前に、車に乗った姉妹ジュニ&ユジンが登場。

ジョンソクを乗せた車はゾンビを跳ね飛ばし、彼女たちの母ミンジョンがいるアジトへ。

そこでジョンソクは、この家族が4年前の避難道中で自分が見捨てた家族であることに気づく。

 

金が積まれたトラックをマフィアに届ければ国内から脱出できることを伝えるジョンソク。

ジョンソク達はトラックとチョルミンを取り戻すため、マフィアの基地に潜入を試みる―

 

 

 

って感じのお話。

 

 

 

対ゾンビ

画像引用:映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』予告編

 

えーと、結論から言えば前作とは別ジャンルとして面白かったです。

 

 

 

なんていうかね、今回は完全にアクション映画ですね。

パニックホラーとはまた違うテイスト。

 

 

 

元軍人ジョンソク

画像引用:映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』予告編

 

とにかくジョンソクが無敵すぎる。

 

元軍人設定で、ゾンビ数人程度なら余裕でちぎっては投げ、ちぎっては投げ。

そして持っている銃で正確にヘッドショットをパンパン。

絶対に死なないマンなチート主人公なのです。

しかもイケメンときたもんだ。

 

 

前作の主人公だったソグは軟弱サラリーマンでしたもんね。

運動神経なんて中の下レベルで、序盤は自分と娘が助かることだけしか視野にない平凡な人間でした。

その平凡さゆえにゾンビに襲われたときのハラハラ感はすごい身近な感覚だったし、

ホラー映画として途切れない緊張感を演出していたんですけどね。

 

 

今作のジョンソクは気持ちいいぐらいに最強マンなので、ハラハラ感はほとんどなし。

対象となる敵もゾンビが半分、無法者と化した人間が半分といったところ。

いや、どちらかというと明確な敵は631部隊という人間であり、ゾンビは戦場におけるただの環境って感じかな。

また後述しますがカーアクションもすごいので、確実にジャンル的にはアクション映画です。

 

 

なので、同じゾンビ映画シリーズではありますが、

前作はリアルなホラー映画として楽しむもの、今作はアクション映画として楽しむものって位置づけで捉えたほうがよいでしょう。

前作と同じテイストを期待して観るとたぶん肩透かし喰らいます。

 

 

 

 

韓国ゾンビ映画

画像引用:映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』予告編

 

でもアクション映画だって前置きで観れば、超絶にワクワクできる名作。

 

 

世界観的には北斗の拳の世紀末的な雰囲気です。

メインの見せ場はジョンソクのアクションと、ジュニのカーチェイスシーン。

いろんなところで韓国版ゾンビ系マッドマックスって呼ばれてるみたいですが、まさにそのとおり(笑)

 

 

カーチェイス

画像引用:映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』予告編

 

カーチェイスシーンでは実撮とCGをうまく織り交ぜて、

ギリギリの死線を何度となくくぐり、これでもかというぐらいにゾンビをなぎ倒します。

ジュニが何歳の設定か知らないけど一体いつどこでこのドラテクを手に入れたのか。

(そもそもドリフトなんて石ころひとつの影響でスリップすると思うんだけど、そのへんはツッコまないルール)

 

 

 

631部隊

画像引用:映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』予告編

 

また631部隊の悪党どもは清々しいぐらいにザ・悪役なテンプレート。

ゾンビと捉えた奴隷を戦わせて賭けの対象にしたりしています。

4年間でここまで荒れた世界になるもんかね。。。

 

彼らの残虐性があるおかげで、逆にジョンソク側の正義が引き立っています。

前作も最後までしつこいド悪人がいたけど、韓国映画ってそういう手法多いのかな?

 

 

ちなみに監督は『AKIRA』『マッドマックス』『マッハGoGoGo』などから影響を受けたと言ってるそうで。

ノリで作っているのか、敵の車のホイールからトゲが出るシーンも。

実際にそんなホイールあったら、強度不安でホイールごと大破する気がしますが。

もう、そういう映画としてみてくれという意思表示なんでしょう(笑)

 

 

 

冬ソナにも出てた俳優

画像引用:映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』予告編

 

登場人物については、個人的にはおじいちゃん(クォン・ヘヒョ)が好きでした。

冬ソナにも出てた人。

 

ボケちゃってて架空の友人に電話する真似事ばかり繰り返していると思っていたら、

最後にその友人が実在してホントに助けに来るってのはちょっとニヤリとしちゃった。

ところどころの表情が陣内孝則さんに似てるよね?

 

 

 

ラストは、絶体絶命で自決をしようとするミンジョンを助けに向かうジョンソクに感動。

「合理的な判断」に捉われがちだった男が、その常識をかなぐり捨てて走る姿はとってもカッコイイ。

やっぱ主人公の成長って物語において重要ファクトだよ。

 

 

感動演出にスローモーション多用しすぎてややダレてるって意見がWebでは多かったけど、

個人的にはこれぐらい尺あっても全然いいんじゃないかなって思った。

 

突如起きたパンデミックの中で人々に見捨てられた逃げ遅れた親子が、

父親の死を目の当たりにしながらも絶望の環境の中で必死に生き残ってきた。

その4年間で一番の心の支えであった母が自決を踏みとどまり、生きるためにこちらに走ってくる。

視聴者として彼らの感情に寄り添い、その想いを想像するには、この尺が丁度よいと自分は思います。

 

家族愛

画像引用:映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』予告編

 

 

『新感染半島 ファイナル・ステージ』、

前作とは別物だけど、別物として面白い映画。

まぁ、どっちが好きかって聞かれれば前作ではあるけどね。

 

ヒューマン&ゾンビ映画が観たいなら前作を、

ゾンビ世界舞台の痛快アクション映画が観たいなら今作、って感じかな。

どちらも楽しめるのでお時間あればぜひー。

 


新感染半島 ファイナル・ステージ

2020年韓国制作
上映時間1時間56分

監督: ヨン・サンホ
脚本: リュ・ヨンゼ、ヨン・サンホ
製作: イ・ドンハ、キム・ヨンホ
キャスト: カン・ドンウォン、イ・ジョンヒョン、キム・ドユン、クォン・ヘヒョ、イ・レ、イ・イェウォン、キム・ミンジェ、ク・ギョファン

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